青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近の色々!

三四郎の漫才とジャネル・モネイの動画をひたすらYouTubeで観ている。まどマギと三四郎とジャネル・モネイのおかげで息を吹き返しました。三四郎は11月にニコ生中継のトークライブがあるそうなので、早速予約した。彼らの漫才を観る事で生活していく上で溜まっていく私の中の何かが浄化されているのは確かなのだ。

ジャネル・モネイはもう部屋にポスターを貼りたいくらい夢中。久しぶりに海外のポップスターに心奪われてしまったので、ときめいております。もう、ダンス(というか躍動?)を観ているだけで泣けますね。「Dance Apocalyptic」でのパフォーマンスが本当に好き過ぎる。曲も完璧だしね。summerbreeze1さんのブログ『キープ・フール・クール』(http://blog.livedoor.jp/summerbreeze1/)の超充実したジャネル記事を読み耽りました。熱量と詳細な情報の数々にすっかり感動してしまったなー。素晴らし過ぎる。



今週のこと。月曜日は2度目の『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語』観賞。入場特典の色紙は前回に引き続きほむら。

ほむらはとても好きですけど、2回目は杏子&さやかが欲しかった。劇中の2人超泣けますよねー。前半がつまらないって意見をちらほら見かけたけども、僕はたまらなく好きですね。オーケストラの演奏の中、少女が縦横無尽に駆け回ったり、夢の中に列車走ったりする所とかイマジネーションを大いに刺激される。べべもかきゅうべいもかわいい。魔法少女の契約には原発問題の隠喩もある、とか監督は前に述べていたらしいので、今回の「円環の理」から引きずり下ろして、まどか再び人間宣言という構図には、天皇制への隠喩が込めていたりするのかしら。青山真治の『共食い』といい、いいとも終了といい、山本太郎の直訴といい、最近妙に天皇制関連が目につく。そんな事はさておき、傑作だと思うのだなー。

前のエントリーにもかきましたが、「誰かの願いが叶うころ」を聞いては悶えていますよ。で、また収録されている宇多田ヒカルの4枚目『ULTRA BLUE

ULTRA BLUE

ULTRA BLUE

が歴史的名盤なもんだから、全部聞いちゃう。いい曲ばかりだけども、「Blue」と「Passion」と「Keep Tryin’」が入っているというだけでキャリアハイである事は間違いなし。

この間は朝から「Passion」聞いて電車で泣きかけてしまいました。



火曜日は家に帰ってのんびりしていた。佐久間宣行と岩井秀人による『終電ごはん』、最初は批判ばかりしていましたが、回を重ねるごとにノレるようになってきて、楽しく観られた。最終話の酒井若菜の本気演技とそれに引っ張られるオードリー若林正恭がとてもよかった。ナポリタンよかった。やっと劇中で作られるご飯と脚本が相互的に絡みあった脚本が出てきて、「食べる」という行為にエモーションが宿っており、とてもよかった。岩井秀人が本を書いているのだから、『孤独のグルメ』とか『めしばな刑事タチバナ』とかとは違って、毎回これくらいの精度を期待してしまうのだけども。岩井秀人は『終電バイバイ』『終電ごはん』と来ているので、次に脚本を手掛けるドラマも『終電なんちゃら』で「終電三部作」を作り上げて欲しい。



水曜日。2週に渡ってとんかつ研究を怠ってしまい禁断症状が出ていたので、仕事帰りに浜松町の人気店「むさしや芝大門店」へ赴き、奮発に奮発を重ね極上ロース定食をえいやっと注文。

旨い。見事なサシの入った上質な豚肉は瑞々しくプリっとしている。あんな食感の豚肉は初めて食べました。脂の甘味も極上だ。衣は濃い目に揚がっていて、個人的にはもう少し薄めの方が好みかしら。難点は衣がはがれやすいのと、脂が噛み切れなくて一切れを一気に食べざるを得ない所かしら。これまで食べたとんかつの中でもトップレベルに美味しかったのだけども、お店の空気に馴染めず楽しみきれなかったのは残念。仕事の出来そうなサラリーマンの常連さん達が店員さんと和気藹々としていて、なんか居心地が悪かったのです。やれ、あの雑誌に取り上げられただの、あのスポーツ選手と知り合いだの、とかさ。次、行く事があれば絶対にランチだ。



浜松町駅は、中高の時はよく使っていた駅だったのだけども、いざ自分がスーツを着て行ってみると、バリバリ仕事をしてそうなサラリーマンが多くて怖いという事に気づきました。無数の高層ビルにたくさんのサラリーマンが詰め込まれて働いているのかと思うと何だか発狂しそうだった。浜松町の貿易センタービルにはわりと大き目の文教堂が入っている。確か400坪だったか。昔は「ブックセンター談」という名前で、部活の帰りにみんなでワイワイと覗きに行った事もあった。ジュンク堂などを未経験だった僕らにはそれはもう広大なお店に映り、「ダンは日本で1番でかい本屋だ」と盛り上がっていたものでした。今行ってみても確かに広かったのですが、買おうと思っていた西村ツチカの新刊とボラーニョの『売女の人殺し』が置いていなかった。仕方ないのでボラーニョのもう1個の短編集『通話』をチラっと立ち読みしていたら1ページ目からグッと惹きこまれた。今でも続きが読みたくてたまらないので、新刊のほうでなく『通話』から読み始める事にしようか。音楽雑誌をパラパラと立ち読みしていると、今、日本のロックシーンはczecho no republicを売りだしたくて仕方がないというのが伝わってきた。男臭いビジュアルのメンバーが1人抜けて、かわいいモデルの女の子とかわいい眼鏡男子が加入して、ビジュアルがえらい整っていた。決して悪いバンドではないが、こういうバンドがメジャーでやっていくには、こういう風にレコード会社なりレーベルなりが色々と操作してくるんだなー、と辛い気持ちになった。巷で話題の渋谷直角の『カフェでよくかかっているJ-POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生

が平積みされていたので立ち読みしていたら、閉店時間になってしまった。表題作と「ダウンタウン以外の芸人を基本認めていないお笑いマニアの楽園」「空の写真とバンプオブチキンの歌詞ばかりアップするブロガーの恋」の3編まで読んだのだけど、ずいぶんと露悪的で驚いてしまった。細部まで小技が効いていて面白い事は面白いのですが、僕はちっともいいとは思えなかった。どういう態度で臨めばいい作品なんだろう。「あぁ、こういう痛い自意識のサブカルかぶれいるわー、わかるわー」という事を共有するものなのかしら?そんな厚顔無恥な事、私には絶対にできない。そういうつもりはないのかもしれないけども、やっぱりどうしても作者にしても褒めている人(だって実際、大根仁とかしまおまほとかでしょ)にしても、高い所から見下ろして、痛みを露悪的に笑っているようにしか見えない。私が読んだ以外の何篇かで印象は覆るのだろうか。そうでなければ許せない。サブカルクソ野郎な仲間達の自意識を笑い者にしたままではすませないぞ。機会があったら最後まで読みたい。
直角主義

直角主義

でも、僕はこの『直角主義』のが絶対好きだなー。世界の奥行きをくだらなく体感できます。



今期は意外と録画しているものが多くて、とりあえず3話ほど観てノレなかった『ガリレイドンナ』の視聴を打ち切った。絵とキャラクターが苦手だった。『境界の彼方』がずっと70点くらいだけども、何となく見続ける。しかし、5話は我らが山田尚子様(『けいおん!』『たまこまーけっと』監督)が絵コンテ・演出回で、とてもよかった。結局、私が京都アニメーションに期待しているのは剣だの妖怪ではなく、ああいった日常物なのだ。そして、山田尚子のカメラワークはやはりとても好きだ。早く、瀬田なつきと対談して欲しい。そういえば、瀬田なつきはまたPV撮ってたな。

『キルラキル』は面白い。マコちゃんが楽しくてかわいい。

左の子です。名前が満艦飾マコというのもさいこー。4話は本編から逸れた内容だからか、その分軽くて楽しかった。『安堂ロイド』の3話はひどかった。これは擁護できない。あからさまなテンションダウンとコメディタッチのうすら寒さ。脚本も演出も1、2話とは別の人が担当しているらしい。安堂ロイド君の回想シーンでも、彼の姿がキムタクなのが伏線なのか単なるミスなのかわからなくて混乱する。しかし、大島優子と山口沙耶化香の演技とキャラクター造詣はひどいな。そうそう、先週のガキ使の「スペシャルマッチ王グランプリ早口王」の月亭方正に腹をかかえて笑う。あの早送り話芸は伝統芸能入りだ。テレビは面白いなー。日本シリーズも盛り上がっていて楽しい。楽天がんばれ。マー君のスター性にはほとほと感服でござんす。ヤクルトに特にいい話題がないので、黄金時代に想いを馳せています。あぁ、伊藤智仁のスライダーよ。



『お願いランキング』で話題の無印のレトルトカレーを3種類試してみたのだけど、どれも美味だった。グリーンカレーが本格的で1番美味しかったのだけども、結構辛くてお腹が痛くなってしまうので、私が常食とするのならば「素材を生かしたカレーバターチキン」がいいかもしれない。東村アキコ先生も「ごっちゃんもお気にいり」ってつぶやいていたしね。

しかし、最近やっと自分が辛いものに弱い体質だと気づきました。食べるのは平気なのだけども、胃腸が負けてしまう。で、お腹のほうで勝てないので最後にお尻が負債を抱え込むわけです。とても悲しいこと。



こちらも巷で話題だった『ダーツの旅』での「親友の吉田さんが好きすぎる女子中学生」の動画。

とてもグッとくる。漫画みたい。漫画と言えばスカートの澤部で、ここ最近の彼のブログをまとめて読んでみたのだけどおもしろかった。彼の生活する部屋が浮かんでくるよう。後、澤部君の使う「恋人」という響きのいらやしくなさ、というか生活の一部という感じは素晴らしい。『幻燈日記帳』を漫画化して欲しい。