青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

2015-11-01から1ヶ月間の記事一覧

大橋裕之『太郎は水になりたかった』1巻

太郎は水になりたかった (torch comics)作者: 大橋裕之出版社/メーカー: リイド社発売日: 2015/11/11メディア: コミックこの商品を含むブログ (1件) を見る『週刊オオハシ』という漫画雑誌がありました。大橋裕之が複数のペンネームで全ての連載作品を書き分…

ロロ『いつだって窓際であたしたち』

ロロ『いつだって窓際であたしたち』を横浜STスポットにて鑑賞。こちらは「いつ高シリーズ」というロロの青春連作偶像劇プロジェクトの1作目にあたる。このプロジェクトは「高校生に演劇を観てもらいたい!」そして「もっと演劇を楽しんでもらいたい」という…

小山正太『5→9〜私に恋したお坊さん〜』6話

4~5話があまりに低調で、観る気力を失いかけていたのですが、6話で再び息を吹き返す。いやはや、見違えるほどに素晴らしいではないか。クレジットを確認すると、演出が1~3話を担当していた平野眞(『ショムニ』『HERO』など)に戻っており、「なるほど」と…

坂元裕二、8年ぶりの月9復帰!『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』

2016年フジテレビの冬ドラマの月9『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』の制作が発表された。噂通り、念願の脚本家・坂元裕二の月9復帰です!いやーうれしい、楽しみ。大袈裟ですが、人生の糧になるほどにうれしい。それほどに坂元裕二というのは…

最近のこと(2015/11/09~)

最近のこと。『STAR WARS』観たいという気持ちで満ちている。初回のIMAX上映のチケットネット予約は激しい争奪戦だったようで。初回は無理でもせめて初日には観たいよなぁ。そんな映画ってなかなかあるものじゃない。 このDARSの期間限定のダースのベイダー…

“冨樫義博(公認)後継者” 第年秒『群青のマグメル』

冨樫義博の『HUNTER×HUNTER』が休載のまま2015年が終わってしまいそうである。いやになっちゃうなぁ。私は『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』『ファイブスター物語』の完結以上に、『HUNTER×HUNTER』の続きが読みたいのだ。そんな方にほんの少しだけ朗報。漫画ア…

Enjoy Music Club『FOREVER』

こんなにもわかってしまっていいのだろうか、と戸惑ってしまう。Enjoy Music Clubの1stアルバム『FOREVER』の話である。例えば、トラックの大胆過ぎるネタ使い。特に、硬派なヒップホップリスナーの眉を一発でひそめてしまうであろう冒頭のシェリル・リンと…

ayU tokiO『犬にしても』

何ともゴージャスな音楽だ。お金のかかった音楽という事ではない。そこに費やされている技術、貫かれている美学があまりに優雅でゴージャスなのだ。まったくをしてayU tokiOというミュージシャンは、1曲の中にどれほどの音符とアイデアを用意してくれるのか…

最近のこと

最近のこと。重曹での掃除にはまっている。汗や皮脂で汚れた腕時計やシェービングがみるみる復活していくのが楽しい。理科が最大の苦手科目だったので、重曹が何なのか知りませんか、偉大な存在だ。“ジュウソウ”とパソコンに打ち込んで思い出した学生時代の…

山川直人『一杯の珈琲から シリーズ小さな喫茶店』

一杯の珈琲から シリーズ小さな喫茶店 (ビームコミックス)作者: 山川直人出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン発売日: 2015/09/26メディア: コミックこの商品を含むブログ (2件) を見る『珈琲もう一杯』再び、という事のようだが、どうにもキレのない…

小山内美江子『3年B組金八先生』第6シリーズ

最高傑作である第5シリーズを前作に持ってしまった運命が故に、どこか霞んだ印象を持っていた第6シリーズですが、再見してその面白さに驚いてしまった。この頃から脚本サイドと演出サイドの不和が噂されていましたが、何のその。第5シリーズを経て脂の乗り切…

橋本奈々未ファースト写真集『やさしい棘』

良い。まったく、どうしてもオルタナティブなものに魅かれてしまう。橋本奈々未という人は、初めて乃木坂46を観た時から目を引く存在だった。アイドルグループの中において異物感が際立つ大人びたルックスは勿論なのだが、ぎこちなさを覚える佇まいがとても…

ヒュー・ロフティング『ドリトル先生アフリカゆき』

石黒正数『それでも町は廻っている』の源流としても誉れ高い小原慎司の初期の傑作『菫画報』を読んでいたら、読書好きの主人公オススメの3冊として、『ドリトル先生』『名探偵カッレくん』『人間失格』が挙げられており、そのラインナップにすっかり心射抜か…