青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

昆虫キッズレコ発ツアー『テキストとシャンソン』


下北沢440にて開催された『昆虫キッズレコ発ツアー☆テキストとシャンソン☆』を観に行ってきました。残念ながら、トップバッターの麓健一は間に合わず。会場に入ると、ちょうどシャムキャッツの演奏が始まるところだった。素晴らしかった!!!

ギターの音色をはじめ、演奏にとにかく色気がある。これぞバンドだ、と思った。「暮れたピーコックの帰り道」とか「3月も8月も似合わない2人 新宿も下北沢も似合わない2人」なんて歌詞もよい。イメージの連なりだけで、しっかり描かれてる僕や君の青春。そして、何と言っても「アメリカ」である。

とびきりのキラーチューン。全身で興奮した。



そして昆虫キッズ。「text」から全曲順番に演奏。昆虫キッズみたいなバンドがいないとクソみたいな人生やってられないぜ、ってな気持ちにさせられる幸福なライブだった。相変わらず「太陽さん」はすさまじい。音源の3倍はすさまじい。戦場かと思った。途中、ドラムの張り替え作業のおかげで「まちのひかり」の弾き語りとTHE NOVEMBERSの小林さんと麓健一さんの弾き語りを聞けました。ラッキー。麓さんが歌う昆虫キッズ「アンネ」を聞いて改め歌詞の素晴らしさを思い知る。

あなたを花に(例えたいな) そんなことばかり(考えている)
八月の部屋(夏にうなされ) 僕は夢ん中(溺れてった) 
身体が勝手に(踊るような) 幸せもある(この世界に)   
悲しみなんて(つまらないけど) 踊ってみてよ(君の世界で)


ハローベイビー 君にこの歌が届いたら それだけでもうブッ飛びそうだよ
センチメンタルに保護された僕もそろそろ羽根が生えるぜ
いつでもどこでも会いに行くよ 運命とその他を追い抜いて
笑ってる顔がビートになって 答えのはあの子の胸の中

あーもう。なぜ、人は音楽を聴いたり恋をするのかが全部書かれてような、そんな気分です。この歌詞にあの演奏だ。シングル盤も『text』収録のニューバージョンも素晴らしいので是非、聞いてください。ゼロ年代最重要ソングの1つです。個人的に。ライブは『text』を全曲演奏後、アンコール「シンデレラ」で終了。最近の「シンデレラ」かっこいいなぁ。ピアノもいいんだけど、やっぱり冷牟田さんのギターもっと聴きたい。4人がヒーロー過ぎるのでサイン会にもいそいそと並んでしまいました。ポスターとか特典のCD-R大放出ジャンケン大会も開催。全部負けました。昆虫キッズ、どんどん動員が増えてきてる気がする。いつかもっと広い、高いとこでライブするに違いないぞ!