2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧
青春ってさ、UFOを待ち続ける日々だと思わない? 隣にいる女の子がいい感じでそんなことを言う。「これはやれる」と確信した私は、「・・・あるいは」と返した。なんたって昨日読んだ村上春樹の小説の主人公はこの言葉でそれはもう都会的なセックスを楽しん…
あだち充のラブコメこそが至高。それこそ小学生の頃から大好きな作家なのだけども、歳を重ねるごとにその想いが強まっている。まさにキングオブラブコメディである。あだち充への考察と言いますと、『EPOCH TV』というシットコムにおける設楽統の台詞に尽き…
『ひよっこ』の新しい登場人物もすっかり好きになっています。漫画家志望の若者が部屋に「目指せ藤子不二雄!!」という紙を貼っていて、それだけでもう素晴らしいな、と思ってしまう。珍しく「最近のこと」を間隔開けずに書けました。何かこう梅雨で気分がパ…
心が荒れた時に読み返す本というのがあって、私にとってそれはこの『おしゃべりな時間割』という作品だ。1994年に『りぼん』で掲載されていた少女漫画で、作者は『姫ちゃんのりぼん』でお馴染みの水沢めぐみ。何故か私はこれを小学生時代からずっとバイブル…
マック・デマルコの歌うラブソングが好きだ。ヘロヘロになりながら、恰好つけている感じが泣ける。またしても「最近のこと」を1週間分くらい書きそびれてしまった。あんまり覚えていない。神宮球場に行って、スワローズ館山が西武打線にボコボコに打たれるの…
互いに妻と夫のある身でありながら、どうしようもないほどに惹かれ合い、結ばれてしまった北野(斎藤工)と紗和(上戸彩)。テレビドラマ版のラストではその罪を罰されるかのように業火に包まれた。あれから3年、北野との一切の接触を禁じられた紗和は、自ら…
前週の別れのセンチメンタルさから打って変わり、よりコメディ色の濃くなった10週目。それでもチャンネルが切り替わるようにスパっと変わってしまうのでなく、乙女寮の愛子さんが物語に居残り、次の舞台であるあかね荘にまで足を運ぶ。その侵食具合が素晴ら…
密集した高層アパートに微かに覗く”空”からカメラが下降していくと、地上に満島ひかりが佇んでいる。何やら神話めいたポーズ*1で、どこか郷愁を湛えながら天を仰ぐその姿に、”天使”的なニュアンスを嗅ぎ取ってしまうのは容易い。しかし、彼女は天に帰還する…
放送が開始して2ヶ月余りが過ぎますが、脅威のクオリティを保ち続けている。僅か15分の中で、必ずや観る者の涙腺を刺激してくる。とりわけ、9週目にあたる「小さな星の、小さな光」の素晴らしさは筆舌に尽くしがたい。みね子の務める工場が倒産、その名も”乙…
大好きな5月が終わって、今年もきたぜ6月。僕らの気持ちを代弁し切った上のコマもいいんだけど、1コマ目でカレンダーを見つめながら「ついに、ことしもきたか・・・ああ。」とボヤいているのび太が好き。しかし、何年生きてみても6月というものの実像を掴み…
まさかのAORリバイバルである。昨年、サニーデイ・サービスが傑作アルバム『Dance To You』にてネッド・ドヒニーとボズ・スキャッグスを、ceroが全国ツアー『MODERN STEPS TOUR』のグッズデザインにスティーリー・ダンを、それぞれ引用してみせたのが印象的…