青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

やけのはら『THIS NIGHT IS STILL YOUNG』


やけのはらによる待望のファーストラップアルバム『THIS NIGHT IS STILL YOUNG』がリリースされた。

ディス・ナイト・イズ・スティル・ヤング

ディス・ナイト・イズ・スティル・ヤング

今のところ今年のベストアルバム。リラックスしたメロウなサウンドが心地よい。音楽が好きで、そいつがなきゃ日々をやり過ごせない夏、夜、毎日のこと。友人と大騒ぎしながらライブハウス、クラブ、車で聞く音楽。恋人と一つのイヤーフォンを分け合って聞くメロディー。夜中にヘッドフォンで聞く音楽が信じられなく染み込む瞬間。そんな瞬間をつかまえろ!忘れるな、糧にして、生きろ。またそんな瞬間がくるまでね。そんなことをやけのはらは歌っているように思う。それもとてもスムースに。

俺たちが見ている景色が夢だとしたら 
最高にアホらしくて笑えて
スリル満点の夢にしよう

もう ダメかなって思う夜に そっと 思い出す
いつかのロックとロール

楽しければいい 楽しければ いい のは
楽しくないことがたくさんあるからこそ 
とても楽しく感じるのかな

Just One Days いつか思い出すかな こんな夏の日を

煌めきは一瞬 だから美しい

情報に踊らされるなら DJに踊らされたいから
俺が俺で暮らせるように 君が君で暮らせるように 
音楽が音楽であった日のような 穏やかなメロディー

やけのはらってアーティスト名は全部が1回終わってしまってそこから始める、みたいなイメージでつけたと聞く。ゼロ年代焼け野原から始まるのが10年代のやけのはらだ。