青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近のこと(2021/09/27~10/3)

2021年9月27日月曜日

起床して、『問わず語りの神田伯山』を聴きながら朝の身支度を進める。神田伯山ハゲ治療語り、抜群におもしろい。伯山のラジオは毒舌全開の時よりも、自分を貶めるくらいの時のほうがバランス良くて好き。昨日の晩御飯であった鯖の炊き込みご飯が残っていたので、おむすびにして会社へ。おむすびを持参しているだけで、いつもの通勤路も少しだけ特別な気持ちになる。“おにぎり”よりも“おむすび”って響きのほうがかわいい。この間、船場方面で「おむすびコミュニケーション」なる素敵な冠を掲げたお店を見つけた。お店が開いていたことがないのだけど、潰れてしまったのだろうか。これ以上ないコミュニケーションのあり方だと思うのに。それにしても、おにぎりとおむすびの2つの響きの違いは何なのか。どうやら形状や地域での差異は明確ではないらしい。おにぎりは“鬼切りで、おむすびは”お結び”が語源という説が濃厚だそうだ。

仕事のスケジュールが立て込んでいて、移動に次ぐ移動。移動中に聞いた先週の『オードリーのオールナイトニッポン』がとてもよかった。ひさしぶりに若林さんが適当に喋っているな、という感じがしたからだろうか。配慮の行き届いたトークももちろん素晴らしいのだけど、やっぱりラジオを聴いて、「無茶苦茶なこと言ってるなぁ」と笑いたい。先日、MC WAKAに憧れて、眼鏡屋でBJ CLASSICの棚を眺めていたら、店員さんに「こちらのブランドは芸能人に方もよくかけられていて~」と話しかけられ、今にも星野源の話題が始まりそうだったで、サッと受け流して慌てて逃げた。ときに、わたしは最近オーバーオールをたまに着用するようになったのだけど、これは実は若林憧れというよりも、ザ・マミィのラジオでの、岡野陽一(元・巨匠)&酒井がオーバーオールを着るようになったというエピソードを聴いてからなのである。肉の塊であるところ2人が着てもキャッチーに映えるというオーバーオールで、わたしもポップな存在に生まれ変わりたいと思ったのだ。オーバーオールはなかなかにハードルの高いアイテムで、着用にあたっては勇気を要する。帰京した際に、思い切ってオーバーオールで友人たちに会ったのだけど、1時間以上経つまでオーバーオールを着ていることにすら気づいてもらえなかった。大阪でオーバーオール着ている人なんてめったに見かけないのだけど、東京では当たり前の存在なのでしょうか。ちなみに、母には「なにそれ?流行ってんの?」と怪訝な顔で言われました。

帰り道は、池城美菜子&磯部涼がゲストの『POP LIFE:The Podcast』を聴く。英語のヒアリング能力がないわたしは、結局のところカニエ・ウエストのこともドレイクのこともよくわかっていないので、勉強になった。わからないなりに『Donda』も『Certified Lover Boy』も熱心に聴いている。好みで言えば、6月にリリースされたタイラー・ザ・クリエイターの『CALL ME IF YOU GET LOST』なのだけど。

営業所に戻ると、机の上に先日の健康診断の結果が置いてあった。昨年は3項目で再検査になっていて、「いよいよ始まったか・・・」と震えていたのだけども、なんと今回は再検査なし。すべての数値が回復しているではないか。納豆、豆腐、キムチ生活が功を奏したのかもしれない。安心な気持ちで帰宅。なんと家にはまだまだ鯖の炊き込みご飯が残っている。インスタントのお味噌汁と一緒に頂く。やはり、炊き込みご飯は美味い。秋刀魚の炊き込みご飯も食べてみたくなった。秋刀魚に想いを馳せながら、斉藤哲夫『僕の古い友達』を聴く。このアルバムには「さんま焼けたか」という名曲が収録されている。わたしにとって秋刀魚と言えば、この曲と三代目三遊亭金馬の「目黒のさんま」、そして『ドカベン』の岩鬼だ。「最近のこと」を書いて眠る。書いたものを読み直してみて、記録性を下げて、もう少し日常の解像度を上げて書いてみたいなと思った。

2021年9月28日火曜日

なにやら異様に眠い。運転しながらラジオを聴いていても寝落ちしてしまいそうになるので、音楽に切り替える。斉藤哲夫グッド・タイム・ミュージック』とMaya Hawke『Blush』を聴いた。マヤ・ホークと言えば、『ストレンジャー・シングス』の新しいシーズンが楽しみ。先日、ひさしぶりにシーズン1を観直した。わたしは“すべての者の父”であらんとするホッパー署長が1番好きです。

眠い上に原稿の締め切りが過ぎていて胃が痛い。18時に急いで退社して、家に帰らずにそのままドーミーインへ。宿泊ではなく4時間パック。原稿の締め切りが昨日までなのに1行も書けていなかったので、サウナに入って脳みそをリラックスさせてから一気に書き上げることに。家から数百メートルのホテルで缶詰めになるという実に無駄なお金の使い方なのだけども、小学生の頃に『まんが道』を読んで以来、手塚治虫藤子不二雄がホテルに缶詰めになって原稿に追われるあの描写に憧れていたのだ。しかし、フロントで名簿に住所を記入するのが少し気恥ずかしい。家に帰らせてもらえない甲斐性無しの夫のようではないか。とは言え、誰もいちいちそんなことを気にしないというか、他人はわたしにそこまでの興味を持っていないということをすでに知ってしまっている。このドーミーインのデイユース4時間パックには、実は最近ハマっていて、これで利用はもう4回目だ。サウナ愛好家には知れ渡っていることだが、ドーミーインの大浴場はとても良い。サウナも水風呂も本気仕様で、露天スペースには外気浴用に椅子も置いてある。どのドーミーインに行ってもほぼ外れはなく、ドーミーインが好きすぎるあまり、ドーミーインに泊まるために、遠方に出かけたりもする。わたしのオススメは京都駅近くにある「天然温泉 蓮花の湯 御宿 野乃京都七条」だ。旅館テイストで、もはやビジネスホテルの面影はなし。2階建て構造の大浴場の充実は圧巻。京都にお越しの際はぜひ。そして、ドーミーインと言えば夜鳴きそば。21時以降にレストランで無料提供される中華そばなのだけど、これが素朴な味わいが泣かせるのだ。サウナで脳みそと身体の疲れを取り除き、なんとか2時間ほどで原稿を仕上げて啜る夜鳴きそばの美味かったこと。残りの時間でベッドに寝転び、モノマネ番組なんかをテレビで観る。ホリのマヂカルラブリー野田さんのモノマネ、好き。ホテルを後にして、5分もかからず帰宅。もう中学生が出演していた『しゃべくり007』をTVerで観て大いに笑った。もう中学生のエピソードトークは、イリュージョン漫談と呼んでしまいたい。目くるめくイマジネーションの飛躍に次ぐ飛躍。チャイルディッシュなのにクレーバーで詩的だ。『マツコ&有吉のかりそめ天国』でのロケも抜群だったし、ここから更に売れまくって欲しい。

2021年9月29日水曜日

昨夜のサウナのおかげでぐっすり眠れた。起き抜けにTwitterを開くと、ヤクルトスワローズ雄平の引退報道。今年は2軍でも調子が上がっていなかったので心配していたのだけど、いざ決まると寂しい。2015年のリーグ優勝を決めた決勝タイムリーは今でも脳裏に焼き付いている。雄平ほど楽しそうに野球をするプロ選手をわたしは観たことがない。フライをキャッチするだけでもいつもニコニコしている、大好きな選手であった。これはもう今年は雄平のためにもぜひとも優勝してくれ。あと、青木にも優勝させてあげたいですよね。

この日は京都の福知山市へ。大阪からは2時間もかかるので、『アルコ&ピース D.C.GARAGE』を聴きながら、のんびりドライブ気分で。番組中で読まれた“神社&お寺”というラジオネームが異様におもしろくて、車の中で大笑いしてしまった。冷静になってから、何がそんなにおもしろかったのだろうと考えてみる。神社とお寺という近いイメージの2つを組み合わせるのはいいとして、神社とお寺に似つかわしくない“&”という響きでもって繋いだことがおもしろかったのだろうか、というところまで辿り着くも、いやそもそも神社とお寺をラジオネームに選ぶこと自体がおもしろいじゃないかと考え直した。

長距離運転に疲れたので、西紀サービスエリアで休憩。「ココに立ち寄ったら絶対コレ!」という看板に煽られ、こちらのサービスエリアの名物であるという黒豆パンを買ってみる。“丹波の黒豆”と言えば、高級品だ。大粒でモチモチしていて、ほんのり甘く美味い。サービスエリアを後にして、再びドライブ。映画『ドライブ・マイ・カー』を観てからというもの、わたしも西島秀俊に運転手として採用してもらいたいという気持ちが芽生え、加速と減速に気を使うようになった。西島秀俊に乗っていることを忘れて欲しい。

帰宅して、『有吉の壁』スペシャルをぼーっと観ながら、楽しみにしていた『水曜日のダウンタウン』の「おぼん・こぼんヒストリー」まで待機。まさかの次週に続くであったけども、見応え抜群であった。どっちがおぼんで、どっちがこぼんなのかを完全に把握したぞ。

2021年9月30日木曜日

朝から会議。月末の精算処理があり、早めに帰社しなくてはいけないのだけど、訪問しないといけない案件があったので、京都へ。時間がないので、ローソンで買ったおにぎりを齧りながら走る。215円もする「のどぐろ醬油漬け焼き」を買ってしまった。コンビニのやつは、おむすびじゃなくておにぎり、って感じがするな。一仕事終えると、お腹が空いてしまったので、セブンイレブンアメリカンドッグを買って食べた。『ハライチのターン』と『アルコ&ピース D.C.GARAGE』で立て続けにアメリカンドッグの話を聞いていたので、完全に影響されてしまった。揚げたてだったので、むやみやたらに美味しくて感激。

セブンイレブンの高級キリマンジャロブレンドがいつの間にか終了してしまい寂しい。まだまだ旗やポスターがそのままの店が多いのだけど、どこに行っても置いてはいない。あのネイビーはとてもいい色合いだったので残念だ。ホットのキリマンジャロブレンドとして復活しないかな。

aikoの新曲「食べた愛」がとても好きで、車でよく流している。イントロでいつもハッとする。あと、PSGとOriginal Loveの「I WISH/愛してます」は昨日のリリースから何回聴いたからわからない。PSGの「愛してます」がOriginal Loveからのサンプリングだったことも知りませんでしたけど。

SurpriseなくらいにオシャレなShirtにiron
HipHopブランドじゃ子ども過ぎるから
親父がmama落としてときこれ着てたって
油断した足取りでentranceはguest
頼むよmen RLのShirt 酒は勘弁

のS.L.A.C.K.(今は5lackか)が好き。ラッパーがかしこまる時に着るシャツはたしかにブルックスブラザーズよりラルフローレンという感じがします。Original Loveと言えば、爆笑問題太田光が「朝日のあたる道」が大好きという話を聞いた記憶があるのだけど、ネットで検索しても出てこない。夢かな。

帰り道にスーパーに寄って、豚バラと白菜を買ってお酒とだし顆粒で蒸して食べる。『マツコ&有吉の怒り新党』の解散生放送を観た。懐かしい映像の数々、そしてマツコ・デラックスと有吉ともに、加齢と時代にわせてなのか、ものすごくマイルドになっていってることを改めて痛感。前から好きだけど、今の2人はもっと好きだ。夏目さんって箕面出身なんだ、と大阪に来てなければ感じないことを想った。箕面は自然豊かで、とてもいいところなので、いつか住んでみたいとさえ思います。ミスタードーナツの一号店もあります。

2021年10月1日金曜日

この日は半日以上会議なので在宅勤務をして、ZOOMで参加。クリーニングや洋服の丈直しも済ませ、掃除に洗濯もはかどった。お昼は昨日残っていた豚バラで豚キムチを作った。バターとにんにくチューブを加えて炒め、これは美味いに決まっているだろうと思ったけども、そんなこともなく。自分には繊細な調理感覚がないことを思い知る。

きっちり定時で仕事を切り上げ、散歩。SAKEROCKの『慰安旅行』を聴いた。“慰安旅行”ってタイトルは嫉妬するほど秀逸で、これだけで聴いてみようとなるよな。スーパーでノンアルコール飲料とお惣菜を買う。「LIFEのエビマヨはこの世で1番美味い総菜っすよ」と近所に住んでいる後輩が激推ししていたので、食べてみたのだけど、味が濃くてバカみたいで、確かに美味しかった。配信でダウ90000『旅館じゃなんだからさ』を観る。噂通り、めちゃくちゃ良い。天才。東京にいれなくて悔しいと思える劇団だ。台詞廻し、タイトル、シチュエーション、舞台設定、どれも素晴らしいが、何と言っても役者陣のルックスが良い。絶妙に良い。これは10年前にロロを観た時以来の感覚だ。『旅館じゃなんだからさ』はレンタルビデオ屋が舞台なのだけども、奇しくもひさしぶりにTSUTAYAでDVDを借りてきていて、高畑勲平成狸合戦ぽんぽこ』を観た。古今亭志ん朝のナレーションは何度聞いても最高。

2021年10月2日土曜日

遅くまで映画を観ていたので、少しく遅めの起床。ブランチに近所の喫茶店「リヴォリ」へ行き、週替わりメニュー。今週は「ミートソースとじゃがいものピュレグラタントースト、人参のポタージュ、柿・生ハム・アンディーブのマリネ、生姜ドレッシングサラダ」でした。どれも抜群に美味しい。柿と生ハム、めちゃ合います。食後にプリンも注文。ここのプリンが世界で1番美味しいと思っています。

お腹がいっぱいになったので、腹ごなしに散歩。園芸センターでユーカリを買い直す。銀世界という葉の広い品種にした。香りが良いし、量も多かったので小分けにして、リビング・キッチン・お風呂場・トイレに飾りました。スーパーに寄って、紙パックの珈琲とギンビスのアスパラガスビスケットを買う。アスパラガスビスケットは本当に美味しいし、形状もパッケージも最高で、素敵なお菓子です。ダウンタウンの浜ちゃんが1番好きなお菓子って『POPEYE』にも書いてありました。

帰宅して、『本日はダイアンなり』を観る。大阪で土曜日に放送しているダイアンの情報ロケ番組なのだけど、15分のうち広告映像がほとんどで実質5分くらいしかダイアンは映らないの謎構成。しかし8年も続いているらしい。『お耳に合いましたら』の最終回、切なくて可笑しくて、最高。松本監督は人物を魅力的に映し出す才能に秀でている。レンタルした『もののけ姫』を観て、Paraviで『キングオブコント2020』を復習。改めて、審査コメントが設楽さん以外聞きどころがない。ジャルジャルが優勝したなんて誰の記憶にも残っていないのでは。ジャルジャル好きですけど。

夕方にもう一度散歩。大阪中央公会堂~中之島公園のバラ園を練り歩く。ここらへんの都市としての風景の素晴らしさを、大阪をもっとアピールしていくべきだと思う。“浪速”ではなく、モダンでスタイリッシュ、メロウな大阪で、いつだってウットリしてしまう。ドミノピザを持ち帰り(半額、最高)、テレビで『キングオブコント』を観る。キングオブコントM-1の日はテレビの前で寿司がピザを食べる。これはもう決まりごとだ。いつもはピザーラ派なのですが、『お耳に合いましたら』9話に影響されて、ドミノピザわ持ち帰ってみた。ニューヨーカーピザというやつにしたら直径40センチもあるでっかくて薄いピザで、箱の大きさに笑みが溢れた。

さて、肝心の『キングオブコント 』だけども、空気階段の優勝を願うあまり観ながら緊張しながらも、全組があまりにも最高でずっとニコニコしていた。披露されたコントの秀逸さ、審査員の真摯なコメント、会場の雰囲気、日比麻音子アナのリアクションのキュートさ、どれをとっても歴代最高の大会という評価に完全同意だ。空気階段が優勝する世界でよかった。あと、ジャルジャル後藤のゆったりとした茶色のスーツ、かわいい。顔もかわいい。こんなに最高だったんだから、時間に余裕があったら、なにかテキストを残したいけども、すでに書き尽くされていそうだ。優勝の余韻のままDVDで『anna』を観て、Paraviで反省会までチェック。ニッポンの社長のケツが本当は右利きなのに、コント中では左打ちであんなにも素晴らしいスイングを披露していたという事実に驚き。エゴサーチしたら、「ニッポン社長 森友哉」って出てきたというのも笑いました。

2021年10月3日日曜日

天気が良かったので、自転車で出かけた。まだまだ30℃近く暑いが、日陰にはたしかに秋の訪れを感じる。天神筋六丁目にある大阪市が運営している「大阪くらしの今昔館」へ。桂米團治の「なにわ町家歳時記」や「モダン大阪パノラマ遊覧」、企画展「商都慕情Ⅱ-水のまち大阪を巡る-」などを楽しむ。明治45年から大正12年まで通天閣周りにルナパークという非常にモダンな遊園地があり、通天閣からロープウェイが引かれていたそうな。まったく知らなかったが、展示で見受ける印象はなんだか夢のような場所であった。お昼は天神橋筋商店街で親子丼を食べる。自転車で淀川を超えて、新大阪へ。マンションの9階にある「天然温泉 ひなたの湯」に入ってきた。マンションの住人は無料らしく、だからなのかわからないが、とにかく混んでいて、サウナは並ばないと入れず。水風呂もきっちり冷えていて、寝転べば一面が空!という外気浴スペースも秀逸。空いていれば最高の施設のはずだが、土日は厳しそうだ。

サッパリしたので、来た道を帰る。長柄橋から見える夕日が美しかった。時折、走る阪急神戸線も叙景を添える。天神筋六丁目の「阪急OASIS」に寄ってみると、ついに発見マイクロマジックポテト。天然のマイクロマジックとの対面に、えらく感動してしてしまった。この「阪急OASIS」は実に品揃えが良く、たとえば日本ルナのバニラヨーグルトなんて5種類くらい並んでいる。バニラヨーグルトに味のバリエーションあるなんて知らなかった。『マツコ&有吉 かりそめ天国』にて復刻したフジパンの「スペースアポロ」もきっちり並んでいるどころか、新味のイチゴクリームまでしっかり展開。思わずマイクロマジックとともに購入してしまった。スペースアポロは必ず牛乳と一緒に食べたいですね。日をたくさん浴びたせいか疲れてしまった。録画してあった『金スマ』の太田プロSPを観て、早めに寝た。