青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近のこと(2020/05/08)

ともさかりえの音楽活動というと、だいたい椎名林檎の「カプチーノ」や「少女ロボット」の話になるが、わたしは『rie tomisaka best』に収録されている川村結花SMAP夜空ノムコウ」!)のペンによる「somewhere」が好き。「エスカレーション」「くしゃみ」「泣いちゃいそうよ」あたりも好き。ときに、ともさかりえほどティッシュの似合う女優はいない、と思うのだ。ともさかが1人ぼっちで部屋で泣きながらティッシュ(肌触りがいい)で鼻を擤んでいるCMがかつてあったような気がするのだけども、そんなものは存在しないらしい。我々の世代でいうと、ともさかりえと言えば、『金田一少年の事件簿』(日本テレビ)の美雪で、「はじめちゃ〜ん、こいこい」なのである。堂本剛もともさかも原作の雰囲気にちっとも似ていないのに、あの2人こそが金田一と美雪だと思わせてくれる何かがあった。ちなみにわたしはともさかりえを2回見かけたことがある。竹中直人とライブを観ているともさかと、演劇の鑑賞前に差し入れとしてクロワッサンを買うともさか(その後、劇場でも見かけた)です。

日常にメリハリをもたすのに限界が来ていて、もう数日経ってしまうと記憶がトロトロに溶けてしまう。どれがいつで、いつがどれなのか。覚えているのは、作り置きたしてあった切り干し大根がとてもしょっぱかったこと。あ、あと読み耽ったな、『ゴーリラマン』(講談社)を。19巻まで全部読みました。こんなにかっこいい演出を一つの作品に詰め込んじゃっていいのか、と心配になるくらいに漫画の教科書。5巻の間柴高との抗争の終結の回とか。学校の屋上でつかないライターをカチッカチッといわせているゴリラーマンの横に藤本が現れてライターを差し出すんだけども、それもやっぱりカチッカチッするだけで、「ハハハッ ダメだ」とライターを放り投げて、その地上への落下を2人で身の乗り出して見届けるコマで終わる。めちゃくちゃかっこいい。あと好きなのはゴリラーマンが飲んでいるカロリーメイトミルク味に対して「口に残るだろ、それ」と言うだけのシーンとか。コマ割りとか表情で演出する間やリズムが天才的に良いので、とにかく読んでくれとしか言いようがありません。

夜はご飯を食べながら『マツコ&有吉のかりそめ天国』(テレビ朝日)を観た。飯尾さんがずっとおもしろかった。わたしはあの番組に出ている久保田アナのファンでもあります。『ミュージックステーション』(テレビ朝日)では小沢健二が朗読して歌を歌っていた。Instagramでは私立恵比寿中学柏木ひなたが配信をしていた。小沢健二の朗読よりも、柏木ひなたサンケイスポーツの『丸ごとスワローズ』で短期連載を始めることのほうが今のわたしにとっては事件です。10代の頃のわたしが聞いたら悲しむだろうな。さらに同時間帯にぼる塾とオズワルドがzoomを利用した配信をしていたので、追いかけで観た。オズワルドの伊藤さんの女性に対してのスマートな対応のエピソードの数々。あと、酒寄さんが4人の中で1番芸人魂に溢れていることとか聞けてよかった。寂しさからなのか、人の声をずっと聞いていたい。『三四郎オールナイトニッポン』(ニッポン放送)を流しながら寝た。