青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近のこと(2020/03/05)

通勤時にジョアン・ジルベルト『三月の水』を聞いた、3月なので。とうとう朝の電車で座ることができてしまった。確実に東京の朝に人が少ない。進んでいる会社はリモート出勤やらテレワークをしっかり実践しているのだろう。たしかに外回り禁止にしたところで、電車通勤の人間がワンフロアに数十人がすし詰めになっているのはむしろ感染リスクを高めているであろうことは全員がうっすらと感じている。ドラッグストアでのマスク争奪戦には参加できたためしがないので、コロナ対策として営業所で毎日マスクが支給されるので助かる。今年の花粉症は例年より比較的軽いようで、目の痒み以外は薬でなんとかなっている。今年はアレグラ系からアレジオン系に切り替えてみた。アレジオンのCMの木村文乃のクールな先輩の演技メソッドなんかおもしろくて好きです。

永続的な内勤生活の退屈さのあまり、課のメンバーと利き茶大会を開催することにした。お~いお茶、生茶伊右衛門綾鷹(aka急須で入れた緑茶に最も近いお茶)を目隠し状態で飲み、品種を当たられるかを競った。生茶綾鷹はわかったが、お~いお茶と伊右衛門の違いが難問だった。お茶請けにはセブンイレブンの「春の三色もち」を用意しました。今のチームにも2年在籍してかなり愛着を抱いているので、このメンバ―と離れるのも寂しさの一因だ。

池袋の「タイムズスパレスタ」に寄ろうかと思うも、気力が沸かず断念。服を脱ぐ、というのは意外と面倒な行為であるから、それなりのバイタリティーがある時でないと、銭湯やサウナにも行けないものなのだ。池袋のサウナ・銭湯の「タイムズスパ レスタ」「池袋プラザ」「妙法湯」には一時期たいへんお世話になってので、しっかりお別れを言いにいきたい。新しくできた「かるまる」にも一度は足を運んでおきたいものです。

最寄り駅の本屋で『BRUTUS』を購入。タイミングよく「大阪の正解」という特集号だった。一通り眺めて、なんて素敵な街なのだろうとウットリしてしまった。そういえば、柴崎友香が小説で書く大阪の“シティ”としての営みにもいつも憧れていた。洒落たコミュニティが緩やかにグルーヴしている感じ。自分はその中に入ってはいけないのだろうな、と思うとここに掲載されている店のほとんどが無縁なものに思えて、むなしくなってしまった。お話し好きやトーク自慢の店主を謳う店がやたら多く、そういうのに対して未だに拒絶反応を示してしまう自分にもうんざりしてしまう。“個”として居ることが許される、銭湯、カレー、喫茶店、古本屋くらいは思う存分に享受していきたいと思う。『BRUTUS』に掲載されていた「温冷浴をせずして帰る人は、高級レストランで食事してライスだけ食べて、あとは残して帰るのと同じ」というパンチラインをかかげる「末広温泉」という施設が提唱する温冷浴はよだれが出るほど気持ちよさそうだった。

スーパーで豚バラ肉200g、お惣菜パックで菜の花の辛し和えを買った。ごま油で炒めるだけの豚キムチを作り、ヤクルトVSソフトバンクのオープン戦を眺めながらノンアルコールビールで流し込む。久保はピリっとしなかったが、イノーア、五十嵐、今野はナイスピッチングだった。バレンティンと村上を欠いたヤクルト打線は迫力に欠ける。バレンティンソフトバンクのユニフォームを着ているのが寂しい。

関西弁を身体に染み込ませていこうと、桂枝雀の「高津の富」をお風呂で聞いた。乃木坂46白石麻衣ラストシングル「しあわせの保護色」のMVに胸が熱くなってしまった。アイデアとエモーションがある。曲調のソウルフィールも派手さはないものナイスだ。