青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

2013-11-01から1ヶ月間の記事一覧

今週のこと

ライブを観に行く元気が湧いてこなくて、仕事が終わると家に帰ってしまう日々が続いています。ホライズン山下宅配便の復活ライブは観たかった。さぞかし格好よかったのだろうな。木曜日は仕事帰りに池袋のルミネ入口の吹き抜けでの黒沼英之インストアライブ…

吾妻中学校歌「青き理性に」に宿る小沢健二の"祈り"について

以前、友人の出身中学の校歌の話題で盛り上がった事がある。つくば市立吾妻中学の校歌である。吾妻中学の校歌は筑波大学の名誉教授であるドイツ文学研究家の小澤俊夫が作詞・作曲されそうなのですが、これが一時期「実はオザケンによるペンなのではないか?…

岡野雄一『ペコロスの母に会いに行く』

ペコロスの母に会いに行く作者: 岡野雄一出版社/メーカー: 西日本新聞社発売日: 2012/07/07メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 52回この商品を含むブログ (65件) を見る認知症によるボケあるあるをほのぼの可笑しく描く、という作風も確かに魅力的ではある…

最近のこと

最近の事。金曜日、1週間の仕事を終え、家でのんびり過ごそうとホクホク顔で帰っていたら、電車が止まっていた。本屋やHMV(エビ中の誰かが来てた)で時間を潰すも、どうにも復旧のめどが立たないので歩いて帰る事にした。ひたすらに槙原敬之を聞きながら歩…

森崎東『ペコロスの母へ会いに行く』

89歳の認知症の母とその息子を主軸とした作品だが、福祉問題などにメスを入れた社会派作品などではない。人違いだとかオレオレ詐欺だとか”変容”を主軸においた見事なギャグが冴え渡る上質な喜劇であり、涙を絞り取るような生命賛歌だ。息子(岩松了)がホー…

ザ・プーチンズ『川島さる太郎のおやつ革命』

ザ・プーチンズとはテルミン奏者の街角マチコ、ギター&ボーカルの街角マチオの2人にいつの間にかメンバーに加わっていたお猿の川島さる太郎からなるトリオユニットだ。音楽活動のクオリティも非常に高いのですが、たまにやる演劇公演がまた素晴らしい。演出…

森崎東『喜劇 特出しヒモ天国』

森崎東が松竹を離れ東映で撮影した1975年の作品。大傑作!!なんでこの人の映画はこんなにエネルギッシュなんだろう。松竹時代の作品以上に下品、猥雑、反倫理といった言葉を連ねたくなるが、同時にその生命讃歌っぷりにも磨きがかかっている。京都のストリ…

最近のいろいろ

最近のこと。先週から慢性的に体調の悪さが続いている。過去のブログを振り返るとこの時期は毎年風邪をひいているようだ。単に急に寒くなるからなのだろうけど、11月は要注意だ。誕生月なのに。火曜日、タワレコでCDを買う。フライングゲット日なのでとても…

森崎東『喜劇 女は度胸』『女生きてます 盛り場渡り鳥』

渋谷オーディトリウムで開催されている特集『森崎東と10人の女たち』に駆け付けた。とりあえず3回券を2700円で購入。そのまま初監督作品『喜劇 女は度胸』と『女生きてます 盛り場渡り鳥』の2本を観賞。いやはや、面白過ぎてまいってしまった。映画の見方な…

黒沼英之『パラダイス/雪が降る』

パラダイス(初回限定盤)アーティスト: 黒沼英之出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント発売日: 2013/11/20メディア: CDこの商品を含むブログ (2件) を見る黒沼英之の1stシングル『パラダイス』がリリースされた。これは快心の一撃ではないだろうか。『…

高畑勲『ホーホケキョとなりの山田くん』

観直す度に評価が上がっていくこの作品。今回も思わず2回観た。ジブリ最大の作画枚数(『かぐや姫の物語』がこれをはるかに超えるとか)で描かれる、淡麗な水彩調のカラーと、抜けのある白いバック。芋虫、蝶、猪、鴬といった花札に関連した生物達が突如とし…

週末のこと

金曜日。映画を観ようと思っていたが、風邪をひいたので早々に帰宅。ご飯を食べながら、『アメトーーク』の「好感度低い芸人」を観る。久しぶりに面白い回だった。キングコング西野とピース綾部が並んでいる画は豪華だ。綾部がさりげなくアピールしていたけ…

ジグザグジギー『2012-2013 BEST〜新ネタもやります〜』&三四郎in『ゴッドタン』

新宿シアターモリエールでジグザグジギーのキングオブコント2013 ファイナリスト記念ライブ 『2012-2013 BEST〜新ネタもやります〜』を観てきた。至福。かっこいいOP映像からたっぷり1時間45分。知っているネタも知らないネタもどれも練られていて、とても面…

砂田麻美『夢と狂気の王国』

まずもって、スタジオジブリや宮崎駿のアトリエのあの有機的な空間の魅力を存分に撮っている。秀逸なのは画面には姿を映さないにも関わらず、他者の説話によって圧倒的な存在感を示す高畑勲だろう。ラスト、彼がついにカメラの前に姿を現し高畑、宮崎、鈴木…

フジロッ久(仮)『ニューユタカ』

東京を中心に活動するゴッタ煮パンクバンド、フジロッ久(仮)。2011年の1stアルバム『コワレル』リリース後の焼け野原に彼らが提示するのは「ニューユタカ(=新しい豊かさ)」だ。ニューユタカアーティスト: フジロッ久(仮)出版社/メーカー: SPACE SHOWER MU…

最近のこと

最近のこと。急に寒くなって体調を崩す。仕事場の人もみんな風邪をひいているような気がする。身体には気合を入れようと、ミスドでスヌーピーの顔を食べた。美味しくも不味くもないが、スヌーピーを食べたのだという確かな実感が僕に罪の意識を抱かせたので…

三四郎トークライブ『絶対頑張ります!(仮)』

三四郎のトークライブ『絶対頑張ります!(仮)』を原宿ヒミツキチオブスクラップで観てきた。1000円也。久しぶりに原宿を歩いたけども、結構風景が変わっていた。もうあの大きいGAPないんですね。さて、ライブですが前半1時間はニコ生で配信、後半1時間はラ…

是枝裕和『奇跡』

上り新幹線と下り新幹線が交わる瞬間に奇跡が起きる、というフォーマットは、過去と未来とが交わる映画の奇跡そのものじゃないか。航一の友人が憧れの先生(長澤まさみ)の自転車を眺めるシーンはどうしたってトリュフォーの『あこがれ』を想わせ、それでい…

Dorian『midori』

midoriアーティスト: Dorian出版社/メーカー: Felicity発売日: 2013/11/06メディア: CDこの商品を含むブログ (5件) を見るDorianの3rdアルバム『midori』はとてつもない傑作である。歴史的名盤と呼んでしまいたい。例えば、レイ・ハラカミや砂原良徳の特別な…

最近のこーと

なんだか急に寒くなって参りました。ので。ブログのデザインをシンプルなものにしました。本文が枠で括られていないと、画像の大きさとか文章の改行がパソコンによってバラバラなのが嫌だったのです。本当は色も白から黒かネイビーあたりに戻したかのですが…

長井秀和の学会漫談

あなたは長井秀和を覚えているだろうか?2000年代前半に「間違いないっ!」で一世を風靡したピン芸人である。いくつかのスキャンダルやら何やらで、テレビの一線からは姿を消してしまったが、まだまだ現役の漫談師。先日、彼が所属する爆笑問題率いるタイタ…

西村ツチカ『さよーならみなさん』

絵の素晴らしさを語る技法というか語彙というのを全く持ち合わせていないので、感性を刺激する絵に出会っても、ただ「いい」「素晴らしい」「巧い」「気持ちいい」などと連呼するしかない。それ故に西村ツチカの作品に対して饒舌に語る事ができず、躊躇して…

ギョーム・ブラック『女っ気なし/遭難者』

雄弁に捉えられる美しくも寂れた海辺の観光地の風景。ヴァカンスを楽しみにきた美しい母娘。そして、30代独身のハゲデブ主人公シルヴァン。部屋には『イージーライダー』、冷蔵庫にはムーミン、寝室には『サウスパーク』、夜中に1人任天堂Wiiに興じる見事な…

三連休のこっと

連休のこと。金曜日は本屋さんで買い物をしてから帰宅。西村ツチカ『さよーならみなさん』と荒川弘『銀の匙』の新刊とボラーニョの短編を買った。ツチカさんの新作、超面白いんだけども、こちらの思考が追いつかない豊かさがある。もっとじっくり味わってみ…

最近の色々!

三四郎の漫才とジャネル・モネイの動画をひたすらYouTubeで観ている。まどマギと三四郎とジャネル・モネイのおかげで息を吹き返しました。三四郎は11月にニコ生中継のトークライブがあるそうなので、早速予約した。彼らの漫才を観る事で生活していく上で溜ま…