青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近のこと(2020/05/31)


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メリーゴーラウンドに乗ってる君が好きだよ
そうさ僕は生きているんだ

というリリックに撃ち抜かれた。ココナッツディスク池袋店のアカウントが、この曲の7inchをThe Smiths直径のネオコア歌謡と紹介していて、これはもう争奪戦必至。なんて7inchで聞くの相応しい曲なんでしょう。川村かおりって辻仁成がプロデューサーした「ZOO」のイメージしかなかったのだけど、そもそも世代的に「ZOO」は川村かおりでも、ECHOESでもなく、菅野美穂が「蓮井朱夏」名義で歌う「ZOO 〜愛をください〜」なのです。あのどうでもいいシングルが50万枚も売れた2000年。

昼前に起床。朝風呂に入って、少しだけ仕事の資料を作り直しをする。お腹がすいたので、昼ご飯に松屋の「ごろごろ創業ビーフカレー」をテイクアウト。名作「ごろごろ煮込みチキンカレー」に対抗馬として鳴り物入りでリリースされ、すでに予定在庫を完売させた店舗も出てきているそうな。ベースとなっている「創業ビーフカレー」が傑作なので、当然のように美味しい。歳なのか体調なのか、脂身たっぷりのごろごろビーフが胃にもたれるけども、これで670円というのだから企業努力に頭が上がらないですね。いつもありがとうございます。

3年B組金八先生』第5シリーズ全23話を完走。金八に「あいつは毒だな」と言わしめた兼末健次郎(風間俊介)というキャラクター。1人の人間に巨大な悪と潔癖な善が共存し得るのだ、というのは歳を重ねた今だからこそ深く納得できた。兼末健次郎の警察からの闘争劇が描かれる第20話「ガラスの少年・③」のカタルシスは何度観ても溜息が漏れてしまう。演者や作り手のテンションの高さと充実感が画面から迸っている。パトカーに乗せられる健次郎を何も言えずに見つめる金八の表情と身体は、武田鉄矢のベスト演技に数えたい。

引越し会社から段ボールの山が届く。やらねばならぬのだけども、荷造りをする気力が湧いてこず、作業を来週の自分に託した。大阪への準備を済ませて、東京駅へ向かう。少しずつ賑わいを取り戻している日曜の電車の中で、大阪では放送してない『さらば青春の光がTaダ、Baカ、Saワギ』と『空気階段の踊り場』(TBSラジオ)を聞く。「さらば川柳の光」のクオリティ、鈴木もぐらの『I”s』語りに痺れた。新幹線の中ではNetflixにて『愛の不時着』を鑑賞。完全に夢中なのだ。見事に感情をコントロールされてしまっている。ここしばらくリアルタイムの映画やドラマをまったく観ていなかったので、少しうれしい。観ていると、色んな感情が戻ってくるような感覚に襲われる。

北浜は新大阪駅から15分くらいで着く。大阪に引っ越してからも、東京に月に1回は戻る予定なので、このアクセスの良さは助かる。コンビニで1リットルのミネラルウォーターとカロリーメイト(メープル味)を買ってホテルへ。部屋に入ると、先週の部屋と間取りがシンメトリー。毎週5泊するので、わりと配置が身体に馴染んでいるのだけど、次の週に真逆の配置になるということが多発していて、ジワジワと気が狂うような感覚に襲われている。

プロ野球ニュースの話題が活発になってきていてうれしい。あと18日でついに開幕。甲子園球場にヤクルト戦を観に行ってくれる友達を探さなくては。大阪では『日向坂で会いましょう』が放送していない。大阪の人々はどうやって日曜日深夜の憂鬱と戦っているのだろう。オードリーの関西人気が高まれば、ネットされるのだろうか。日向坂46が国民的になるほうが早いかもしれない。