青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ザ・なつやすみバンド『めくらまし!』

「めくらまし!」と「デートソング」の2曲入りで500円。タワーレコード渋谷店のリューアル記念シングルという事で、とりあえず渋谷店限定発売だそうなのですが、一刻も早く全国発展して欲しい名シングルの誕生だ。表題曲「めくらまし!」にバンドの確かなネ…

ayU tokiO『New Teleportation』

特にお気に入りは「MY ROOM」「超時空転移装置」の2曲だ。ドキドキするほどにポップ。やや時代遅れの感もある、MTRによるローファイな多重録音作品にこんなにもときめいている事に驚いてしまう。何といっても曲がいいのだ。ayU tokiOは音楽前夜社が誇るミラ…

最近のこと(2012/11/15~)

最近の事。住まい探しが忙しい。源泉徴収だの住民税だの実印だの認印だの、今までかなり無頓着であったので、区役所に何回も足を運ぶはめになっております。エヴァQ、公開初日に観てきたわけですが、汗びっしょりかいてしまった。映画が始まる前にあんなにド…

「だるま屋餅菓子店」のエンターテイナーについて

埼京線十条駅の商店街にあるだるま屋餅菓子店の有名なかき氷を食べた。かき氷の概念を覆す一品である。このヴィジュアルからして、硬くてシャリシャリしたものを想像するわけですが、フンワリと口の中で溶ける。それはもう羽根のように柔らかい。この氷を削…

西谷弘『任侠ヘルパー』

2009年に放映していたフジテレビのドラマ版『任侠ヘルパー』はチェックが漏れていたのだが、この劇場版には度肝を抜かされてしまった。三池崇史『悪の教典』においては伊藤英明が闇雲に何発も銃を撃ち放とうと画面が躍動してこなかったわけだけども、このヤ…

樋口真嗣×庵野秀明『巨神兵東京に現る』

『エヴァンゲリオン新劇場版:Q』との同時上映であった今作。元々は今年、東京現代美術館で開催されていた「館長 庵野秀明 特撮博物館 -ミニチュアで見る昭和平成の技-」において公開されていた作品だ。噂には聞いていたものの、どんな作品なのかも一切の前…

ホン・サンス『ハハハ』

青がとても魅力的な映画。そして、やはりこれも反復と差異の映画だ。タイトルの「ハハハ」というのは韓国語の「ハ(=夏)」の連韻と笑い声のダブルミーニングだと思われる。2人の男が酒を交わしながら、夏のバカンスについての記憶を1エピソードごと交互に…

ホン・サンス『教授とわたし、そして映画』

映っているのは他愛ない恋愛における何ページかの会話だ。つい「他愛ない」と書いてしまうのだけど、三角関係であったり、不倫であったり、一夜限りの恋であったり、一般的に言えばかなり刺激的な恋愛話ではあると思うのだけど、記憶喪失だの難病だの復讐だ…

黒沼英之ワンマンライブin渋谷WWW

時の流れが愛おしくなるようなじんわりとしたいいライブだった。渋谷WWWの音響のよさにも改めて興奮した。そして、黒沼英之の歌の上手さ、切実さというのを改めて、実感できた。音源以上の抜けのよさに驚いたお客さんも多かったのではないでしょうか。演奏も…

最近のこと(2012/11/05~)

ceroの2ndアルバムを飽きることなく、ずっと聞いている。でも、久しぶりに高円寺、円盤に赴いて購入した音源にもときめいております。紙コップスなる頭に紙コップをのせた3人組のCD-R『紙コップス』(500円)が良かった。円盤の2011年年間チャート2位だそう…

ハイバイ『霊感少女ヒドミ』

映画、演劇などで多用されているモチーフに”ゾンビ”や”幽霊”というのがある。それには多くのメタファーが託されていると思うのだけど、その中でもとりわけ「消化できない想い(=未練)」、「接続不能の悲哀」というのに強く心惹かれてしまう。そんな私にうっ…

テニスコーツとほうほう堂『TERATOTERA祭り』

広場に置かれた巨大な建物の残骸。何でも今年7月に閉店された「いせや公園店」の残骸らしい。今にも崩れそうなそれらの解体作業が始まると、その周りをテニスコーツの2人が慈しむように円を描きながらギターとピアニカで演奏を始める。ほうほう堂の2人は、そ…

柴田聡子LIVE in ミュージックオルグ

南池袋ミュージックオルグにて柴田聡子の弾き語りライブを観てきた。いやー天才だ。怪物だ。感受性が強いあまり、自らの感情のわけのわかなさ故に傷ついている10代の子達(とりわけ女子)は急いで柴田聡子の音源を手に入れて、ライブに駆けつけるべきではな…

最近のこと(2012/11/01~)

11月になった。寒い。そして、それ以上に乾燥がひどい。超高性能の加湿器が欲しい毎日です。こだわりのある人に憧れる。大学のクラスメイトに「あたしコートはAPCしか着ないからさ」と颯爽に放つ人がいて、なんだかえらくかっこよく聞こえたものだった。あと…