青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近のこと(2021/09/13~09/19)

f:id:hiko1985:20210922220803j:plain

2021年9月13日月曜日

7時起床。健康診断があるので、有給休暇をとった。採血があるので、ご飯が食べられないので、お水を少しだけ飲む。元気が湧いてこない。川沿いの道を歩いて病院へ向かう。秋の少しだけひんやりした風が気持ちいい。Super Furry Animals『Rings Around the World』の20周年アニバーサリー盤がリリースされていたので、それを聞きながら歩く。リリース当時は高校生だったが、あの頃と同じように「Juxtapozed With U」「Presidential Suite」の流れで胸いっぱいに。

8時半に受付を済まし、9時から健康診断スタート。平日でも混んでいた。ときに、わたしは採血がとても苦手だ。緊張感が身体ににじみ出ていたようで、看護師さんに「大丈夫ですか?気分悪いですか?」と少し笑われた。看護師さんは感染対策のポリエチレン手袋をしているのだけど、手袋の中は手汗でビッショリとなっていた。手袋って蒸れるよな。そして、人生2回目のバリウム検査。バリウムの不味さどうこうよりも、検査台での重力を感じる回転と医者からの厳しい指令のほうがよっぽど衝撃的なので、若い皆様は覚悟しておいてください。下剤を飲んでお腹がギュルギュルに。

病院を後にして、京阪シティモールジュンク堂書店で雑誌をチェック。岩波文庫の『ラ・ロシュフコー箴言集』を少し立ち読みしていたら、ヤヤっとくるものがあったので買う。せっかく平日なので、入ったことのないお店でご飯を食べようと天満橋と北浜の境目に位置する「グリルABC」に入ってみる。昭和25年創業という昔ながらお洋食屋さん。タンシチューとライスを注文。とても美味しい。付け合わせの太目のスパゲッティもうれしい。常連さんらしき人たちはみなこぞって100円の中華スープを注文していた。汁物を追加しようという心の余裕がとてもかっこいいものに映った。洋食屋なのに中華スープ!?と思うが、そもそもここは中華そばやワンタンメンに焼きめしまでメニューにあるのだ。3900円のビフテキというメニューも気になる。ビフテキという響きは『ドラえもん』で覚えたのだけど、ステーキとはまた位相の異なる特別性を感じるものです。

職場や取引先から電話がたくさんかかってくるので、家で少し仕事。しかし、せっかくの有給休暇なので、ひと段落ついてから、再び出かける。サウナにでも入ろうと心斎橋の「清水湯」に歩いて向かうことに。「清水湯」客層は決していいとは言えないが、とても機能的なビル型銭湯でサクっと気持ちよくなれます。サウナのテレビで『科捜研の女』の再放送を観ながら3セット。サウナっていつ来ても『科捜研の女』が流れている気がする。もしくは『科捜研の女』的な別のドラマなのかもしれない。時限爆弾が爆発しそう!というところで放送が終わってしまいモヤモヤ。『科捜研の女-劇場版-』は良さそうで少し気になる。

気候も落ち着いてきたので、帰りも歩く。「ループウィラー大阪」を覗いて、心斎橋のハイブランドが立ち並ぶ通りから商店街に入り、船場堺筋本町をプラプラ。ザ・なつやすみバンド『NEO PARK』とMichael Franks『The art Of Tea』を聴いた。サンドラッグに寄って歯磨き粉を買う。歯磨き粉のパッケージや品名は似ているものが多く、特にこだわりもないので、いつも自分が何を使っていたか忘れてしまうのだけど、「まぁ、これかな」と思って選ぶと、だいたいピュオーラのソフトミントで、家に帰って「また同じやつかぁ」となるのだけど、たぶん心の底ではピュオーラに信頼を置いているんだろうな。スーパーでハマチの刺身、豆腐(絹)、納豆、キムチを買った。

帰宅して仕事のメールを返信して、夜ご飯を食べながら録画してあった『おげんさんといっしょ』のイッキ見再放送を観る。藤井隆はいつだって最高だ。大阪に来て驚いたのは、藤井隆とYOUが司会の関西ローカルバラエティー番組『土曜はダメよ!』なる長寿番組の存在。18年も続いているらしいが、まったく存在を知らなかった。フットボールアワー横澤夏子もレギュラーで、全国放送でも遜色ないクオリティ。桂小枝の「ギョーテン!住宅情報!!小枝不動産」という人気コーナーもある。関西ローカルと言えば、『かまいたちの知らんけど』をもう1回観て、ひさしぶりに日記以外のブログを書いた。『UOMO』のテレビ番組を取り上げる連載に書こうかと思ったが、あまりにローカルだし、800字では表現しきれなかったので、ブログの場を選びました。というわけで、雑誌『UOMO』にて「テレビにはまだワクワクがある!」という連載を持たせて頂いておりますので、ぜひお読みください。第1回はドラマ『お耳に合いましたら』を取り上げております。

『UOMO』を読んだことがなかったのですが、とても良い雑誌でございます。長谷川昭雄、南貴之、金子惠治などの文章を読める媒体ってネットにしかないと思っていたんですが、『UOMO』だったんですね。南貴之の石拾いという趣味について書いているコラムが良くて、影響されて石を集め出してしまいそうです。まずは拾った石を盛る器が欲しい。

2021年9月14日火曜日

起床するやいなや『安住紳一郎の日曜天国』を流して、身支度。お醤油についてのあれやこれやを安住さんが流暢に語っている。あらゆる分野の話題に精通している大人に憧れてしまう。そのまま『真空ジェシカのラジオ父ちゃん』と『宮下草薙の15分』を聞き終えながら歩いて会社へ。雨降りで20℃ちょっとしか気温が上がらず、肌寒い。営業所も冷えるので肩にカーディガンをかける。これをやっていると「プロデューサー巻きじゃないですか」と必ず突っ込まれるが、わたしはかたくなに仕事場ではカーディガンを着ずに、肩にかけるのだ。どうせすぐ脱ぐから、というだけの理由なのですけど。

営業所で内勤してから車に乗り込み、先週の『オードリーのオールナイトニッポン』を聴きながら京都へ。若林さん憧れの石川佳純ゲスト回。意識が高くない無邪気な若林さんという感じで、聞いていて楽しかった。お昼はセブンイレブンのいつものラップロールサンド。寒いので、ひさしぶりにコンビニのコーヒーをホットにする。うだるように暑かった京都の夏ももう終わりだ。

帰りの車中ではOfficial髭男ismのラジオ番組『LANTERN JAM TIMES』を聴くいた。ベースの楢原さんホスト回。楢原さんの作る曲とボーカルがとても好きなので、いつかソロアルバムを作って欲しい。バンドのギタリストやベーシストが作るちょっと小ぶりなポップソングが詰まったソロアルバムって好きだ。番組中にGLAYが3曲も流れたのには驚いてしまった。「GLAYも並行して聞けちゃうオレ」みたいな自意識とは無縁さが清々しい。新曲の「青春は残酷だ」は、フジファブリック若者のすべて」とか「サヨナラなんて云えないよ」(つまりマイケルの引用の引用)のギターフレーズを引用した謎曲だった。

かまいたちの知らんけど』のエントリーがたくさん読んでもらえた。ひさしぶりの日記以外のブログ更新だったので、うれしい。とにもかくにも、関西に住む人々の「イズミヤ」への想い入れはとても強い。わたしもこっちに来てから仕事でもよく行くのだけども、絶妙にいなたく、寂れた感じが良いのだ。関東で言うと、「イトーヨーカドー」のようなポジションだと思う。「イトーヨーカドー」のフードコートのポッポのあの感じとか泣けるもんな。あとはやっぱりあの番組で密かに興奮したのは、濱家がオカンにねだったという野村トーイ「それいけ!ヨッシー」だ。たしかに、当時の子どもたちの憧れだった。しかし、すぐに埃がついてヨッシーのベロの粘着性が失われてしまうかなしい玩具でもあった。自分は買ってもらえたのか、親戚や友達の家で遊んだのか思い出せないのだけど。帰宅して、『空気階段の踊り場』を聴きながら仕事。夕飯は焼き鮭、豆腐、納豆。

2021年9月15日水曜日

一日中、営業所にて内勤。昼はローソンのざる蕎麦を食べた。ローソンの蕎麦はセブンイレブンに比べると、だいぶ劣る。大阪には「富士そば」や「ゆで太郎」を見かけない。その代わり、うどん屋はたくさんある。温かい蕎麦の濃い口の汁にグチャっとした天婦羅を浸して食べるあの感覚、ひさしぶりに味わいたい。

ときに水曜日はテレビがおもしろい。『有吉の壁』『家、ついて行ってイイですか?』『水曜日のダウンタウン』『あちこちオードリー』と19時からずっとテレビの前に釘付けに。この日の『水曜日のダウンタウン』でのマヂカルラブリー野田さんの涙はとても良かった。忙しすぎるのかなと心配にもなったが、人の心の底にある善良であらんとする“魂”みたいなものが垣間見えた。「みんなもそうであって欲しい」みたな台詞が胸に響いた。『あちこちオードリー』のナインティナイン矢部浩之ゲスト回も興奮。ついつい寝るのが遅くなってしまう。

2021年9月16日木曜日

出社してすぐに京都へ。ZARDがサブスク解禁ということで、社内でデビュー曲の「Good-bye My Loneliness」をはじめて聴いてみた。TOTO歌謡だった。小学生の頃は美人といえば、ZARD坂井泉水だったし、ハンサムといえばB’z稲葉浩志だった。夜は焼き鯖と油揚げと小松菜を炊いたのを食べた。“炊いたの”って表現が大阪に来たって感じがしてうれしい。

2021年9月17日金曜日

疲れすぎて、ほぼ記憶なし。『マツコと有吉のかりそめ天国』を観ていたら、ちょうどバリウム検査の話をしていた。マツコによると、昔のバリウム検査はグルグル回転しなかったらしい。バリウムは味を選べる病院が多いようだが、わたしが行ったところは味の選択肢がなかった。FM802を聴いていたら、折坂悠太の大阪公演のチケットが発売中とのことでなので、行くことにした。広い場所で音楽を聴くことに飢えている。『ミュージック・マガジン』を立ち読みして、折坂悠太がオススメしていた韓国のミュージシャンKim Okiが気になる。2019年にリリースされている『Sprit Advance Unit』を聴いていたが、とても良い。台風が近づいているようで、夕方から雨。頭痛に悩まされる。

2021年9月18日土曜日

朝になると台風をすでに去っていて、快晴。台風一過というやつだ。よくある話だが、わたしも小さい頃「台風一家」だと思っていて、「台風という災害を経たことで、家族がより一致団結する」みたいなイメージを抱いていた。いつもの喫茶店でモーニングをして、そのままワクチン接種会場があるインテックス大阪へ。コスモスクエアという駅が最寄りで、住之江区の海のほうにある。調べてないけど、埋め立て地っぽい感じで、東京でいうとお台場とか豊洲のイメージだろうか。あちらに比べると何もないけども。

ワクチン接種も2回目なので、慣れたもの。非常にスムーズな導線が組まれていて、あっという間に終わる。注射の痛み、採血のほうがよっぽど強い。注射した後に必ず言われる「揉まないでくださいね」って注意に、「普通は揉まないよな」といつも思うのだけど、昔は揉むのが流行っていたんですかね。せっかく海の近くに来たので、少し散歩して、アジア太平洋トレードセンターに足を運んでみる。BTSのグッズ販売イベントがやっているようで、混雑していたが、そこ以外はとても寂れている。子ども服屋で見かけたアメリカンドッグがプリントされたTシャツがとてもかわいくて、甥っ子に買ってあげようかと思ったけど、家族からLINEで送られてくる写真で確認する限り、いつも無地でシックな恰好をしているのでやめておいた。

中央線(大阪にもある)で本町まで戻り、船場センタービルで「せんば自由軒」にてインディアンカレーを食べる。別に美味くないんだけど、あのルックスにそそられて5年に1回くらい食べたくなってしまう。明日は一日中寝込んでいるだろうなと思い、本屋で雑誌を買った。スーパーでイオンウォーターやアイスを買い込み、帰宅。Netflixで『スパイダーマン: ホームカミング』を観る。トム・ホランドはやっぱりかわいい。徐々に身体が怠くなってきて、接種12時間後に38℃を越し、そのまま40℃まで上がる。足の関節も痛くなり、身体が火照り、1時間ごとに目が覚めるので、とても長い夜になった。

2021年9月19日日曜日

朝には38℃まで下がる。40℃を経験してしまうと38℃でもだいぶ身体が楽に感じる。前回のワクチン接種時も同様だったのだけど、なぜか無性にお腹が空く。身体は怠いのだけど、食欲はあるのだ。身体が頑張って抗体を作っていて、カロリーを消費しているのかもしれない。朝ごはんは山崎の「北海道チーズ蒸しケーキ」と牛乳。かまいたちの濱家がYouTubeでこの組み合わせを推奨しているのを観てから、ハマっている。注射を打った腕が上がらないので雑誌を読むのも億劫で結局ベッドで寝込み、ラジオを聴いていた。うしろシティ阿諏訪と赤もみじ村田がゲストの『三四郎オールナイトニッポンZERO』がおもしろかった。『マヂカルラブリーオールナイトニッポンZERO』で『スラムダンク』のインターハイのトーナメント表を読み込んだ、という話をしていて、めちゃ共感。一体どこの高校が優勝したのかを考え込んだものだ。わたしのお気に入りは大阪の大栄学園の土屋。彼は一体どんなプレーをするのか妄想したものです。ラジオで野田さんが言及していた晴子さんの作った焼きうどんや、花道がシュート合宿の際に食堂で注文する「カツ丼大盛り!それがメシでオカズはね・・・コロッケとサンマと焼きそばとホイコーロー!あと、ミソ汁のかわりにラーメン」も大好きだが、赤木家で出てくるとんかつも私はとても印象に残っているスラダン飯。

この日も結局38~39℃をウロチョロしていて、何度も寝落ちした。熱がある中で食べる「アイスの実 巨峰」の美味しかったこと。本物のブドウと遜色ないというか冷たい分、本物より美味しいと思った。果汁が55%もあって凄い!と思ったが、季節によって変えていて、80%配合されている時期もあるらしい。わたしが小さい頃に食べていた「アイスの実」とはもはや別物だ。なんか箱入りのやつ。あれも素朴で美味しかったけど。

冷凍うどんを食べて、解熱剤を飲んで、やっと熱が下がったので、『爆笑問題霜降り明星のシンパイ賞』(祈・復活)と『テレビ千鳥』を観て、寝る。明日も休みで助かる。

2021年9月19日月曜日

目覚めると、平熱。汗をかいたので、シーツや枕カバーを洗濯。珈琲を飲みながら、録画してあったETV『私の欠片(かけら)と、東京の断片』を観る。小泉今日子の語りが聞かせる。岸政彦と佐久間宣行はルックが似ている。腕を組むとことかも。さらば青春の光YouTubeチャンネルで公開されていた「揺れる想い選手権」が最高。ZARDサブスク解禁で皆がうっすらと感じていたほとんど同じ曲じゃないかという想いを底意地悪く形にする天才的企画力。「Don't you see!」と「君に会いたくなったら」はいい曲ですけどね。

体力を取り戻すべく、散歩をすることに。天気が良いので、パン屋でパンを買って、河辺で食べようと思うも、祝日なのでどこも閉まっている。仕方ないので、天満橋マクドナルドで月見バーガーをテイクアウトして、大川を眺めながら食べた。すぐ近くに中学生くらいの男子3人が同じようにマクドナルドを食べていた。「川を眺めながら食べよう」という感性を若くして持ち合わせているなんて素敵だ。店内は冷房が効いていて快適なのに。この川には時折、小型の遊覧船が通るのだけど、彼らはその度に乗客に目いっぱい手を振っていた。本格的に素敵だ。南船場にある「大阪総合園芸センター」まで歩き、野ばらの実の枝とユーカリを買って部屋に飾った。奥田民生の「野ばら」という曲がとても好きなので、野ばらを飾ることに憧れていたのだけど、あの曲の野ばらは花だろうか。ユーカリは香りがフレッシュ。量が多かったので、クナイプの空き容器を利用して、キッチンとお風呂場にも飾った。植物を飾ると、生活に色づきが出るということを、この歳になってはじめて知る。

少し散歩しただけでもヘロヘロになってしまい、これはいかんと夜は豚肉をニンニクなどで炒めた、いわゆるすた丼を食べた。秋なのでキノコも食べました。ひさしぶりにシャイボ―イに会いたくなり『あいのり Asian Journey』をNetflixで観直す。やはり第1シーズンは出色の出来。スタジオメンバーも素晴らしく、なぜこのまま継続してくれなかったのだろう。ベッキー、オードリー、河北麻友子はいまや全員既婚者で、当時は誰だかわからなかった大倉士門みちょぱの彼氏として名を馳せてる。大倉くん、いいやつそうですよね。

『ダイアンのよなよな』が最終回。大阪に来てからの1年くらいしか聞いてないけども、寂しい。2時間半もあって、ダラーっと間延びしているところが好きでした。