
10月15日木曜日
秋らしくなってきました。Elis Regina『Elis&Tom』やNara Leao『Meu Primeiro Amor』を聞いた。ブラジル音楽は夏に聞くほうが涼し気でハマるような気がするけども、わたしの中ではなぜか秋のイメージ。お昼に「らーめん一作」という大阪の北摂を中心に数店舗展開しているらーめん屋で、“こってりらーめん“を食べる。つい先日、茨木の店舗が建物の老朽化で約40年の歴史に幕を閉じたらしい。同じくこってりらーめんで全国展開している「天下一品」が1971年創業であるから、「らーめん一作」もさして変わらぬ長い歴史を有しているのです。鶏と(たぶん)野菜の旨味が凝縮された食べごたえのある一皿で、たいへん美味しかった。ちなみに、”ラーメン“表記よりも”らーめん“のほうが、なんとなく美味しそうに感じる。
夜はジムへ。筋トレをして、ニューヨークのYouTubeチャンネルのヤッホイ出演回を見ながら、有酸素運動。ヤッホイ永井の政治家志望という前情報に胡散臭さを感じていたが、反差別デモに参加する人権派の童貞と知り、一気に好きになってしまった。泉はいくらなんでもわかりやすくメロすぎると思う。勝手に166cmくらいの身長かと思っていたのだけど、176㎝あるらしい。ヤッホイへの改名前のコンビ名「ドローム」というセンスがニューヨークの2人に捕まるも、「(シン)ドローム」が由来と聞き、「なら、いいじゃん」となるくだりが最高。しかし、筋トレは疲れる、ウォーキングも疲れる。やめたい。こってりラーメンを食べて、ジムに行くとか無意味すぎやしないか。
ひうち棚『見てないとしょうちしないよ』1巻をもう一度ゆっくり読み直す。『急がなくてもいいことを』も素晴らしかったが、今作の作画の手間の入りようは圧巻で、かけがないのない瞬間を絶対に形にして残すのだ、という執念を感じる。辻惟雄の名著『奇想の系譜 又兵衛-国芳』を読み進めているのだけど、これがめちゃくちゃおもしろい。日本美術における異端たちを、“奇想”という切り口で結び直していく。ちくま文庫版で読んでいるのだけど、取り上げられている画をしっかりカラーで観たいので、大判を買えばよかった。
10月16日金曜日
Fontaines D.C.のニューアルバムがリリースされた。シンセの音が好みでヘビーローテーションの予感。あと、先週リリースされたCameron Winterのライブ盤もよく聞いている。更新された『岡野陽一の肉の塊』を聞いたら、フライデーでのタイパンツの件を釈明していた。みなみかわさんも鈴木もぐらも岡野さんのタイパンツの臭みを逃がさない。
金曜日の保育園へのお迎えはいつもより1時間遅いので、この季節は空がすっかり暗くなっている。帰宅して、ブックオフにて200円で買ったディズニーランドのガイドブック(2023年版)を娘と眺める。行く予定があるわけでもないのに。わたしも小さい頃、ディズニーランドのガイドブックをひたすらに読み込んでいて特に「カリブの海賊」のアトラクション写真などにウットリしていたのを思い出したのだ。娘も案の定ガイドブックの虜で、ミニーちゃんと写真を撮るとか、ミッキーの形のアイスキャンディーを食べるとか、プランを考えている。あとトイ・ストーリーのホテルに泊まるらしい。めちゃくちゃ高そうだ。それにしても、この歳の娘と行くディズニーランド、夢みたいに楽しそうだ。娘は忘れてしまうのだろうけど、親が行きたいのだ、この娘と。
中島歩が出演している『あさイチ』を録画にて鑑賞。NHKの朝ドラや大河の映像をふんだんに使用できるのがいいですね。中島歩がスピッツの「夜を駆ける」が好きという情報。『ハヤブサ』とか『三日月ロック』は高校生の頃のリリースで、お小遣いで買ったCDなのでわたしの中でも思い入れが強い。奥寺佐渡子×塚原あゆ子×新井順子の金曜ドラマ『LOST10』1話、おもしろい。撮影もキャスティングも豪華なのだけど、劇半があまりにもうるさい。うるさいので音量を下げると台詞が聞き取れなくて不快だった。
マユリカ阪本主演のCook DoのWeb CMがたいへん良くて、何回もリピートして涙ぐむ。チョロいのですが、阪本さんのことがより好きになってしまった。この1分くらいの動画に、どれくらい言葉を費やせるか試してみようとブログを更新した。こういう時が1番楽しい。
10月17日土曜日
妻は仕事だったので、娘と2人、自転車で出かける。パン屋に寄って、お昼に公園で食べた。池の鯉に餌をあげる。100円で買った鯉の餌は、最中の中に入っていて、その最中も餌としてあげられるエコ仕様。公園に、忍者の恰好をしているコスプレイヤーのお姉さんがいた。「忍者だ!」と興奮している子どもに、「あれは本物の忍者ではなくて、恰好を真似しているだけだよ」と諭しているお母さんがいて、笑ってしまった。別に忍者ってことでいいのに。娘は「あれは忍者じゃなくて、忍たまだよねぇ」と、よくわからない角度ながら、たぶん合っている持論を展開していた。珈琲屋に寄って、豆を買う。娘は店主にラムネがもらえたので、ご満悦。娘は、ラムネの恩を忘れないので、「あの店に珈琲を買いに行こう」としつこく提案してくることだろう。
帰宅して、娘にテレビ鑑賞の権利を交渉し、『キングオブコント』の敗者復活戦を見させてもらった。芸人審査の雰囲気、楽しい。スパイシーガーリック、そいつどいつ、江戸川ジャンクジャンク、破壊ありがとうが特に好き。あと、しずるはいつだってすばらしい。あと、破壊ありがとうのYouTubeチャンネルがおもしろいですよ。田中机の顔、すごくどこかで見たことがあるタイプのハンサム。『キングオブコント』の本編は娘を寝かしつけてから追いかけ再生で観たのだけど、せっかくの祭りの日なので夕飯にはピザを注文した。妻の帰宅まで時間があるので、自販機にコーラを買いに行こうと、娘と散歩。公園でブランコやすべり台で遊ぶ。いつの間にかブランコの立ち漕ぎができるようになっていた。感慨深くなり、「スクスクと元気に育ってくれてありがとうねぇ」と語りかけたら、「野菜じゃないんだからさぁ」と言われた。ツッコミのセンスを持ち合わせている。コカ・コーラの自販機見つからず、サントリーの自販機でペプシコーラを買おうと思ったら入っておらず(そんなことあるの)、泣く泣くギルティ炭酸NOPEを買う。我が家の宅配ピザはピザーラ派。明太もちピザとカレーモントレーが人気です。NOPEは不味くて2口くらいでギブアップした。そもそも、“NOPE”はもはやジョーダン・ピールのものだろ。
『キングオブコント2026』はジェラードンの圧勝。2本ともおもしろかった。蛙亭もヤッホイもめちゃ笑いました。ヤッホイは「お医者さんパスタ」に続いてAztec Camera使い(「Pillar to Post」)。Aztec Cameraのイントロがおもしろいだなんて、まったく気付かなかった。こういう編集のセンスこそが創作のすべてでは、とさえ思う。後輩から「ヤッホイの2本目ってどこかおもしろいんですか?」とLINEが来ていた。知らん、と返しておいた。相性はいいよね、はじめて観たのですが、松竹芸能の波動を感じる。というか、さらば青春の光とうしろシティっぽさ。しかし、サンミュージック所属らしい。ダウ90000がよくわからない叩かれ方をしていた。8人の顔見せは終わったので、次はバチバチの5分ネタを作り上げて黙らせて欲しい。「園田君の髪型がおもしろかった」という堂前さんの審査コメントおもしろすぎ。そして、岩崎う大審査員はなぜ実現しないのでしょうか。
10月18日日曜曜日
朝、起きてきた娘にヤッホイの1本目とジェラードの2本目を見せてあげる。「チャーシュー麵、チャーシュー12倍!?」と「今君は何を思う?」をさっそく習得していた。強いネタには強いフレーズがある。ヤーレンズがジェラードンの「今君は何を思う?」のエコーをかけるという発想は劇場のある吉本じゃないと出てこないよなぁ、という旨のことをラジオで喋っていて、テクノロジー環境がネタの質を規定していくのかと、興味深かった。
車に乗って芋掘りに出かける。茨木の山のほうに行き、芋を掘る。芋堀り場はけっこう賑わっている。芋を掘る人達はなぜかみんな善良に見えるな。百姓信仰がわたしの中にも刻まれているのかな。あと、芋堀りにくると、ランジャタイの改名前“おいもほったーず”を思い出す。そして、彼らは『星のカービィ』よろしく、“スーパーおいもほったーず”、“スーパーおいもほったーずDX”に改名したらしい。芋堀り場におにぎりとおでんが売っていたので、それをお昼ご飯とする。10月だけども、日差しが強く汗ばむ気候で、“おでんにうってつけの日”ではなかった。道の駅に寄り、味噌のジェラードを娘と分け合って食べた。一旦帰宅して、再び車に乗り込み、家族で銭湯へ出かける。ひさしぶりの大きなお風呂で、娘も喜んでいた。サウナに入ると、これまで入ってきた全国各地のサウナと繋がるような感覚になり、旅情を刺激される。あと、その当時の思い出も付随して思い出されていく。そこが好き。サウナ効果か、めちゃくちゃ眠くなり、娘と一緒に21時前に寝てしまう。
10月19日月曜日
月曜の朝に営業所に出勤する時だけ、缶コーヒーではなく「ドトール」でアイスコーヒーS(300円)を飲むことを自分に許している。ドトールのアイスコーヒーはSでもミチミチに注いでくれるので満足いく量なのです。職場近くのドトールの朝の時間帯の店員さん、わたしが大阪に来てからずっと変わっていない気がする。少しニッチェに似ている。
溜まっていた内務処理をして、外回り。車でポッドキャスト『はちくちダブルヒガシ』を聞いた。最近のお気に入り。マユリカのラジオのディレクターや金魚番長のラジオの作家が入っている。そして、ダブルヒガシの2人の圧倒的なおしゃべり力はずっと聞いていられる。内容はまったくと言っていいほどないのだけど、おもしろく、その軽さが魅力だ。わたしは東のことが妙に好き。最新回ではアインシュタイン河井ゆずるが来て大騒ぎで、たいへん楽しかった。河井ゆずるさんには最終的には大阪のローカルでMCとして君臨してほしいと思っています。ときに、なんでコンビ名はアインシュタインなんだ。そんなストレートに人名なことあります?2011年結成なので、“相対性理論”はもうバンドのほうにとられて空いてなかったからでしょうか。
仕事の後に歯医者へ。虫歯になりにくい歯質だけど歯石はつきやすいらしく、なんかめちゃくちゃ鋭利そうな器具でガリガリとられた。そういえば“歯質”って言葉、はじめて聞いたな。音だけで聞いたので、もしかしたらわたしが“虫歯になりにくい資質“を持ち合わせている、という可能性もありますが。歯医者のあと、ジム。めちゃくちゃ混んでいたので、ウォーキングマシンが開かかず、バイクを漕いだ。バイクのほうが楽な気がするのだけど、汗はウォーキングよりかく。『トキトケトーク』の松尾スズキがゲスト回を聞いた。松尾さんの話聞けるのありがたいな。寝る前にスーザン・ソンタグ『反解釈』を読む。批評は、内容の解釈でなく形式を語るべき、と声高に宣言する1960年代の名著なのですが、表題作と「キャンプについて」以外は、批評や引用している対象がわからなすぎて難しかった。形式を語るのはとても難しいのだけど、書かれていた「内容への考察を形式への考察の中に溶解せよ」というのは、これから書くものの指針になりえると思った。『キングオブコント』の堂前さんのダウ90000への審査コメントで園田の髪型を持ち出すというのも、スーザン・ソンタグ的と言えるのかもしれない。
10月20日火曜日
仕事の移動中にポッドキャスト『速水健朗のこれはニュースではない』を聞いた。「ミセス供給多すぎ問題。大森元貴はなぜ出し惜しみをしないのか」と「チープ革命と日本語の壁」がたいへんおもしろかった。山下達郎がライブ後に、その日の出来やミスをエクセルで記録しているという話、達郎さんらしさが出過ぎていて好き
妻が遅番だったので、ワンオペで寝かしつけまで。Cook Doの豚バラ大根を作ったのだけど、一口くらいしか食べてくれなかった。たしかに15分で作れるのに、大根も柔らかく味が染み、美味しい。豚バラじゃなくて、鶏肉でもいい気がする。しかし、味つけは濃いので、とても喉が渇きます。
TBS火曜22時の今期は『いろはの恋は時をかける』ですが、向井康二(Snow Man)が好演している。普段と発声をしっかり変えていて、驚いた。あと、彼は骨格がとても美しいのだ。脚本は『らんまん』の長田郁恵。タイムスリップもので、名作になる予感あり。今期は『虎に翼』の吉田恵里香も『もうパパ!』を書いているが、あっちは1話で視聴が止まってしまっている。
10月21日水曜日
昨夜は9時過ぎには娘と一緒に寝てしまったので、10時間近く寝た。たくさん夢を見る。その中での1つで、Taiko Super Kicksというバンドとイベントをするという夢を見た。彼らがライブをして、わたしがトークをする2部構成。お客さんの予約が2人しかこなかったので、なんとか中止にできないかとアワアワする嫌な夢だった。Taiko Super Kicksと面識があるわけではなく顔も知らないので、夢にはメンバーは登場しなかった。
90年代のSEIKOの中古時計をメルカリで買った。安かったので、本当に動くのか心配だったが、ちゃんと作動している。平成の時代のなんの変哲もない普通のステンレスの時計なのですが、なんだか愛おしい。曜日の表示が、土曜日と日曜日だけ色が変わるのが凝っていて、かわいいです。
気圧で耳が詰まる感じがして、一日中ダルかった。移動中はReverend Baron『Daniel』を聞いた。心地良いギターの調べ。明日はプロ野球のドラフト会議なので、ネット情報と『週刊ベースボール』にて予習。ヤクルトスワローズにどんな選手が入ってくれるのか楽しみだ。二刀流の菰田を指名するという説が濃厚だが、スワローズに育成できる未来が見えない。とりあえずホームランを打てる選手をとってほしい。
10月22日木曜日
急遽パソコンでの作業が必要となり、マクドナルドへ。店内放送のゲストが浜崎あゆみだった。あゆがマクドナルド行く時に聞きたい自分の曲は「Boys & Girls」とのこと。わかる。と思いきや、strongboiやKidsont$aints.などのゴリゴリのインディーミュージックが流れてきて、マクドナルドにいると気分が分裂してくる、と思った。作業に集中したいので、店内の音を遮るため、イヤフォンをつけてポーランドのピアニストSławek Jaskułkeの『Rain Forest River』を耳に流し込む。環境音と溶け込むピアノアンビエント。約3時間ありますので、作業のお供にピッタリ。あと『Park.Live』(2020)もおすすめです。
娘を迎えに行っている途中でドラフトの1位指名が追わっていた。ヤクルトスワローズは社会人No.1打者という評価の東京ガスの藤澤を単独指名。さらに2位でも外野の強打者である佐藤を指名。4位まで野手で固めるという、意志の見えるドラフトだった。投手の補強メドはついているのでしょうか。青木GMを信じます。妻が「ドラフト緊急生特番!お母さんありがとう」を見ようと言ってきたので、「もう中居がいないから、そんな番組もないねん」と適当に返したが、調べたら名称は変わっていたが、去年も今年も放送していた!勝手になくなったものと思っていた。見届け人は去年が小泉孝太郎、今年は有働由美子でした。
夜はジムへ。空いていたので快適。TBS系列のポッドキャスト『となりのパパはどうしている?』を聞いた。小池徹平とアルコ&ピース酒井による育児についての番組なのだけど、めちゃくちゃおもしろい。わたしにはパパ友がいないので、参考になる。小池さん、同じ学年だし。ウエンツ瑛士とのユニットWatのデビュー曲「僕のキモチ」は大好きで、学生時代、カラオケでもよく歌いました。どっちが小池さんのパートを歌うか喧嘩になったものですよ。あれ、いい曲なんですが、作詞・作曲もWatが手掛けているんですよね。そして、番組を聞いていると、小池徹平さんの子育てへの意識の高さと愛情の深さ、聡明さに感銘を受けます。酒井ちゃんはあいからずラジオスター。
10月23日金曜日
朝から取引先の陳列応援で肉体労働の日。隣で作業していた同業他メーカーのおじさんが現役のサーファーで、家では鳥を12羽飼っていて、休日はその12羽に順々に水浴びをさせるのが楽しみなのだ、という話を聞いた。いろんな人生があるな、としみじみする。ちなみに、そのおじさんは名脇役・酒向芳に似ている。お昼は、1000円が支給され、それを握りしめ定食屋へ。自分で小鉢などを取っていくタイプの店で計算が難しい。お財布を置いてきていたので、なんとか1000円以内に収めないとならない。本当は注文してから焼いてくれる卵焼きや秋刀魚などを食べたかったが、それだけで500円くらいかかるので、比較的安かったイワシの梅煮とアジフライ、それにライス(小)とみそ汁で900円。危ないところでした。定食屋のテレビで巨人の監督に松井秀喜が就任のニュース。応援しているチームではないが、さすがにテンションが上がる。最初に触れた国民的スーパースターの野球選手なので。当時はパ・リーグの試合を観るのが難しかったので、やっぱりイチローより松井なんだよな。松井は下敷きやサインボールのレプリカも持っていました。
帰り道に聞いた斎藤京子のソロデビュー曲「元気にしてた?」がすばらしくて感動。
ここ最近聞いたJ-POPで1番好きかも。アイドルじゃないほうのストーンズの新曲「Who You Callin’ Crazy」がフレッシュで最高でした。LISA(BLACK PINK)のシングル「Tarantino」というのは、あのタランティーノ?そういえば、タランティーノの自伝本『おれの映画人生』読みたかったんだよな。Clairoの盟友Claudのニューアルバム『Me and the Music』がリリースされた。これも良い。
夜は『ミュージックステーション』の2時間スペシャルを観た。adieuの正体が上白石萌歌だと知り、妻が驚いていた。別にadieuは正体を隠していないのに。STARTO社のKEY TO LITがデビュー。期待しているのだけど、キテレツという名前で、そのまま奇天烈な曲と衣装というのは、ちょっと冴えないなと思った。デビュー前に出ていた音楽番組でシックな衣装でSMAPの「華麗なる逆襲」をカバーして披露していて、それはすごく恰好よかった。曲が圧倒的にいい、というのもありますが。
10月24日土曜日
妻は美容院に出かける。昨夜、眠る前に「ケント(『パウパトロール』)の髪型にしてよー」と娘がねだり、寝ぼけ眼の妻が「わかった、わかった」と適当に答え、それを真に受けた娘がめちゃくちゃ楽しみにしている。「早く美容院、行きなよー」とむやみにせかしている。妻が髪を切り終え、帰ってくるとなった時も、わざわざマンションの下まで迎えに行き、ニヤケが止まらないらしく手で口を押え、ワクワクしながら待ち構えていた。であるから、なんらケントの髪型になっていない妻の登場に号泣。かわいそうだけど、笑ってしまった。ちなみにケントは前髪をツンツンに立ち上げた、サイドツーブロックです。
泣き止んだ娘を連れて、イオンタウンに行き、本屋を覗き、スーパーで買い物。店内も秋冬仕様に変わっている。シチューのルーの棚シェアが増えている。わたしはクリームシチューがあまり好きではないのだけど、10年前にハウス食品から出た「シチューオンザライス」にはまだ可能性を見ている。さらに改良して、白米に合うクリームシチューを完成させてほしい。たぶんニンニクを入れまくればいいのだけど、そうするとハウス食品っぽくないのだろう。
レイトショーで山戸結希監督の『ママがもうこの世界にいなくても』を観に行く。地方都市の撮影がとても良い。終始映画を走り続ける黄色いVolvoも良かった。川口春奈も良かったが、母親役の小林聡美の佇まいが良くて、涙。父親役の役者が見たことありまくるのに誰か思い出せなかったのだけど、クレジットで確認したらデヴィ伊東だった。森田望智が熱演していたのだけど、山戸監督のあの手触り(言語化できない)が、わたしはちょっと肌に合わないのだった。しかし、いい映画だった。同じような映画で、2014年の塩田明彦『抱きしめたい-真実の物語-』を思い出した。あちらも名作だったな。
10月25日日曜日
三重へ1泊2日の旅行。台風の影響で、朝から大雨でしたが、この日のために購入しておいた山下達郎『JOY 2』を流して、ご機嫌にドライブしました。すっごい鳴りでビックリする。名盤。わたしの大好きな「ターナーの汽罐車」が収録されていてうれしい。『ARTUSAN』からの曲が多めですね。
ドライブの途中で、「診療所のレストラン」という看板を見つけた。それってたぶん「お医者さんパスタ」じゃん、と興奮する。お昼はお目当てのトンテキのお店がお休みだったので、四日市にある農場レストラン「こぶたの家」というお店でとんかつを食べた。そして、お目当ての伝説的な子どもの本専門店「メリーゴーランド」へ。店主の増田喜昭は河合隼雄、長新太、五味太郎(お店の看板も手掛けている)などとも親交があったらしい。すべてがあるぞ、というような素晴らしい品揃えと店の佇まい。店主と五味太郎の対談本『本屋は回る』、『子どもを描く 林明子の世界』、妻は福音館書店の『おせち』を購入。娘は『おもちのおふろ』という絵本を選んだ。あと、『たくさんのふしぎ』の“ひま”特集を購入。素晴らしいテーマだ。さらに、絵はマンガ家のスケラッコ。妻は長新太デザインのTシャツも購入していた。「岩嶋屋」という和菓子屋で薄皮饅頭を買って食べる。
ちょうど雨が止んだので、日本一という御在所ロープウェイへ。とても長くて、15分も乗れる。雨上がりだったからか、猿がたくさん山から降りてきており、娘が大興奮。ホテルはなかなかにボロく、娘に「オバケ猿屋敷」と名付けれていた。しかし、とても気にいったらしく、「また来よう」と言っていた。ボロいし、大浴場も辛気臭かったけども、屋上に展望台があって、夜景が綺麗でした。御在所にお越しの際はぜひ。夕食を食べて、お風呂に入った後、売店でハーゲンダッツのバニラ味を買った。500円もするけど、歯を食いしばって買った。わたしも小さい頃にホテルの自販機でハーゲンダッツを買ってもらい、それが甘美な思い出となっているので。娘は「えー!?ごはんの後にアイスを食べていいの?特別だぁ」と踊っていた。ひょうきんだ。部屋の広縁に座って食べる。はじめてのハーゲンダッツ、どんな反応をするかなと期待していたら、第一声は「固い」だった。
10月26日月曜日
朝から再び大雨。ホテルの朝ごはんはうれしい。『冬のなんかさ、春のなんかね』というドラマで杉咲花演じる主人公が、旅館に泊まっておきながら朝ごはんを食べないと言い出し、彼氏であるところの成田凌も珈琲だけでいいとキャンセルしていて、「違う世界の話すぎる・・・」と驚愕してたのだけど、フードエッセイストの平野紗季子も「信じられない」と言っていて、安心しました。ホテルって朝飯食いに行くところだよなぁ。
「日の出製菓」へ行き、お土産に炭酸せんべいを買う。素朴でとても美味しい。缶のデザインもかわいい。お昼は「そば切り 石垣」という店へ。寒かったので、ざる蕎麦ではなく、温かい鴨と三葉の蕎麦を食べた。しみじみと美味しい。「アクアイグニス」という施設にある100%源泉かけ流しの「片岡温泉」で風呂に入る。綺麗で広く、温泉もヌルっとしていて気持ちいい。水風呂がなかったので、冷水を身体に当てて、温冷交代浴とした。身体がポカポカになる。
帰り道に滋賀県の東近江市を通っていると、道路に現れる無数の「飛び出し坊や」に娘が喜ぶ。そう、東近江市は「飛び出し坊や」発祥の地で、100m置きに設置されているくらいにめちゃいるのだ。「飛び出し坊や」のデザインは本当に素晴らしいので、キーホルダーが欲しくなり、ネットで調べてみると道の駅に売っているとのことなので訪ねてみると、ノートしか置いていなかった。「久田工芸」という飛び出し坊やを製造している工房を訪ねてみるも、ステッカーのみで、キーホルダーは置いていない。しかし、作っている様子を見学させてくれた。なんでも全国から「飛び出し坊や」のファンがこの工房に訪ねてくるらしい。「飛び出し坊や」は依頼すれば2万円しないくらいで作ってもらえるらしい。製造現場を見て、そのデザインの美しさに改めて感銘を受け、いよいよどうしても欲しくなってしまい調べに調べたところ、アウトレットに併設されている「湖の駅 滋賀うれしや」にあるとの情報を得て、向かうことに。そこには、本当に「飛び出し坊や」のグッズが大量に販売していた。キーホルダーに3Dフィギュアにステッカーにノートに靴下にクッキーやラングドシャまであった。その中から木型のキーホルダーとメモクリップを購入。「飛び出し坊や」は看板であるので、アクリル製より木型がふさわしい。
満足感に包まれ高速で帰路に着き、夜ご飯は「丸源ラーメン」に寄った。『1日外出録ハンチョウ』18巻に収録されている「帰路」という傑作エピソードにインスパイアを受けて。川越旅行を楽しんだハンチョウ一行だったが、帰り道に寄ったロードサイドのラーメン屋(完全に「丸源ラーメン」を模している)のラーメン・チャーハン・餃子の三点セットが結局のところ旅での1番美味しい食事だった、というお話。改めて、『1日外出録ハンチョウ』の着眼点は素晴らしい。なにより「丸源ラーメン」は子連れの味方だ。座敷でのびのびと食事を楽しみました。家に着く直前にカーステレオでCDを流して聞いたSMAP「どんないいこと」「しようよ」があまりにも良くて、「泣くほどにいい曲だね」と妻に伝えたら、感極まって本当に涙ぐんでしまった。SMAPについて喋ろうとするとすぐ泣いてしまう。



