青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近のこと(2020/03/10)

本来なら仙台出張のはずだったが、コロナ対策で中止。退社後に池袋の「タイムズスパ レスタ」へ。雨だし、コロナだし、「かるまる」ができたことだし、空いているかなと期待したけども、とても混んでいた。ドラマ『サウナ道』によるブームは継続中のようだ。…

最近のこと(2020/03/09)

憂鬱な月曜日ではあるが、水曜日からリフレッシュ休暇をとっているので今週は2日働けばいいだけなので、余裕なのです。朝起きてから出社までずっとラジオを流している。シャワーを浴びながら、トーストをかじりながら、コーヒーをすすりながら、通勤電車に揺…

最近のこと(2020/03/08)

今日も天気が悪い。楽しみにしていた神宮球場でのオープン戦も中止のようだ。洗濯物が溜まっているので、洗濯機を回し、コインランドリーに放り込む。乾くまでの待ち時間に食事をしようと、近所のとんかつ屋に向かった。7年前にこの街に引っ越してきて、美味…

最近のこと(2020/03/07)

起床すると空が雨模様なので、洗濯を断念。散髪に出かける。駅前のなんてこない1000円カットなのだけど、7年通い詰めることで、理想の仕上がりを提供してくれる店となっていた。わたしの中の理想は、「確実に量は減ったのだけど、散髪した感がない」というも…

最近のこと(2020/03/06)

とうとう1週間の内勤生活を終えた。現在の担当地区であり、すっかり気に入ってしまった長野やと富山といった土地や人々への別れを惜しむこともできなそうだ。しかし、東京にずっといても仕事後に誰と会うでも、どこかのイベントに出掛けるでもなく、まっすぐ…

最近のこと(2020/03/05)

通勤時にジョアン・ジルベルト『三月の水』を聞いた、3月なので。とうとう朝の電車で座ることができてしまった。確実に東京の朝に人が少ない。進んでいる会社はリモート出勤やらテレワークをしっかり実践しているのだろう。たしかに外回り禁止にしたところ…

最近のこと(2020/03/04)

心なしか電車に乗っている人の数が日に日に少なくなってきている気がする。電車の中でリリースされたばかりの寺尾紗穂『北へ向かう』(2020)を聞いた。春の所在ない心情に寺尾さんの歌がぴったりハマる。「君は私の友達」にはハッとしてしまう。 SFと音楽と…

最近のこと(2020/03/03)

会社よりコロナ対策の一環として「外回りを当面の間禁じる」との令が下り、出張ができなくなってしまった。担当変更の挨拶回りができない。急に内勤しろと言われてもやる気が出ないので、ネット上での転勤先の住居探しに励むことにした。Twitterで相互フォロ…

最近のこと(2020/03/02)

しかし、まさか大阪とは。我ながら大阪が似合わないと思う。正直に言ってしまえば、大阪に苦手意識を抱いている。阪神タイガースファンの薄汚い野次とか、「こう来たらこう返す」という吉本新喜劇的な様式美とか、人々の気安さとか。『M-1グランプリ2001』 …

最近のこと(2020/03/01)

会社より大阪への転勤を告げられ、4月から東京の地を離れることになった。少なからず”東京”というアイデンティティに寄りかかっているという自覚もあったので、それを剝奪された自分はどうなっていくのだろう。そんな混乱の中で、ふと「日記をつけてみよう…

森下佳子『義母と娘のブルース』

これは、亜希子(綾瀬はるか)がすべての孤児の母であらんとする物語だ。かつて孤児であった亜希子は、これからひとりぼっちになってしまうかもしれない少女みゆき(横澤菜帆、上白石萌歌)の義母となるべく、良一(竹野内豊)との契約結婚を決意する。亜希…

『千鳥のニッポンハッピーチャンネル』エピソード1〜3

『千鳥のニッポンハッピーチャンネル』は千鳥・大悟が「日本にハッピーを届けたい!」というコンセプトのもとに様々なコンテンツを発信していくという形式のAmazon Prime Video配信による新番組である。その第一弾(エピソード1〜3)では、日本が元気だった…

安達奈緒子『G線上のあなたと私』8話

やはりこのドラマは山場のようなものを意図的に回避していく。弱っている眞於(桜井ユキ)の部屋を訪れる理人(中川大志)。凡百の展開であれば間違いなく、2人は関係を持つことになり、也映子・理人・眞於の関係がこじれていくことだろう。しかし、そうはな…

オードリー若林正恭の結婚に寄せて

オードリー若林正恭が結婚。それはもう、かなり大袈裟に動揺してしまったのである。ナイーヴであることを唯一のアイデンティティとして、大人への一歩を踏み出せず、”青春ゾンビ”なんて造語と戯れながらダラダラと思春期を彷徨っている。そんな風にして自意…

安達奈緒子『G線上のあなたと私』2話

楽しくしてれば、こっちの勝ちだ まさに、悲しみを明るさで塗り替えよういうこのドラマのトーンを言い表した素晴らしい台詞だ。也映子が、悲しい思い出のドレスを、発表会の楽しい記憶に塗り替えるとするのがこの2話のはじまりである。 「照れちゃってるよ〜…

安達奈緒子『G線上のあなたと私』1話

『G線上のあなたと私』がおもしろい。TBSの火曜ドラマで、磯山晶(チーフプロデューサー)、安達奈緒子(脚本)、金子文紀(演出)という座組みへの期待に、見事に応えてくれる秀作の予感だ。 アラサーOL、40代主婦、男子大学生という世代も性別も異なる3人…

尾崎将也『まだ結婚できない男』1話

『結婚できない男』が13年の時を経て、まさかの続編である。主題歌は持田香織による「まだスイミー」、前作の主題歌「スイミー」のセルフカバーである*1。「スイミー」のようで、どこか違う。そんな楽曲に同調するように、劇中もまた13年前となんら変わらな…

『キングオブコント2019』 かが屋のコント美学

かが屋のコントは美しい。コント内で鳴る扉のベルの音が複層的に響く。「会計を済ませたお客がドアを開けて店を出ていく音を、待ち人の到来と勘違いしてしまう」という複雑な心理描写をベルの音と表情だけで表現してしまうのだ。こういったコントを私は美し…

TBSラジオ『空気階段の踊り場』

この番組には強烈な人間賛歌が迸っている。路上のアウトサイダーにインタビューをするという番組の初期を支えた名物コーナー「サラリーマン“じゃない”人の声」*1に、 “歯のない人”が頻繁に登場する。まるで何かが欠けた人の象徴のように。童貞、借金、不倫、…

最近のこと(2019/07/01~)

the 1975 - i always wanna die (sometimes) {tradução} この夏はあまりいいものではなかった。その決算として、巨大台風の通過とともに体調を著しく崩す。出張先のホテルに引き籠もり、熱にうなされながらひたすらに眠り続けていた。季節の変わり目にいつも…

みそさざい『しあわせジョン』

変な犬と暮らしはじめた pic.twitter.com/Jug4tvT1rZ— しあわせジョン(ζ''U)シカクしあわせジョンフェア9/30迄 (@misosazainfo) June 4, 2019 2019年6月から@misosazainfoというアカウントでTwitter上で掲載されている『しあわせジョン』という漫画にすっか…

新海誠『天気の子』

降り続ける雨を、流れる“涙”の比喩としよう。この街では、誰かがいつも泣いているからだ。映画のキーヴィジュアルに選ばれたのは代々木会館だった。『傷だらけの天使』(1974)でお馴染みの通称“エンジェルビル“*1。つまり、これは現代社会から爪弾きにされ…

ドラマ25『サ道』

ディープリラックスと美しき世界への圧倒的感謝。タナカカツキによる決定的バイブル『サ道』にて言語化されたサウナの気持ち良さが、端的に映像化されていた。サ道作者: タナカカツキ出版社/メーカー: パルコ発売日: 2011/11/28メディア: 単行本(ソフトカバ…

最近のこと(2019/04/01〜)

10連休ですね。もちろんうれしいのだけども、この"変わっていってしまう"感覚に精神が疲弊してしまっている。Robag WruhmeというドイツのテクノDJの「Venq Tolep」という曲の美しさに心を慰められています。平成から令和のまたぎのお祭り騒ぎにも、なんだか…

ニンゲン観察バラエティ モニタリング『オードリー・春日俊彰のプロポーズ大作戦』

クミさん。 今までたくさんの手紙をもらってきたけど、今日はじめて手紙を書きます。 昨日、家にある数々の手紙を読みかえしてみました。春日の誕生日、バレンタイン、クリスマス、一ヶ月記念、一年記念、春日が入院したとき、M-1の日。そのどれもが春日に対…

最近のこと(2019/03/01〜)

ここ最近のミューズは日向坂46なのです。メジャーデビューシングルの表題曲「キュン」がとてもかわいい曲でうれしい。今1番楽しみにしているテレビ番組は『ひらがな推し』で、3/17放送の「ヒット祈願駅伝」の"かとし"と"ひなのなの"の走りとお喋りにサトミ…

『R-1グランプリ2019』岡野陽一のイノセンス

2019年の『R-1グランプリ』の興奮もすっかり覚めやった中*1、敗者復活から勝ち上がった岡野陽一(元・巨匠)が披露した1本のコントが頭にこびりついて離れない。それは「鶏肉をもう一度大空に飛ばしてやりたいんだ」という奇天烈な内容で、当然のように客席…

『オードリーのオールナイトニッポン10周年全国ツアー in 日本武道館』

たまらなく不安な夜には、いつもラジオが流れていた。ラジオはわたしたちの夜に忍びこむ。「さびしいのはおまえだけじゃない」と。武道館とライブビューイング会場に駆けつけたのは2万2千人のリトルトゥース。その1人1人にオードリーとの"夜"があるのだと想…

Netflix『TERRACE HOUSE OPENING NEW DOORS』

想いを寄せる安未とのドライブデートが上手くいかなかった雄大。得意の料理で挽回しようと、スーパーへの買い物に安未を誘うも、やんわりと断られてしまう。何もかもが期待どおりに運ばすにふて腐れる雄大は、場の空気を悪くしていく。その子どものような振…

くりはらたかし『たんぽぽふうたろうと7ふしぎ』

今、1番素敵な絵を描く漫画家/イラストレーターはクリハラタカシさんなのです(断言)。やわらかい線で紡がれる所作の中に、生きることの喜びが詰まっています。くりはらたかし名義の新作絵本が発売されました。さすらいのたびびと"たんぽぽふうたろう"が"…