2014-01-01から1年間の記事一覧
1.Lamp『ゆめ』 2.ayU tokiO『恋する団地』 3.Grouper『Ruins』 4.cero『orphans/夜去』 5.シャムキャッツ『AFTER HOURS』 6.D'Angelo And The Vanguard『Black Messiah』 7.銀杏BOYZ『光のなかに立っていてね』 8.Real Estate『ATLAS』 9.古川麦『far/close…
Somehow, Somewhere アーティスト: Homecomings 出版社/メーカー: felicity 発売日: 2014/12/24 メディア: CD この商品を含むブログ (1件) を見る 彼女達のファーストアルバムに用意していた「青(蒼)」の形容詞を誰もが引っ込める事になるだろう。 アルバ…
1.山田尚子『たまこラブストーリー』 2.ギヨーム・ブラック『やさしい人』 3.塩田明彦『抱きしめたい-真実の物語-』 4.リチャード・カーティス『アバウト・タイム』 5.デヴィッド・フィンチャー『ゴーン・ガール』 6.ウェス・アンダーソン『グランド・ブダペ…
ベイマックスが人工知能ロボットでありながらも、予測のつかないチャームな言動や動きで目を奪う。そして、大きくて柔らかくて白い。そのはっきりとした異物感。動きは遅く、「カメラを待たせる」というか「引きつける」。 舞台となる「フランソワトウキョウ…
木曜日。仕事は余裕のある1日。退社して、ライブを観に下北沢へ。小田急とか中央とか普段そこまで頻繁に使用しない電車にラッシュ時に乗ると、降りる駅の降車ドアがどちら側かをすぐに把握できるアプリ欲しい、と切に思います。Soulmineで購入したTHE FULL T…
自由が丘の喧騒を少しだけ外れた地下のリハーサルスタジオの「サークルサウンズ」の佇まいがとてもいい。入った瞬間に覚える居心地の良さ。古びれているけども、不思議な親密さと秘密基地を想わせる好奇心をくすぐる何かがあるのです。壁に無数に貼られたフ…
Marvin Gaye「Let's Get It On」のあのスペシャルなイントロを想起せずにはいられないトーンが即座に、軽快なフルートの音色に切り替わる。散歩時に思わず飛び出してしまった口笛のような。憧れの対象であったブラックミュージックのスウィートネスが僕らのL…
12月にしてはずいぶん寒くて、もうすでに1番厚いコートで通勤している。木曜日。週末まで後一歩。退社後、近所のシネコンで山崎貴『寄生獣PART1』を観た。『SPACE BATTLESHIP ヤマト』『STAND BY MEドラえもん』というトンデモを作り上げた山崎貴であるから…
洗脳アーティスト: 大森靖子出版社/メーカー: avex trax発売日: 2014/12/03メディア: CDこの商品を含むブログ (8件) を見るカーネーションの直枝政弘やソウルフラワーユニオンの奥野真哉のプロデュースや、二大売れっ子リズム隊と言っても過言ではない伊藤大…
センチメンタル過剰な山崎貴がいない。「ドラ泣き」こと『STAND BY MEドラえもん』(2014)での失望を彼方に飛ばす傑作だ。『寄生獣』という90年代の誇るSFコミックの最高峰をマテリアルに、見事な取捨選択と改変で1本109分という贅沢さで纏めて上げた手腕。…
怪作だ。山下敦弘が監督、乃木坂46が主演、大橋裕之傑作短編集『シティライツ』シティライツ(1) (モーニング KC)作者: 大橋裕之出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/10/21メディア: コミック購入: 6人 クリック: 46回この商品を含むブログ (29件) を見るの1…
最近のこと。先週は小忙しくて記憶がおぼろげである。金曜日、『アメトーーク』に影響を受けてamazonで『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』を購入してしまった。アルティメット ヒッツ ドラゴンクエストV 天空の花嫁出版社/メーカー: スクウェア・エニックス発…
ここに来ての最高傑作回。何はなくとも満島ひかりである。あんな演技ができる人が他にいるだろうか。身体や声の振動、つっかかりや歪さでグルーヴしている。これまでノイズとされていたものがポピュラーになっていく瞬間というか、「満島ひかり以降」という…
最近は平日の仕事後に長時間立ってライブを観る気力がすっかり無くなっていたのですが、このバンドのツアーファイナルは何としても見届けたい、そう思わせてくれる勢いが今のフジロッ久(仮)にはある。会場に着くやいなや、ラーメンだんすの列に並ぶ。その…
12月の始まり、冬だ。もし、1年間の四季が、3/1~5/31が春、6/1~8/31が夏、9/1~11/30が秋、12/1~2/28が冬とカッチリ決まっていて、気温もその通り変化する世界だったら、3/1になると同時に「スプリングハズカム!」と上着を脱いで大騒ぎしたり、8/31には…
マツモトクラブとランジャタイによる合同ライブ『マツクランジャタイ』を千川ビーチブで鑑賞。各組がネタ5本、内1本はそれぞれマツクラ作のランジャタイ漫才、ランジャタイ作のマツクラコントというスペシャル感。ラストには、2組合同のコントもありました。…
この『ディスコミュニケーション』は先日『謎の彼女X』を完結させた植芝理一のデビュー作だ。連作開始は1992年。なんと20年以上も前の作品。ディスコミュニケーション(1) (アフタヌーンKC)作者: 植芝理一出版社/メーカー: 講談社発売日: 1992/08/20メディア:…
最近のこと。木曜日。退社して雨の中、阿佐ヶ谷へ。「禅」で念願の特製煮干しラーメンを食べる。美味しい。ロフトAで『かもめんたると巨匠のトークライブ』を観る。先日の『三四郎と浜口浜村のトークライブ』の時は女性客だけでギュウギュウに埋め尽くされて…
エリック・ロメール、ジャック・ロジェ、フランソワ・トリュフォーいったフランスの伝統と、ジャド・アパトー、グレッグ・モットーラ周辺のアメリカン童貞ムービーのヴァイブスとを融合させてしまうという、その現代的なハイブリットな感性を、『女っ気なし…
THE SLEEPING AIDES & RAZORBLADESという北海道・札幌が誇る男女混成の4人組ヤングバンドに夢中。出会いは、同じく北海道は苫小牧のNOT WONK『FUCK IT DOG, LIFE IS TOO SUGARLESS.』と一緒に注文した4曲入りカセットテープ『Dub Narcotic Fanclub』でした。…
松茸の美味しさをまだ理解していない。国外産の安い松茸しか食べた事がないからだろうか。実際、松茸ってどんな味だったっけ?と思い出そうとしても、浮かんでこない。実際美味いのだろうか。「庶民が無理して松茸を買って大騒ぎする」というのはファミリー…
『南極料理人』(2009)、『キツツキと雨』(2012)、『横道世之介』(2013)と派手さはないものの、確かな傑作をモノにしてきた沖田修一の最新作だ。紅葉に彩られた坂道を徐行するバスを贅沢にロングで捉えた、タイトルクレジットまでのゆったりとした長回…
阿佐ヶ谷ロフトAにて『かもめんたると巨匠のトークライブ』を目撃。独特の世界観を突き詰めるコント師の夢の共演。至福の3時間。そして、実に奇妙なトークライブでありました。トーク中、プライベートに関わる事を質問されるやいなや激昂して退場してしまう…
最近になって袖を引っ張らず、大事にカーディガンを着られるようになりました。水曜日。退社後、タワレコへ。私立恵比寿中学『ハイタテキ!』を購入。ハイタテキ! (初回生産限定盤B)アーティスト: 私立恵比寿中学出版社/メーカー: SME発売日: 2014/11/05メデ…
ヤーレンズという漫才師が面白い。オードリーを擁するケイダッシュステージ所属の2人組だ。ダブル眼鏡(ちなみにコンビ名にレンズが入っているのは眼鏡からではなく、サザンオールスターズの「YARLEN SHUFFLE~子羊達へのレクイエム~」という楽曲からだそう…
『カバヤキ三太郎のごめんね青春!』という誰も聞いてはいなだろうと思われているラジオ番組のコーナーを通じて、人々が繋がってしまっている。”想い”は決して直接でなはく、何かを介して告げられる、これはクドカン作品のルールのようなものである。例えば『…
どついたるねんはいつでも最高の存在です。圧倒的なライブパフォーマンスに加えて、毎日UPされていた動画(垂れ流しのユースト放送ではなく、編集された”作品”であった事が重要だ)、小学校の時の友達がそのまま身体だけ大きくなった感じとか、”陽気なカツカ…
ライブハウスオルグが2014年12月をもって閉店するとの報が。寂しい。多分、僕が生涯で1番通ったライブハウス。池袋という文化未開拓の地に新しいライブハウスができる、とい報を受け、2011年4月30日のグランドオープンライブにも足を運んだ。「シャムキャッ…
なんだか異様に懐かしい気持ちになったのは、演出が金子文紀だからか。クドカン脚本の会話が金子文紀の演出で「まさにこれしかない」というテンポではまっていく。元々この『ごめんね!青春』はクドカン脚本作、更に「宮藤官九郎×磯山昌」ワークスの中でも『…
FAR/CLOSEアーティスト: 古川麦出版社/メーカー: A GRAIN OF WHEAT RECORD発売日: 2014/10/22メディア: CDこの商品を含むブログを見るこの国の昨今のインディーミュージックの充実を存分に証明する1枚だ。 MVも公開されている1曲目「Green Turquoise」の最初…