青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

2013-01-01から1年間の記事一覧

シソンヌ『une』

面白かった。このコンビの実力と人気は今後も更に高まっていくに違いありません。いい意味でよしもとらしくない演劇寄りのお洒落コント。チラシ、音楽、衣装、プロジェクションマッピングなどの演出からも強い美学を感じさせる。そして、あえてそのお洒落系…

嫁入りランドとプロポーズ「しあわせになろうよ」

嫁入りランドとPR0P0SEというユニット名を持った二組が融合して「しあわせになろうよ」という楽曲を作る、なんて洒落の効いた出来過ぎたヒストリーだろうか。嫁入りランドもPR0P0SEもこの曲の為に生まれたユニットなのでは、とすら思ってしまう。 嫁入りラン…

最近のできごと

最近のこと。金曜日。朝起きたらミツメが2月にニューアルバムを発売する、というニュースが駆け巡っていた。伴ってアップされていた新曲「停滞夜」が最高過ぎて、まいってしまった。 もうミツメしか愛せない、くらいの勢い。ジャケットも素晴らしい。これで2…

坂元裕二『ユーリ ЮЛИИ』

『それでも、生きてゆく』『最高の離婚』など数々の傑作を世に送り出しているドラマ脚本家、坂元裕二(当時29歳)が原案・脚本、そして監督まで務めた『ユーリ ЮЛИИ』という作品が存在するのをご存じだろうか。公開は1996年、当時はそれなりの宣伝費を投入し…

2013 BEST MOVIES 20

1.沖田修一『横道世之介』 2.高畑勲『かぐや姫の物語』 3.新房昭之『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語』 4.森崎東『ペコロスの母に会いに行く』 5.是枝裕和『そして父になる』 6.ウェス・アンダーソン『ムーンライズ・キングダム』 7.西谷弘…

2013 BEST ALBUMS 30

1.Happle『ドラマは続く』 2.山田稔明『新しい青の時代』 3.Janelle Monáe『THE ELECTRIC LADY』 4.住所不定無職『GOLD FUTURE BASIC,』 5.Dorian『Midori』 6.The Patels『Slow Summit』 7.片想い『片想インダハウス』 8.坂本慎太郎『まともがわからない』 …

cero『Yellow Magus』

Yellow Magus(DVD付)アーティスト: cero出版社/メーカー: カクバリズム発売日: 2013/12/18メディア: CDこの商品を含むブログ (8件) を見るなかなかに驚きの1枚だ。サウンドはライブにおける「exotic penguin night」や「わたしのすがた」が小沢健二の『Eclec…

最近のこっとー

月曜日。この日は新しくネスカフェゴールドブレンドの瓶を買ったので嬉しくなってしまい会社に行くのもさほど苦ではありませんでした。何でも飲み終えた後、カップに三日月型に珈琲の粒が残るようになったらしい。挽きたての証だそうだ。瓶にも三日月のマー…

Spark!特別編『人力舎とマセキ芸能社のガチネタバトル!!』

Spark!特別編『人力舎とマセキ芸能社のガチネタバトル!!』を関交協ハーモニックホールで観てきました。人力舎とマセキ芸能社の2つのお笑い事務所の活きのいい若手芸人が1組ずつネタを披露し、客が面白かった方に○をし投票、その総数を2つの事務所で競い合…

アルフォンソ・キュアロン『ゼロ・グラビティ』

宇宙という無重力空間を長回しで撮りたい、という欲求に支えられた映画だ。であるからして、ロシアの衛星が爆発して、アメリカの宇宙船を破壊し、中国に助けを求めるだとか、船が旗に絡み取られている、だなんていうのは蛇足にも思う。喜ぶ人は喜ぶのだろう…

最近のこと

木曜日。朝、起きたら2月に坂本裕二脚本『最高の離婚』スペシャルの放送決定の報が。 小躍りする。比喩としてのダンスを。ちょうど前日に「スペシャルとかやらないのかしら」とネットで調べていた所だったのだ。もう『北の国から』のように光生サーガーとし…

2013年SINGLE BEST15

2013年のシングルで好きだったもの。ランキングはアルバムもシングルもEPも全部混ざっている方がかっこいいぞ、という思い、昨年は混ぜてみたのですが、やはり分けました。でも、4曲とか入っているあれとかあれとかあれは、シングルじゃなくてアルバムに回し…

『サザエさん音楽大全』

『サザエさん音楽大全』が素晴らしい。サザエさん音楽大全アーティスト: オムニバス出版社/メーカー: ユニバーサルミュージック発売日: 2013/12/04メディア: CDこの商品を含むブログ (19件) を見る45年のテレビ放送の中で初の公式音源集リリースという事で浮…

曽我部恵一『超越的漫画』

超越的漫画アーティスト: 曽我部恵一出版社/メーカー: ROSE RECORDS発売日: 2013/11/01メディア: CDこの商品を含むブログ (5件) を見るいやはや、素晴らしいアルバムだ。よもや曽我部恵一への想いが再燃する日が来ようとは。ヒーローのご帰還だ。「日記のよ…

最近のできごと

白いスニーカーが急に履きたくなってしまった。アディダスのスタンスミスでも安く購入しようかな、とネットで調べてみたらどうも高い。昔は5,000円周辺で買えたのに軒並み10,000円を超えている。どうやら廃番になってしまったらしい。ショック!スタンスミス…

さくら学院『デビュー3周年LIVE EVENT』

アミューズミュージカルシアターにてさくら学院の『デビュー3周年LIVE EVENT』を観た。 よ、よすぎた。真ん中の7列目とかなりの良席での観賞だった、という事を差し引いてもこの日のさくら学院ライブはすんばらしかった。少なくとも観てきた中では今年度ベス…

うしろシティ『うれしい人間』

うしろシティ単独ライブ「うれしい人間」(通常版) [DVD]出版社/メーカー: アニプレックス発売日: 2013/11/27メディア: DVDこの商品を含むブログ (1件) を見るうしろシティの第4回単独ライブ『うれしい人間』のDVDを観た。気づいたら売り切れていて劇場で観る…

ラバーガール『GAME』

ラバーガールとはチャンプのベルトこそないものの『爆笑オンエアバトル』や『キングオブコント』で功績を残す、人力舎のコント師。いや、しかしまだまだ世間では過小評価されているのではないだろうか。『キングオブコント』で言えば、東京03→キングオブコメ…

最近のこと

水曜日に放送された『FNS歌謡祭2013』楽しんでしまった。ノー残業DAY的空気が少なからずある水曜日でよかった。おもてなし姉ちゃんこと滝川クリステルの司会はあんまりよくなかったので次からは高島彩でお願いしたいものです。何と言うか興味がなさそうなの…

華原朋美×小室哲哉 in FNS歌謡祭2013

昨年のFNSでの5年ぶりの歌手としての復帰、そして今年の夏のFNSでの素晴らしいパフォーマンスを披露していた華原朋美。彼女が15年ぶりに元恋人で元プロデューサーの小室哲哉と共演する、という下世話なトピックにまんまと感動させられてしまいました。そもそ…

Hi,how are you? 『バンホーテン』

Hi,how are you?の8cm短冊シングル『バンホーテン』がリリースされました。3曲入り800円。ジャケットもかわいくて最高の出来栄えなのですが、とにもかくも表題曲「バンホーテン」が名曲。2曲入りカセットテープ『MINISTOPDIARY』ではまだおぼろげにしか見え…

奥田亜紀子『ぷらせぼくらぶ』

ぷらせぼくらぶ (IKKI COMIX)作者: 奥田亜紀子出版社/メーカー: 小学館発売日: 2013/11/29メディア: コミックこの商品を含むブログ (7件) を見る「IKKI新人賞」の受賞作品を元に短期集中連載された短編集をまとめた待望の単行本であります。大橋裕之の『シテ…

今週のこと

ライブを観に行く元気が湧いてこなくて、仕事が終わると家に帰ってしまう日々が続いています。ホライズン山下宅配便の復活ライブは観たかった。さぞかし格好よかったのだろうな。木曜日は仕事帰りに池袋のルミネ入口の吹き抜けでの黒沼英之インストアライブ…

吾妻中学校歌「青き理性に」に宿る小沢健二の"祈り"について

以前、友人の出身中学の校歌の話題で盛り上がった事がある。つくば市立吾妻中学の校歌である。吾妻中学の校歌は筑波大学の名誉教授であるドイツ文学研究家の小澤俊夫が作詞・作曲されそうなのですが、これが一時期「実はオザケンによるペンなのではないか?…

岡野雄一『ペコロスの母に会いに行く』

ペコロスの母に会いに行く作者: 岡野雄一出版社/メーカー: 西日本新聞社発売日: 2012/07/07メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 52回この商品を含むブログ (65件) を見る認知症によるボケあるあるをほのぼの可笑しく描く、という作風も確かに魅力的ではある…

最近のこと

最近の事。金曜日、1週間の仕事を終え、家でのんびり過ごそうとホクホク顔で帰っていたら、電車が止まっていた。本屋やHMV(エビ中の誰かが来てた)で時間を潰すも、どうにも復旧のめどが立たないので歩いて帰る事にした。ひたすらに槙原敬之を聞きながら歩…

森崎東『ペコロスの母へ会いに行く』

89歳の認知症の母とその息子を主軸とした作品だが、福祉問題などにメスを入れた社会派作品などではない。人違いだとかオレオレ詐欺だとか”変容”を主軸においた見事なギャグが冴え渡る上質な喜劇であり、涙を絞り取るような生命賛歌だ。息子(岩松了)がホー…

ザ・プーチンズ『川島さる太郎のおやつ革命』

ザ・プーチンズとはテルミン奏者の街角マチコ、ギター&ボーカルの街角マチオの2人にいつの間にかメンバーに加わっていたお猿の川島さる太郎からなるトリオユニットだ。音楽活動のクオリティも非常に高いのですが、たまにやる演劇公演がまた素晴らしい。演出…

森崎東『喜劇 特出しヒモ天国』

森崎東が松竹を離れ東映で撮影した1975年の作品。大傑作!!なんでこの人の映画はこんなにエネルギッシュなんだろう。松竹時代の作品以上に下品、猥雑、反倫理といった言葉を連ねたくなるが、同時にその生命讃歌っぷりにも磨きがかかっている。京都のストリ…

最近のいろいろ

最近のこと。先週から慢性的に体調の悪さが続いている。過去のブログを振り返るとこの時期は毎年風邪をひいているようだ。単に急に寒くなるからなのだろうけど、11月は要注意だ。誕生月なのに。火曜日、タワレコでCDを買う。フライングゲット日なのでとても…