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Laura Allanによるソフトロックの名盤のオープニングナンバー。曲も演奏もいいのだけど、やっぱりスモーキーな声がいい。ジャケットも含めて大好きな1枚です。
GW最終日。いつもなら前々日くらいから切なくなってしまうわけですが、もはや平時が溶けているのでなんとも思わない。メリハリのない毎日で腑抜けたわたしは、昼過ぎに起床する。起き抜けに宮下草彅がお菓子について語るインタビュー（https://entamenext.com/articles/detail/4628）を読んだ。
草薙：アルフォートを初めて食べたときは衝撃だったな。ダイジェスティブビスケットって何回も言ったもん。（アルフォートを見つめて）こんなに美しい船の絵だったんだ……。
というくだりがすごく好き。宮下の「差し入れで高級なお菓子をいただいてもアルフォートの方がウマいなと思ってしまうんですよ。」というのにも深くうなずく。アルフォートの表面に描かれた船の美しさに気づいてからが航海のはじまり。世界を一周して改めてアルフォートのそのチョコの美味さに思いを馳せる。そこでやっと一人前のデブなのです。ちなみにブルボンのHPのFAQのコーナーによれば、
チョコレートにデザインされている帆船には特定のモデルになった船や船種はございません。
弊社が独自でデザインしたものです
とのことです。わたしはピザポテトは人が集まった時にしか食べないし、きのこの山、たけのこ里の論争では山側に立つ人間なので宮下草彅のお菓子観には必ずしも相容れないところがあるのだけども、彼らのお菓子への情熱はきっとお菓子王子の耳に届いているに違いない（『宮下草彅の15分』も越崎ディレクター）ので対決が早く聴きたい。ということで、昨夜の『爆笑問題カーボーイ』(TBSラジオ)を寝っ転がって聞いていたのだけど、冒頭の岡村隆史語りに気づいたらボロボロと涙を流していた。「あいつは寄り添ったんだよ」って言ってくれて、とてもうれしかった。太田光には、か弱く小さき者への眼差しがある。人情がある。賢い人たちには鼻で笑われるのかもしれないけども、やっぱりわたしは人が持ち合わせる情というものに賭けたい。
社会的なプレッシャー、「結婚しなきゃいけない」「子どもがいなきゃいけない」・・・
こうじゃなきゃいけないから零れ落ちる人は必ずいる
一流の人たちが家で過ごしましょうって言ってる。それは素晴らしいことだけど、そういう人たちじゃ救われないっていうある一定の人たちがいて、どうしようもない社会性も何もないってみんなに言われている岡村隆史だからこそ言葉が響くっていう人がいる
この視点がある限り、どんなにキャリアを重ね年老いていこうとも、爆笑問題のラジオは時代に寄り添っていけるんじゃないかと思う。月の小遣いが0円のリア充である太田光が好きです。
夜にパスタを茹でる。ニンニクで香りづけしたオリーブオイルでトマト缶をグツグツと根気よく煮詰めたら、上等のソースが出来上がった。あまりにもパスタを茹でているので、確実に上達している。
1971年、それはスパゲティーの年だった。
1971年、僕は生きるためにスパゲティーを茹でつづけ、スパゲティーを茹でるために生きつづけた。
とはじまる村上春樹の「スパゲティーの年に」という短編を思い出したので、本棚から『カンガルー日和』(講談社文庫)を引っ張り出して食べながらパラパラと読んだ。村上春樹の短編集では『レキシントンの幽霊』(文春文庫)が好きで、たまに読み直す。
『有吉の壁』(日本テレビ)のスペシャルを観ました。”大都会の敗北者”こと安村昇剛による「東京ってすごい」でまたしても泣かされた。スタジオの空気を含めて、最高なので再演するのではなく、あの回のあのダンスを延々と流し続けて欲しい。特に好きなのは、最初の「恥ずかしくもなくこんなことをやってる」で芸人たちが一斉に立ち上がって拍手するとこ。かまいたちの2人ととさらば青春の光の東ブクロの顔がいい。最高の芸人賛歌、東京賛歌。
ハナレグミとレキシがサブスク解禁された。本当に偏見なのだけども、この2組って精神的にも経済的にも満たされたセンスのいい人達が聞く音楽だと思って、関係ないぜ！と切り離していたところがある。Super Butter Dogはとても好きでしたし、ハナレグミの「ハンキーパンキー」好きだし、『帰ってから、歌いたくなってもいいようと思ったのだ。』は今でもたまに聞くし、池ちゃんのソングライティングの素晴らしさは私立恵比寿中学の楽曲で嫌と言うほど知っているのだけども(ポップスの黄金律が書ける人)、何故か距離をとってしまっていた2組。でもやっぱりレキシのユーモアとか余裕がある人しか笑わないだろ、と思いつつも松たか子の歌とか好きで、「最後の将軍 feat.森の石松」とかいい曲だな、と聞き入ってしまうのでした。これはいい夏帆。
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