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この世で1番いい曲だな、と思いました。「君を浮かべる時 ソウルの呼吸がはじまる」ってリリックに「全集中の呼吸！水の呼吸！」ってなるんですが、『鬼滅の刃』（集英社）はまだ読んでないです。宇宙意思とコネクトしたみたいなサウンドで少し怖くなってしまう全盛期の「天気予報の恋人」「太陽と埃の中で」「PRIDE」「WALK」「no no darlin'」あたりを聞きながら歩きたくなってしまったので、ベスト盤買い直します。昔はそこら中の中古屋で250円で買えたけど、事件からかなり経った今なお高騰しています。
ラジオを聞きながらお昼にカレー作りに再挑戦。鳥のもも肉と玉葱を炒めて煮込む。キッチンのクロークの奥の方にクミン、ガムサマサラ、コリアンダーの瓶を発見。4〜5年前に『カレー粉・スパイスではじめる 旨い!家カレー』(朝日新聞出版)という小宮山雄飛の本に影響されて買ったもので、ほぼ使われることなく残っていた。賞味期限が2018年となっていたけども仕上げに思い切って振りかけてみた。たしかに香りが複雑になった気がする。出来上がったカレーを食べながら、敬愛するE・ケストナー『人生処方箋』(思潮社)をパラパラと捲る。
「恋に破れたとき」「年齢が悲しくなったとき」「お金がないとき」「孤独が絶えがたくなったとき」といった索引がついていて指定されたページをめくると、それらを鎮静化する詩がしたためられている。新書版も出ているが、単行本版のほうが味があるので、古本屋で探してみるのもいいかもしれない。と言っても、最初にケストナーに触れるのであれば、『飛ぶ教室』と『エーミールと探偵たち』をオススメする。これもまた訳が何種も出版されていて、どれから入るべきか悩むところなのですが。
ドラマ『M 愛すべき人がいて』(テレビ朝日)の祭りには乗るまいと思っていたのだけども、抗えなかった。幻冬社、秋元康、鈴木おさむ、MAX松浦といった、心ある人間であるためには仮想敵として考えないといけないような顔しかチラつかない案件だというのに。浜崎あゆみの『A BEST』ばっかり聞いちゃう。「LOVE~Destiny~」（つんく♂先生！）「TO BE」「Trust」「Depend on you」「appears」「SEASONS」あたりは今でも余裕で泣いてしまう。
『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』は魔王が復活して世界が崩壊してしまうところまで進んだ。物語の中盤で一度世界が滅んで、仲間がチリヂリになるという『ファイナルファンタジーVI』のパターンだ。あちらの、孤島でセリスが1人目覚めるシーンの静かな演出は本当に最高だった。介抱してくれた老人のためにセリスが海で魚を釣ってあげるという実に小さなアクションから物語が再生していくのだ。わたしは『ファイナルファンタジーVI』の大ファンなので、FFシリーズプロデューサーの坂口博信が当時のスタッフと共に『ファイナルファンタジーVI』をプレイする動画も観ました。
業務時間を終え、スーパーへの買い出しを兼ねた散歩。音楽を聴きながら無心になって歩き続けるこの時間にだいぶ救われている。この日はDolores Cobachの『PLUMAJE』を聞いた。アルゼンチンのSSWによる昨年の愛聴盤。プレスリリースにはTim BernardesやMoonsを好きな方にぜひ、と書いてあったまんまんとひっかかってしまった。タイムレスな音響の洗練されたソングライティングには、いつでも平伏してしまう。
昔バイトしていたコンビニの前を通ったので、懐かしくなり入店して、新発売である「クラフトボスレモンティー」を買った。「午後の紅茶」のレモンティーがちょっと薄くなった感じで別段美味くはないのだけど、「クラフトボス」のティーシリーズは手にとってしまいたくなるパッケージデザインの妙がある。前にもブログで書いたことがるのだけど、レモンティーのことを思うと必ずセットで思い出されるのが、『名探偵コナン』の「6月の花嫁殺人事件」だ。結婚式前に新郎が花嫁が飲むレモンティーの中に毒カプセルを入れて殺そうとするんですけど、なんやかんやで一命を取り留めた花嫁が、出所した新郎と結婚するというアクロバティックな展開の話だったと記憶しています。コナンで覚えているのは、このレモンティーの話と展望台での待ち合わせ場所でほっぺに缶ジュースを押し付ける所作の反復でもって、コナンと新一を同一視してしまう蘭ねーちゃんです。あれ、良いシーンですよね。会社の若い子と話していると、『名探偵コナン』の熱烈なファンの多さに驚いてしまう。怪盗キッドの話で盛り上がっていたので、YAIBAと長島茂雄は出てこないの？と聞いたらまったく理解されなかった。中高年のみなさん！青山剛昌と言えば『YAIBA』と『4番サード』ですよね！？
