青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近こと(2020/04/17)


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くるりワンダーフォーゲル」のMVが公式でYouTubeにUPされたというのでひさしぶりに観たてみたら、岸田繁の線の細さと鬱屈とした若者然としたルックスに目頭が熱くなってしまった。人通りの多い歩道橋で往復ダッシュを繰り返す姿の無意味性はたしかにセピア色の青春だ。「ワンダーフォーゲル」がアンセムだった時間に想いを馳せた。あの頃はこのMVの岸田繁のように、バカでかいヘッドフォンをして街を歩いていたものです。あの歩道橋がある渋谷の風景も再開発ですっかり様変わりしてしまったな。

本日までにオンライン上に格納する提出課題が出ていたのをすっかり忘れていたので、ひさしぶりにパソコンを炬燵からデスクに移して作業に取りかかった。仕事にも精が出る金曜の午後というやつである。『ハライチのターン』(TBSラジオ)と『おぎやはぎのメガメびいき』(TBSラジオ)を流しながらカタカタしていたら、持て余していた時間はあっという間に過ぎた。くだらない課題にせよ、仕事があるというのはありがたいものです。

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OMSB「波の歌」の”度を超えた自由は不自由と知る”というリリック、こんなにも身に滲みてくるとは。ときに、ここ最近TBSラジオで永続的に流れているジャパハリネット「ピープルピープル」をこれ以上聞かされると発狂してしまいそうだ。あと、レミオロメン藤巻亮太のフェスのCMの曲。

『勇者ああああ』(テレビ東京)、『オードリーさん、ぜひ会って欲しい人がいるんです。』(中京テレビ)、『霜降りバラエティ』(テレビ朝日)と木曜の夜のテレビは充実しているので、わたしの金曜日は賑やか(最近はリアルタイムでテレビを観ない)。『有吉クイズ』(テレビ朝日)の第2弾もあって、悪ふざけの角度がちょっと前のテレビを彷彿とさせる感じが抜群におもしろかった。脂肪腫除去のロケって最高だ。やっぱり有吉さん、好きです。寂しい匂いがするから好き。テレビ朝日系の番組をTVerで観ているとドラマ『M 愛すべき人がいて』(テレビ朝日)の予告がうんざりするほど流れるので、もはや初回放送が楽しみだ。「マリアはいいよな、愛すべき人がい」とさえ思う。でも、あのMってのはMAX松浦のMらしいので、「マックスはいいよな、愛されるべくして愛されて」というのが正しいのかもしれません。


3年B組金八先生』シリーズが、paraviで全185話配信されるそうだ。15歳の母や腐ったミカンの方程式といったクラシックも捨てがたいが、どれか1つとなればやはり第5シリーズを推したい。『3年B組金八先生』シリーズという壮大なサーガの中で、とりわけ思い入れが強いのがこの第5シリーズだ。リアルタイム放送時は「あんなの金八じゃない」という批判もあった第6も第7もわたしは好きだ。日本のテレビドラマで1番おもしろいと言っても過言ではないです。観てない人はこれを機にぜひ。武田鉄矢という役者の凄みを語り合おうじゃありませんか。

あんなに夢中になっていた『あつまれどうつの森』、とたけけさんを島に呼ぶというストーリーチャートをクリアした後は島の道路や区画を整理していくという作業になるのだけど、空間把握能力とデザイン力が長けていないと楽しくない。そして、どうぶつの森をプレイしている友達がまったくいないので(=友達がいないので)、島を誰に見せるでもなく、遊びに行けるでもないので、急につまらなくなってしまった。しかし、何か熱中するものが欲しいので、思いきって『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』を買うことに決めた。そもそもSwitchを購入したのも、ドラクエの最新作が移植されるというニュースを聞いたからだったのだ。日常の中にゲームを作る時間を作っていくのは難しいが、今ならやれる。もうドップリと竜と魔法の世界に浸かろうと思う。でも、本当は『ファイナルファンタジーVII リメイク』がやりたい。FFⅥからⅧにかけてのスチームパンクな世界観に強烈に惹かれる。小学生の時に没頭した『ファイナルファンタジーⅥ』の蒸気機関と魔法が混在したあのルックが、わたしのSF原体験かもしれない。

スーパーでの買い出しを済ませて、夜は紅茶を飲みながら『ドラえもん のび太の海底鬼岩城』を観ました。芝山努が監督を務めるドラえもん黄金期の始まり。ストーリーテリングと演出、そして細かいプロットや会話劇としてのおもしろさが、ここから加速度的にすばらしい。沈没船の骸骨や海底人の教育ドリームの不穏さとか、今でも鮮烈に印象に残っている。