青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近のこと(2020/04/21)


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やるせなく果てない悲しみを蹴り飛ばそう。高校時代にはじめて聞いたカーネーションの曲で、今でもとても大切なナンバー。関連動画で出てきた「ここで会いましょう」「I LOVE YOU 」「Peanut Butter & Jelly」のMVも立て続けに観てしまい、胸を震わせた。

それにしても、退屈で不安で孤独だ。ラジオを流して誰かが喋っているの耳にしていないと、「うう」と声が出そうになる。『宮下草薙の15分』(文化放送)を聞いていたら、このコロナ自粛で草薙くんはストレスから解放され、肌が綺麗になり、痩せたらしい。誰もがコロナ太りを懸念している中、珍しい人である。家にいると永続的になにかをつまみたくなってしまうものでしょう。スーパーでブルボンのアソートパックとか歌舞伎揚げを見ても、手に取らないように気をつけています。つい手にとりたくなるレジ待ちの動線のちょうどいい場所に置いてあるんだよな、これが。

仕事が終わって散歩に出かける。できるだけ通ったことのない道を選んで歩くと、近所のこんなところに神社や公園があったんだという驚きに満ちている。わたしは迷子になりたいのです。高速道路の目の前に池のある公園を見つけた。このあたりに7年も住んでいるのに初めて出会う公園だ。普段はボートの貸し出しもしているらしい。貸し出し小屋の前の広場で、おじいさんが1人で社交ダンスの練習をしている。わたしには聞こえない音楽に合わせて、わたしには見えないパートーナーと共にクルクルと優雅な回転を披露していた。夕暮れが綺麗だなと思った。散歩中は適当にライブラリーをシャッフルして音楽を聞いた。江本祐介「新しいひかり」、松田聖子セイシェルの夕陽」、Nicolas Jaar「Garden 」、あいみょん「今夜このまま」、Vulfpeck「Half of the Way」あたりがとても胸に響きました。


調子に乗ってズンズン歩いていたら、本当に迷子になってしまい少し焦る。自動販売機でサントリーBOSSのBLACK缶コーヒーを買う。缶コーヒーは不味い。不味いのだけど、わたしは大好き。自販機にお金を入れて、ボタンを押し、取り出し口に手を突っ込み、タブに指をひっかけて開ける。あの一連の動作とコーヒーの不味さまでがセットになって、ホッと一息つくのだ。缶コーヒーにしか癒せない心の疲れというのが確実にあると思う。

高低差のある入り組んだ構造の道を適当に進むうちになんとか見覚えのある銭湯があってホッとする。サウナがお気に入りの銭湯は営業していなかった。水風呂に入る感覚がリセットされて、次に入る時ははじめての時のような昇天を味わえるんじゃないかと期待したい。家に帰り、スーパーで買ってきた出来合えのお惣菜をレンジで温めて食べた。歩き過ぎて疲れてしまい、コタツうたた寝をしてしまう。4月が終わったら、コタツを片付けなくちゃな。