青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近のこと(2017/12/04~)

youtu.be ミツメの新曲「エスパー」が狂おしいほどに好き。バンドがこれまでに培ってきた数多のストロングポイントがギューっと集約されたような曲だ。そもそも「エスパー」というタイトルがいいし、新しくなったアーティスト写真だっていい。何もかもいいぞ…

渡辺梨加1st写真集『饒舌な眼差し』

器と魂の不一致。グループ屈指のパーフェクトビューティーなルックと、幼児のような魂。神様のうっかりミスとでも言うようなその”ズレ”が渡辺梨加(欅坂46)というアイドルの最大の魅力ではないだろうか。物言わぬアイドルである彼女が、心の底で何を考えて…

ドムドムバーガーというブルース

<A面> ドムドムバーガー、その響きだけで胸がトクンとなってしまう。あの空間こそ、私たちの”かつて”という気がする。1970年に出店した「ドムドムバーガー ダイエー原町田店」が日本で最初のハンバーガーショップである。これは『トリビアの泉』といったテ…

宮藤官九郎『監獄のお姫さま』8話

宮藤官九郎が描くテレビドラマはいつだって、社会からはみ出した者たちを描く。その”はみだし”は土地、学歴、年収、恋愛経験といった普遍的なコンプレックスに起因するものはもちろんだが、とりわけプロデューサー磯山晶と組むTBS制作クドカンドラマが常に主…

最近のこと(2017/11/27~)

月半ばに体調を崩してしまい、11月はほとんどブログを更新できなかった。ブログを開始してかれこれ7年ほど経つのですが(驚)、ここまで書かなかったのは初めての経験で、ちょっと焦ってしまった。どう書けばいいのか、わからなくなるのだ。文章というものは…

売野機子『ルポルタージュ』3巻

この3巻にして、売野機子の『ルポルタージュ』という作品は特別な領域に突入したように思う。まず、簡単にあらすじを説明しておこう。作品の舞台は2033年、そう遠くない未来の日本。90年代の恋愛ドラマブームの影響で恋愛結婚をした世代は、不仲・DV・セック…

最近のこと(2017/11/01~)

youtu.be Marker Starlingの新しい音源『Anchors&Ampersands』から。セルフカバー&カバー(ネッド・ドヒニーなど)をコンパイルした編集盤のような感じで、アルバムとしての緊張感のようなものには欠けるのですが、スムースでナイスなポップソングが詰まっ…

ロロ×キティエンターテインメント『父母姉僕弟君』

一度生まれた”好き”は消えない 故に、かつて発生した感情は、確実に未来へと繋がっている。古今東西のあらゆるボーイミーツガールを摂取した三浦直之が辿り着いたこの信念は、この『父母姉僕弟君』においては、”生まれることのなかった”子どもさえをも舞台の…

ザ・ダファー・ブラザーズ『ストレンジャー・シングス』シーズン2

どこか世界から虐げられたような者たちが、悪戦苦闘しながらも、彼らなりの”正しさ”でもって、物事を良き方向に物事を推し進めていく。そんな物語にたまらなく惹かれてしまう。これはもう、世界中の”子どもたち”がそうであるように、スティーヴン・スピルバ…

新しい地図『72時間ホンネテレビ』

毎日みんなで口にするのは「ああ あいつも来てればなぁ」って 本当に僕も同感だよ それだけが残念でしょうがないよ スチャダラパー「彼方からの手紙」 そこに”いない”と感じるってことは、実はむちゃくちゃ”いる”ということなのだ。『72時間ホンネテレビ』は…

最近のこと(2017/10/17~)

石田ゆり子のCMはいい。思わず、KIRIN FIREの缶コーヒー微糖(不味い)を購入してしまった。石田ゆり子にかかれば、あっという間に資本主義の犬である。今ならダイハツのムーブ(安全性能)もムロツヨシ(おもしろおじさん)も買えそう。石田ゆり子さんに今…

ラジオ「ハライチ岩井 フリートーク集」の凄味

突然ですが、2017年にリリースされた音源のベスト1が決定いたしました。「ハライチ岩井 フリートーク集」である。「ハライチのラジオがおもしろい」というのは何度も目にする文言でしたが、すでに放送が開始されているラジオ番組を新規で聞き始めるというの…

ほりぶん『牛久沼』

母娘が牛久沼で釣った立派な鰻を、町中の女達が奪い合う。そんな、およそ物語にはなり得なそうなあらすじだけの60分間を駆けめぐる。ほりぶん第4回公演『牛久沼』である。これが嘘みたいにおもしろい。ほりぶんの、と言うより鎌田順也の作る演劇はいつだって…

PUNPEE『Modern Times』

オープニングトラックの舞台は2015年。年老いたPUNPEEが、40年前にリリースされた自身のファーストアルバムを振り返るところから始まる。未来から過去への眼差しでもって、現在を紡ぎ出す。その構造は、サンプリングという過去の遺産を掘り下げる手法で花開…

宮藤官九郎『監獄のお姫さま』1話

TBSの「火曜ドラマ」枠に、満を持して宮藤官九郎が登場。出演女優陣の豪華さはもちろんのこと、企画・編成に磯山晶、メインチーフに金子文紀、とテレビドラマファンであればクレジットだけで涎をダラダラと垂らさずにはいられまい。あの『木更津キャッツアイ…

最近のこと(2017/10/09~)

長濱ねるのすべての画像の副題をワールドイズマインとしたい。長濱ねるさんのファースト写真集が12月に発売されるらしい。3冊買おう。ギリシャ撮影という渡辺梨加さんの写真集も当然楽しみ。しかし、急に寒くなった。とは言えもう10月も半分過ぎているのだか…

水曜日のダウンタウン「寝たら起きない王決定戦」

2017年10月11日放送の『水曜日のダウンタウン』の衝撃から抜け出せないでいる。PUNPEEの『MODERN TIMES』発売記念バージョンのOPもグッときてしまうし、冒頭の新企画「リアルスラムドッグミリオネア」もギャラクシー賞候補間違いなし。企画の発想力もさるこ…

ロロ『BGM』

高校演劇「いつ高シリーズ」、テレビドラマ『デリバリーお姉さんNEO』の成果かくやと言わんばかりに、三浦直之の書く会話がどこまでも瑞々しい。例えば、冒頭で泡之介が語る、金曜夜の恒例であった食事の為の家族ドライブの思い出。エピソードとして圧倒的に…

仙台ドライブ紀行

音楽を聞きながらドライブをして、そのゴールとしてロロ『BGM』の仙台公演を観る。ロードムービー劇である『BGM』を観た者ならば、誰もがひらめくであろうこのすばらしくてナイスチョイスな思いつきを、実行に踏み切ることにした。しかし、先週末からの体調…

『おじゃMAP!!』スペシャル「ザキヤマディレクターが撮る!! 香取慎吾&草彅剛の2人旅!!」

メンバー各々が単体で魅力的なのはもちろんなのだけども、やはりSMAPのメンバーが2人以上揃うと、その画面が異様にグルーヴするような感覚に陥る。なんてことない映像やトークでもずっと観ていられてしまう。もちろん、これはSMAPというグループへの思い入れ…

岡田恵和『ひよっこ』26週目「グッバイ、ナミダクン」

グッバイ、ナミダクン、また逢う日まで。半年間の放送を終えて1週間ほど経ちますが、まんまと『ひよっこ』ロスに陥っている。日に日に、『ひよっこ』という作品が私の中で大きくなっていくのを感じる。ちょっと遅くなってしまったのだけど、こうしちゃおれん…

最近のこと(2017/09/27~)

youtu.be SaToAの新曲「Light」のMVである。天才だ...メロディも歌唱もパーフェクトだけど、演奏の音色とフィーリングが最高×100。さて、10月になってしまった。ありきたりなことをペラペラと並び立てると、何をするにもちょうどいい素敵な季節が訪れた一方…

にゃんこスター「リズム縄跳び」の衝撃

かまいたちとさらば青春の光の熱戦は実に見応えがあった。さらば青春の光の森田にはブルースがある。売れて欲しいけど、売れない悲哀がより彼らをおもしろくしていきそうで、複雑な心持ちだ。しかし、あれだけ売れっ子であるアンガールズがルーザーの視点を…

藤岡拓太郎『夏がとまらない』

この最高の1冊が完成するまでの経緯をまとめたメイキングブログの中で、出版元であるナナロク社の村井光男が藤岡拓太郎作品をこんな風に評している。 藤岡さんの作品は全般に、いわゆる「あるある」ではなく、 むしろ、そんなひとたちはいない「ないない」な…

最近のこと(2017/09/16~)

8月が曇天続きだったせいなのか、9月にしては雨が少なかった気がする。例年より残暑も厳しくなかったが、上着を着るのはまだちと早い。「これはもう完璧に秋が来たな」という日に、パーカーとかカーディガンを羽織って出掛ける時の、あの得も言われぬポワン…

近藤聡乃『A子さんの恋人』4巻

『A子さんの恋人』の待望の新刊が発売。あぁ、おもしろい。巻を重ねるごとに加速度的におもしろいではありませんか。コマの隅の隅まで楽しませ、心の柔らかい場所をこれでもかと刺激する、魔術的1冊だ。この作品の魅力は多岐に渡る。簡潔かつ官能的な線とコ…

最近のこと(2017/09/02~)

全日本コーヒー商工組合連合会という実にくどい名前の団体のポスターがかわいかった。この夏、喫茶店によく貼ってあった。しかし、もう疑いようもなく秋である。毎年9月は残暑の中で「秋はどこへ行った?」と大騒ぎだったのだけども、今年は確かに秋が存在し…

小沢健二とSEKAI NO OWARI『フクロウの声が聞こえる』

約20年の空白を経て、小沢健二が再び表舞台にその姿を現した。しかも、とびきりの新曲を携えて、だ。もう「懐メロ出稼ぎおじさん」といったような揶揄は通用しないだろう。ニューシングルはまさかのSEKAI NO OWARIとのコラボレーション。度肝を抜く発想と行…

坂元裕二「朗読劇ーVOICE OF BOOK」第一夜『カラシニコフ不倫海峡』

『往復書簡 初恋と不倫』の出版を記念して、「朗読劇ーVOICE OF BOOK」が、テアトル新宿で上演された。二夜限定の催しの内の、第一夜『カラシニコフ不倫海峡』を目撃することができた。読み手は豊原功補と酒井若菜。この坂元裕二の朗読劇は2012年、2014年に…

ひめだまなぶ『クルマごっこ』

姫田真武(ひめだまなぶ)の作るアニメーションの中で、この『クルマごっこ』が1番好きだ。各地の映画館で作品上映前に流れていたようで、ゲリラ的に遭遇したこのアニメーションと歌が、頭から離れず困ったという人も少なくないのではないだろうか。そんな方…