
5月24日土曜日
雨降りの1日で、ほとんど部屋の中で過ごす。娘と一緒に絵本をたくさん読んだ。最近の娘のお気に入りは、エリック・カール『はらぺこあおむし』とせなけいこ『おばけのてんぷら』のロングベストセラー2冊。『はらぺこあおむし』は蝶になるのが待ちきれないらしく、「チョウチョウまだかなー」と早送りしようとする。蝶が登場すると、ページごとパタパと羽ばたかせます。
お昼、この間食べてあまりにも美味しかった袋麺の塩やきそば。ようはグルタミン酸の味なのだろうけど、舌が上等でないので、やっぱり美味い。これまでソース焼きそばをこよなく愛してきたという自負があるのだけど、最近は塩派に傾いてきている。甲子園球場の名物である“甲子園焼きそば”も、ソースと塩があるのだけど、塩のほうが圧倒的に美味しく感じる。少し小降りになったところで、傘をさして散歩。娘は公園の水たまりでおおはしゃぎ。もう好きなだけ泥だらけにさせることにしたら、めちゃくちゃに楽しんでいたけど、服が汚れたことに対してはまことに遺憾と思っているようだった。子どもの心は複雑でおもしろい。
ひさしぶりにJohn Coltraneの1961年のアルバム『My Favorite Things』を聞いた。村上春樹『海辺のカフカ』の中の主人公が「My Favorite Things」を口笛で吹くというくだりがひどく心に残っていて、10代の頃からこのアルバムを愛聴している。
僕は沈黙を埋めるために口笛を吹く。『マイ・フェヴァリット・シングズ』、ジョン・コルトレーンのソプラノ・サックス。もちろん僕のたよりない口笛では、びっしりと音符を敷きつめたその複雑なアドリブをたどることはできない。
わたしは口笛が得意なので、よく真似をして「My Favorite Things」を吹いた。15歳の主人公が小説の中で他に聞く音楽は、Radiohead『Kid A』、Princeのベスト盤で、Princeの「Little Red Corvette」や「Sexy M.F.」などが重要なモチーフとして登場してした。『海辺のカフカ』をひさしぶりに読み直したい気持ちが芽生えているのは、村上春樹が編集した『少年カフカ』という週間少年誌に模した特集雑誌を古本屋で見かけたからだろう。懐かしさで倒れそうになった。たしか文庫化されたタイミングで発売されたもので、読者からの質問に村上春樹が答えていくみたいな内容だったと思う。夢中になって読み込んだものだけど、一体どのタイミングで捨ててしまったのだろう。夜ご飯は我が家の定番のコロッケ。下味がしっかりついているので、ソースをつけないで食べるタイプのコロッケ。娘にとってのおふくろの味になることでしょう。娘をお風呂に入れて、寝かしつけ。寝かしつけにおおいに苦戦したので、そのまま寝てしまう。
5月25日日曜日
朝まで降り続いていた雨が止み、少しひんやり風が吹いていて、長袖シャツを着て心地よく過ごせる気候。何度も書くが、2025年の5月は過ごしやすかった。今年の夏は例年ほど暑くならないかもしれない、という記事を読んだのだけど、どうか本当であって欲しい。お昼に、前から気になっていた北摂エリアにある「お食事処 一久」へ。住宅街の中にある小さなお店なのだけど、上沼恵美子をはじめとした芸能人に愛されている。出汁の効いたカレーうどんが人気メニューらしく、他のお客さんもほとんどカレーうどんを注文している。先週の土日にカレーうどんを食べたので、かつ丼を注文した。出汁でヒタヒタになっていて美味しい。お店の前に狸の置物があって、娘がタヌキさんと写真が撮りたいとせがむので、記念に撮影した。かわいい記念として。腹ごなしに散歩をして、電車で箕面市に移動。桜井という小さな駅の住宅街にひっそりと佇む「廣屋珈琲店」で、おやつ。ネルドリップで淹れる珈琲も、手作りのケーキともに絶品。お店の雰囲気も良くて、名店。ゆっくり読書を楽しむためにまた訪れてみたい。
Lou Courtney『I’m In Need Of Love』とLou Ragland and the Great Lakes Orchestra『S.T』という2枚のLouのソウルミュージックを聞く。ひさしぶりにLou Raglandを聞いたけども、生命力が沸き上がってくるようだ。あと、星野源の「夜中唄」もひさしぶりに聞いた。この頃の歌い方も好き。妻のリクエストもあり、『3年B組金八先生』の第3シリーズを観始めることに。第3シリーズには浅野忠信、萩原聖人、森且行、長野博と生徒のネームバリューで言えばトップクラスなのだけども、このシリーズだけ舞台が、桜中学ではなく松ヶ崎中学であり、他のシリーズが2クールで20話以上あるのに対して1クールの12話のみ。第1シリーズの“15歳の母”や、第2シリーズの“腐ったミカン”といった大きなドラマがなく、地味な印象もある。そのせいで黒歴史のような扱いを受けているのだけど、数話観ただけで、これは大傑作だと確信する。第3話の「穴があったら入りたい」なんてほんと素晴らしいよ!小さなドラマの中に、脚本家の熱い想いがたぎっているし、ドラマメイクも実に巧み。中年に突入した武田鉄矢も脂が乗っている。1クールだったのは打ち切りではなく、武田鉄矢の大河ドラマ出演が決まっており、スケージュールの問題で最初から決まっていたことらしい。
5月26日月曜日
昨日は2万歩ほど歩いていたらしく、朝起きると腰が終わっていた。エチオピアのピアニストEmahoy Tsege Mariam Gebru
『Jerusalem』を聞き、心を鎮めながら通勤。何もしていなくも腰が痛むので、精神的にも辛いものがある。トンツカタン森本のYouTubeチャンネルの空気階段鈴木もぐら出演回を観た。鈴木もぐらの話芸の腰の据わり方。ラジオで慣れ過ぎていたけども、改めてよそで聞くと、エピソードがおもしろすぎる。そして、『空気階段の踊り場』ファンとしては、もぐら母があんなにも長時間喋っているのを聞くことができたのに歓喜であろう。そして、もぐらのモノマネからわたしたちが想像していたもぐら母と現実のもぐら母の喋りがほとんど乖離していないことに感動。『トイ・ストーリー3』のラストで、アンディが頭の中で描いていたウッディやバズのキャラクター像が、我々の知っているそれと合致していたことの感動に近い。そして、これは後日談だが、本編の動画が消えていた。たぶん、もぐら母から大クレームが入ったに違いない。もしくは近藤真彦から。『有吉クイズ』の「有吉と行くメモドライブ」もあまりに秀逸な企画だった。人間の卑小さが愛と笑いになっている。有吉弘行、アインシュタイン河合、三四郎小宮、ロングコートダディ兎、空気階段水川かたまりという他では見かけない組み合わせの秀逸な人選にもしびれた。兎欲が高まってきて、YouTubeの『うさいしきんの東京モヒート』をチャンネル登録。ロングコートダディ兎、ビスケットブラザーズ金、さや香石井による3人のチャンネル。兎のルームツアー、楽しかった。驚くべき出来事に触れた時、感嘆のニュアンスで「嘘!?」って言うことあるじゃないですか。その事実を嘘だと疑っていなくても、「嘘!?」と驚いてみせる感じで。小学校5年生の時の担任の先生との会話の中でこれをやると、「嘘じゃない!」「誰が嘘つきだ!!」とひどく怒られたのが今でも強く記憶に残っていて、事あるごとに思い出す。確かに正しい日本語の使い方ではないのかもしれない。深く傷ついたというわけではないのだけど、妙に記憶にこびりついているのは、「この人とは言語感覚が違うんだ」ということをはじめた体感したエピソードだからなのだと思う。
5月27日火曜日
あまりにも腰が痛み、立ち上がるが困難なほどになってしまったので、半休をとり、整形外科と整骨院をはしご。まったく、5月のほとんどが体調不良じゃないか。整形外科ではレントゲンをとり、骨には異常がないとこと。ベッドに横たわり、電気を流された。「罪人でもないのに!?」と思ったが、ちょっと痛みが楽になったような気はする。治療法や効く薬は特にないとのこと。「薬、なくはないけど、一つは鬱病の薬、もう一つは麻薬なんだよね」と医者が言っていた。湿布を貼って安静にして、腰の痛みを軽減させる運動の方法を渡された。整骨院では、なんで腰が痛むのかを探ってもらい、歩き方や寝る時の姿勢などのアドバイスをもらい。「身体、ひどい状態ですね」というのは、こういうところの常套句であるのでリアクションしないでおいたが、整形外科よりは来た甲斐があると思えた。あと、「あまりに長く腰痛が続くようだと、膀胱がんなどの可能性もあるので、病院に行ってください。過去の患者さんで2人くらいいました」とめちゃ怖いことを言われる。まじかよ。
病院の待ち時間は『味の台湾』を読み、好きなピアニストであるRomain Coliinの今年リリースされたアルバム『Dust』を聴く。Radiohead「Fake Plastic Trees」をカバーしている。帰宅すると、「とぅと、からだいたいのー?」と娘が労ってくれてうれしかったが、すぐに抱っこのリクエスト。しかし、この小さな娘を抱っこできないような腰などいらぬ、と気合で抱き上げグルグル回った。最近の娘は、回転で目が回り、フラフラになることにハマっている。わたしの三半規管は衰える一方なので、1、2回やるだけで吐きそうになります。腰の痛みに苦しみながら観たラランドのYouTubeチャンネルの「ニシダの写真をAIでアニメ風に加工したら絶対に豚になっちゃうドッキリ」がおもしろくて、声を出して笑ってしまった。「豚になるかもしれないと思ったら上手く笑えないよ」という聞いたことない秀逸なツッコミ。
5月28日水曜日
腰はあいかわず痛い。シップを貼って仕事へ。川島明のオリジナルアルバム『アメノヒ』がリリース。期待を裏切らないクオリティ。通勤電車の中で、「夜明けの歌」からの「where are you」の流れで泣いてしまった。「夜明けの歌」は大江千里のペンなのだけど、彼のライブに1度だけ行ったことあるのを思い出した。「Time Line」での横田真悠の歌声も最高っ。藤井隆さんへの敬愛の気持ちでいっぱいになる。初エッセイ、買わねば。お昼に「丸亀製麺」でざるうどんを食べる。しょうがをたっぷり入れよう。無料トッピングにワカメとラー油が加わっていた。「丸亀製麵」には頭が上がりませんね。
帰宅して、『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』8話と『ひっかかりニーチェ』のくるま復活回を観る。どちらも抜群におもしろい。『ひっかかりニーチェ』の永野さんは毒気とかわいさがいい塩梅なので1番好き。くるまの復活時のムーヴ、全部見届けたい。ザコシ×くっきーの『シュシュっとごくろうさん』の松井ケムリの磨りガラス出演回を観る。全部ツッコんでて偉い。ケムリの言語感覚、研ぎ澄まされていて好き。
5月29日木曜日
昨日よりは腰が回復している。通常時の痛みはなくなった。しかし、長時間座っていると、立ち上がるのに難儀するのは変わらず。野田阪神周辺で仕事があったので、昼に「中華そば 無限」へ。ミシュランをとったというラーメン屋で、スープも麺もたいへん上等な味がした。気取っていて、あまり好きな雰囲気ではなかったが。特製中華そばは1400円。大盛りはなく、替え玉は600円もするらしい。そんなおり、松屋の名作「うまトマハンバーグ」がレギュラーメニュー化とのニュース。春とヒコーキの啓蒙活動のおかげでしょうか。やっぱり庶民の食卓は松屋だと思うも、うまトマもいつの間にか1000円近い値段に上がっている。
『秒速5センチメートル』の実写化の主演が松村北斗とのこと。実写版でも語りがベースになるなら、あまりにもピッタリな配役だ。映画『リンダ リンダ リンダ 4K』が8月から公開するらしいけども、上白石萌歌が宣伝していた。たしかに上白石萌歌はめちゃくちゃ『リンダ リンダ リンダ』っぽい俳優だ。そういえば、あの映画にも前田亜季は出ている。『平成ガメラシリーズ』『学校の怪談』『バトル・ロワイアル』と前田亜季は我々の世代にとっての重要作のツボを押さえすぎているのだ。
夜は豆腐丼。豆腐に、納豆、大葉、茗荷、キムチ、韓国海苔、白ゴマ、醤油、ごま油を混ぜる。火を使わないのに、様々な味のハーモニーで舌が楽しい。この日の『ラヴィット!』は松井ケムリ誕生祭だったので、TVerで観届ける。ビートたけしの「浅草キッド」を芸人たちが合唱してプレゼントするのだけど、吉本芸人の皆さんはもちろん、なによりケムリの“ニン”にまったく合ってなくて最高でした。クルマの良い歌唱の後の嶋佐のビートたけしも笑ってしまったし、歌い終わった後のケムリの感想が「くるまだけでよかった」にめちゃ笑う。
『3年B組金八先生』第3シリーズ、順調に1日2話ずつ消化できていて、もうすぐ終わってしまう。武田鉄矢という役者は本当に最高だ。浅野忠信、萩原聖人、森且行、長野博らは本当に目立たず、それ以外の無名の少年少女たちが実に良い演技を見せている。過保護する母親として田島令子が登場して驚く。第5シリーズの兼末健次郎の母親だから。しかも、兼末健次郎と同様に息子にナイフを握らせてしまう。同じような役を2回演じていたのだ。いや、小山内先生が何か書き残したことがあり、書き直したのだろう。山田優子という生徒の父親役を演じた前田吟に泣かされた。あと、この頃の小山内先生は、「物言わぬ労働者たち」というワードが気に入っているようだ。バブルの好景気においても、黙々と働いた人々への敬意がある。
5月30日金曜日
腰の痛みは再び悪化。すべてのやる気がなくなってくる。星野源の『Liner Voice+』を聞いた。どのインタビューでも核心をずっとはぐらかしているような印象。あのアルバムに潜んでいる2つのテーマって一体何なのだろう。
吉澤嘉代子の新曲「メモリー」がとても良いので、過去のアルバムも聞いている。「メモリー」はMVを観たら、涙腺爆発。あとは、引き続き『Curtis/Live!』をずっと聞いています。「We've Only Just Begun」をソウルアレンジで歌っているのが凄い良くて、改めてRoger Nichols追悼。
腰の痛みを何とかごまかしながら、今週のお仕事はおしまい。夜は妻、娘、後輩夫婦と合流して、吹田にある中華バイキングのお店に行った。珍しく華金っぽいイベント。メロード吹田という古い駅前ビルの38階にあり、景色が良い。餃子、春巻き、小籠包、シュウマイ、エビチリ、うま煮、炒飯、焼きそば、ラーメン、カレー・・・楽しい。角煮マンをセルフで作ることができるのがうれしかった。味が濃いのですぐにお腹いっぱいになってしまう。娘はバイキングも楽しみ、後輩夫婦によく懐いていた。100円ショップで買った『トイ・ストーリー』のシールブックでよく遊んでいて、映画はまだ観ていないのだけど、バズライトイヤーとポテトヘッドがお気に入りらしい。バズのことはなぜか「バズラ!」と呼びます。はやく映画を一緒に観られるようになるといいな。

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