青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近のこと(2020/03/06)

とうとう1週間の内勤生活を終えた。現在の担当地区であり、すっかり気に入ってしまった長野やと富山といった土地や人々への別れを惜しむこともできなそうだ。しかし、東京にずっといても仕事後に誰と会うでも、どこかのイベントに出掛けるでもなく、まっすぐに帰宅して部屋でゴロゴロしているだけだった。これはもうどこに住んでも同じなんじゃないだろうか。退屈を持て余した営業所では昨日の利き茶大会に続いて、利きコーラ選手権を実施。コカ・コーラペプシジャパンコーラ、コーラZERO、特保のメッツコーラの4種を飲み分ける。ZEROやメッツコーラの不味さは当てることができたが、コカ・コーラペプシジャパンコーラを間違えてしまったのは痛恨であった。ジャパンコーラは初めて飲んだのだけども、塩と和柑橘が隠し味となっているらしい。目隠しをせずに改めて飲むと、赤いコーラが断トツで美味しいのだけども、競技中は冷静さを欠いてしまう。次の利きターゲットを何にするか、缶コーヒーかコンビニ珈琲、はたまたカップ焼きそばなんいうのもおもしろいかもしれない。だが、本当にやりたいのはブルボンの主力お菓子を買い揃え、みんなでNo.1を協議する大会である。

学生時代からの友人らと池袋の「とんちゃん」でサムギョプサルやチヂミを食べた。大学を卒業してから10年は経っても、ひと月に1回は会っていたのでたいしたものであるが、転勤によってこのメンバーに会うのも年に1度くらいのペースになっていくのだろう。知っている人が誰もいない大阪でどうやって友人を作ればいいのか話し合ったところ、お酒が飲めないから無理だろうという結論に至りました。大人になって新たに友達を作る場所は行きつけの居酒屋やバーらしい。『獣になれない私たち』(日本テレビ)的なイメージだろうか。その他は近況(と言っても直近1ヵ月なのだけど)についてと、ここ最近のラジオとドラマについて。あと日向坂46の最新の推しメンバーの報告。我々の中では最近、松田好花と河田陽菜さんが人気です。『DASADA』(日本テレビ)の小坂奈緒さんがとても良いということを熱弁した。演じ手によってはひどく痛々しいものになりそうなキャラクター像に、しっかりと実存を与えている。『DASADA』はベタとユーモアのバランスも良く、未完ながらも日本テレビ発の坂道シリーズのドラマ群(『初森ベマーズ』『残酷な観客達』)の中ではベストに推したい。『日向坂46ドキュメンタリー映画 46分の予告編』もまだTVerでギリギリ観られる。人たらしである長濱ねるに導かれ、振り回され傷つき果てた先に、2期生が援軍として現れ蘇生していくさまが実によくできた物語なので必見です。数年前に「現代日本におけるファム・ファタールというのは峰不二子のような出で立ちでは決してなく、長濱ねるのような円い形をしている」と書いたのだけど、これはやはり真理な気がする。

4/18のレコードストアデイにてayU tokiOとSaToAのスプリットLP『みらべる』が発売するとの報が。音楽のフィジカル製品への関心が薄くなっていたけども、ayU tokiO関連のアイテムは購入してしまう。サブスクに参入していないから、という理由だけではなく、ayU tokiOは製品へのワクワク感を宿すことに長けているアーティストだ。2018年にリリースされた『遊撃手』というアルバムは、LP、CD、カセットの3形態すべて購入してしまった。頭脳警察の1stLPと同じサイズ感にしたという妙に大きい『遊撃手』のLPは、Frank Ocean『Blonde』のブラックヴァイナルとともにわたしの部屋の目立つ場所に鎮座している。次の新居にも連れて行こうと思う。