青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

2010-01-01から1年間の記事一覧

奇妙礼太郎トラベルスイング楽団

大根!人参!ロックンロール!くよくよしようぜ!シナトラ気取りのフリークスとガラスのハートにワサビを塗りすぎた5名から10数名のキンキー・ミュージシャンズが、春の入学&ファースト・キッス・シーズン、微熱なフォーエバーヤングスに贈る、ソフト問題…

クレイグ・ギレスピー『ラースと、その彼女』

ラブドールであるビアンカに魂が宿る。そう聞くと是枝裕和の『空気人形』を連想するのだが、本作はその魂の宿り方が秀逸。ビアンカは動くわけでも喋るわけでもない。ただ、主人公ラースを見守る周囲の人々の善意によって魂を持つのだ。服を着替えたり、お風…

『ブランコ』完結記念ウィスット・ポンニミット ライブ

『ブランコ』完結記念ウィスット・ポンニミット、星野源ライブ@原宿Vacantに行ってきた。しかし、タム君のアニメよくできてるなぁ。良質な短編の連打。タム君がギターで歌い出すってなった時は正直「勘弁してよー」とか思ってたのですが、その素晴らしい歌声…

文芸坐オールナイト マイマイ新子と片渕須直の足跡

昨夜、池袋文芸坐で行われた「新文芸坐×アニメスタイルセレクション マイマイ新子と片渕須直の足跡」に行ってきた。文芸坐のオールナイトにある独特の雰囲気がとても好きだ。眠気ざましにホット珈琲や栄養ドリンクを飲んだり、毛布にくるまっている女の人が…

盧廣仲

台湾の25歳のシンガーソングライター盧廣仲。着ているTシャツはユニクロですね、これ。本国ではスーパースター、日本でもじわじわ人気が高まっている。 うーむ、よい。いい声。アレンジも音数少なめでよいですね。

キングオブコント2010

キングオブコメディ優勝おめでとうございます。完全なるはみ出し者である彼らが報われる瞬間に涙。しかし、東京03に続いてキンコメが優勝とは。キングオブコントは人力舎のためですね。キンコメ高橋が痴漢で逮捕後(一応、冤罪)、「めちゃイケ」でテレビ復…

白石和彌『ロストパラダイス・イン・トーキョー』

出口のない閉塞感、まさに平坦な戦場に生きる登場人物たちが夢見るパラダイス、アイランド。すべての事がするっとうまくいくような、はみ出した者たちが報われる世界。ここではない何処か。まさに学生時代からとり付かれているUFO幻想を体現した映画で、また…

ポップマエストロ RAG FAIR

RAG FAIRを覚えていますか。ハモネプブームを牽引していたコーラスグループ。まったく関心を抱いていなかったのですが、ふとTVで流れる「あさってはSunday」を聴いて、すっかり心を射抜かれてしまった。彼らは実に優れたポップグループなのだ。 デビューシ…

シンガーソングライター黒沼英之

黒沼英之の音楽がよい。齢21、現役大学生のシンガーソングライターだ。なんだかうまくいかなかった日の夜に聞きたいのはこんな歌なんじゃないかと思う。最近のJ-POPのように、簡単に永遠を誓ったりすることもなく、常に切実さがつきまとう彼の歌。また聴く人…

Gonzales『Solo Piano』

Solo Piano: The Deluxe Edition (Bonus Dvd) (Dlx)アーティスト: Gonzales出版社/メーカー: Arts & Crafts発売日: 2009/09/22メディア: CD購入: 3人 クリック: 19回この商品を含むブログ (6件) を見る カナダ出身のジェイソン・ベックはベルリンでチリー・…

星野源 LIVE「DOCOMO CONCERT × J-WAVE GROW GREEN PROJECT」

「DOCOMO CONCERT × J-WAVE GROW GREEN PROJECT」というイベントで星野源のフリーライブを目撃。会場にはゴーヤ料理が販売しており、ゴーヤココナッツカレーなどを食べながらステージを眺めていたら、リハーサルで星野源が登場。やだ、何この人かっこいい。…

ほうかご実験クラブ『ほうかごが止まらないvol.2』

阿佐ヶ谷LoftAで開催された、ほうかご実験クラブ『ほうかごが止まらないvol.2』を観た。 ほうかご実験クラブって何ぞや、と言いますと、シンガーソングライターであるまつきあゆむとその仲間たちのユニットである。インターネットラジオを38回も放送している…

フォカッチャだ

中村義洋『ちょんまげぷりん』

ある日、仕事と家事に追われ忙しい毎日を送る、シングルマザーのひろ子(ともさかりえ)とその息子・友也(鈴木福)の前に、ちょんまげ姿の男が現れた。聞くと名前は、木島安兵衛(錦戸亮)、180年前の江戸から来た侍だという。 何十回も繰り返し描かれてき…

高畑勲『赤毛のアン グリーンゲーブルズへの道』

日本アニメーションが1979年に放映したテレビアニメ全50話のうち第1〜6話を、89年に高畑勲監督が自ら編集し100分にまとめたもの。 傑作。89年に編集したものを何故、今、公開なんでしょうか。その答えはアン・シャリーがこの現代に必要とされるヒロインだか…

大林宣彦『水の旅人 侍KIDS』

水の旅人-侍KIDS- [DVD]出版社/メーカー: フジテレビジョン発売日: 2001/11/21メディア: DVD クリック: 18回この商品を含むブログ (9件) を見る公開当時、子ども達の間では『水の旅人侍KIDS』派と『REX 恐竜物語』派に分かれ、熾烈な争いが繰り広げられてい…

最近のこと(2010/08/14~)

何も予定のないのんびりとした休日を過ごしております。たくさん寝た。幸せ。明るい時間にゆっくりと湯船につかるのもこの上ない幸せ。音楽を流して本を読みました。聞いた音楽は曽我部恵一。曽我部恵一アーティスト: 曽我部恵一出版社/メーカー: ユニバーサ…

8月10日のキャメルクラッチ

これぞ、残酷超人ラーメンマン!中1でこれ読んでから、学校で友人と戯れる時は絶対キャメルクラッチに決めてました。もう第一印象から決めてた。しかし、衝撃だったなぁ。普通にブロッケンマン半分にちぎれちゃったからね。

やけのはら『THIS NIGHT IS STILL YOUNG』

やけのはらによる待望のファーストラップアルバム『THIS NIGHT IS STILL YOUNG』がリリースされた。ディス・ナイト・イズ・スティル・ヤングアーティスト: やけのはら出版社/メーカー: felicity/Pヴァイン・レコード発売日: 2010/08/04メディア: CD購入: 2人…

最近のこと(2010/08/06~)

増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和 11 (ジャンプコミックス)作者: 増田こうすけ出版社/メーカー: 集英社発売日: 2010/08/04メディア: コミック購入: 4人 クリック: 56回この商品を含むブログ (19件) を見る増田こうすけはほんとに凄い。なんだかんだで10年…

昆虫キッズレコ発ツアー『テキストとシャンソン』

下北沢440にて開催された『昆虫キッズレコ発ツアー☆テキストとシャンソン☆』を観に行ってきました。残念ながら、トップバッターの麓健一は間に合わず。会場に入ると、ちょうどシャムキャッツの演奏が始まるところだった。素晴らしかった!!! ギターの音色…

さぁ、楽しい音楽の時間だ

さぁ、楽しい音楽の時間だ

ゴメンねソング

ゴメンねソングが好きだ。 くるり「Baby I Love You」 いつもゴメンね 今日もゴメンね 七尾旅人×やけのはら「Rollin' Rollin'」 Sorry darling 許してほしい 何一つ 答えられずに THE MICETEETH「ゴメンネべティ」 泣かないで ベティ ごめんね バイバイ Joho…

リー・アンクリッチ『トイ・ストーリー3』

最高のビタースウィートアクションム―ビー。冒頭のアンディによる西部劇、宇宙船などが入り乱れる空想アクション劇が、「これは映画なんだ」と雄弁に宣言しているようだ。終始見せるウッディの表情が凄い。希望と諦観の入り混じった複雑なあの表情は、現代CG…

メロウマインド

曽我部恵一に影響されて、やたら「メロウ、メロウ」ってアホみたいに言ってて、よく「メロウってどういう意味?」と聞かれ困っていた。 mellow メロウ 甘美なさま。豊潤なさま ふむ。じゃあ、音楽におけるメロウってどういう意味だ?『ドカベン』の殿馬のピ…

大人計画

YouTubeさまよってたら久しぶりに大人計画の社歌を見つけたので聞く。 そして宮崎吐夢「私事」 好きすぎる。本当に好きすぎる。あまりに好きすぎるからここに貼って保存しておこう。でも、でも大人計画の舞台見に行ったことないのです。誰か私を舞台に連れて…

踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!

強行犯係の青島の部下、栗山がどこかで見たことあるなぁ、と思ってみていたら、木曜の怪談トリオの川野直輝でした! ビックリ。タッキー&翼より断然かっこよくなってた。しかし、木曜の怪談懐かしいな。前田愛に野村佑香。チャイドルってもう言わなくなった…

YOU ARE THE GENERATION THAT BOUGHT MORE SHOES

学生時代とにかくadidasのSTAN SMITHばかり履いていた。当時たまたま目にした雑誌でクリス・ヴァン・アッシュが履いてたのを目にして 後、ウディ・アレンが何かの受賞式にスーツにスタンススミスを合わせて登場した とか聞いてなんだかもうたまらなくなって…

昆虫キッズpresents"おはようからおやすみまでくらしに夢をひろげる"

グレープフルーツムーンはいいライブハウスだ。最初の何曲かはちょっと微妙かなと思いましたが、「アンネ」からジワジワと高まり、「サマータイマー」「27歳」「シンデレラ」でずっと鳥肌を実らせておりました。なんでこんなかっこいいだろうか。このかっこ…

アステアみたいにステップ踏んで

キリンジのピカート・ファイヴ「陽のあたる大通り」のカバーに酔いしれる。 アステアみたいにステップ踏みたい。そうやって生きていけたらいいね。 しかし、高いところに連れていってくれるステップだ。