青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近こと(2020/04/10)

夜更けに大林宣彦の訃報。我らが南原清隆を主演に据えた『その日のまえに』(2008)や『この空の花-長岡花火物語-』(2012)の衝撃はいまなお色濃い。彼のフィルモグラフィーの個人的ベストは「尾道三部作」や山田太一原作の『異人たちとの夏』(1988)も捨てがたいが、『青春デンデケデケデケ』(1992)と『水の旅人-侍KIDS-』(1993)の2本を挙げたい。歪ながらも、青春とジュブナイルを描いた傑作です。ご冥福をお祈りします。

今日で大阪をしばらく離れる。この1週間で大阪の都市としての暮らしやすさに魅了され始めていたので、しばらく来られないのが寂しい気さえしている。食文化が豊かだし、自転車もしくは徒歩でもある程度の主要エリアを回れてしまうのがとてもいいなと思う。東京の強みである六本木、恵比寿、代官山、中目黒といった華やかなスポットに無関係のわたしは、実は東京に固執する必要はないのかもしれない。先月購入した『Brutus』の「大阪の正解」を改めて読んでみたら、地名と地理がすっかりわかるようになっていて、情報が真綿に染み込むように入ってきた。『Brutus』で紹介されていた桂吉坊の「愛宕山」を聞きながら、朝の準備を整えた。お囃子が賑やかで楽しい。

今日はひさしぶりに営業所に出社した。例の大阪マンに同行して、新しい取引先へ挨拶回りをした。ひさしぶりに外向けのコミュニケーション力を発動したので、ひどい頭痛に悩まされた。大阪の商売はやはり毛色が違い、かなり大変そうだが、情の部分も大きく左右するようなので、めちゃくちゃ頑張ってみようと思う。はじめて車で大阪を走ったが、西の運転はあきらかに荒い。大阪営業所の事故率は全国で断トツのトップで、前任者は事故を起こし過ぎて運転禁止の令まで出ていたそうな。

帰京のために新大阪駅へ。新幹線改札内の店舗が半分以上が閉まっていて、駅弁も仕入れを絞ったのか、すべて売り切れ。しかたないので、キオスクで飲み物とチップスターを(サワークリームオニオン)購入した。プリングルスのほうが味が濃くて美味い気がするが、新幹線にはチップスターが似合う。2時間半を移動は音楽を聞きながら過ごしたOfficial髭男dismの新曲があいかわらず良い。槇原敬之の不在を埋めて欲しい、というかこのままJ-POPの良心として君臨し続けてください。

Steve Mcqueen

Steve Mcqueen

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あとなぜか気分だったのでPrefab Sprout『Steve McQueen』をリピートで聞いた。緊急事態宣言後の東京は想像以上に人が少ない。家の回りのチェーン店のほとんどが客ゼロで、経済の心配が高まった。1週間ぶりの帰宅で、溜まっていた録画を消化。先週のテレビ東京の坂道バラエティ3本を一気に観た。なんと大阪では『乃木坂工事中』しか放映していないのだ。これは辛い。日向坂46の新3期生、みんなキュートで安心しました。パーパーあいなぷぅのモノマネしたの人類史上初なのでは。『オードリーさん、ぜひ会って欲しい人がいるんです。』(中京テレビ)と『霜降りバラエティ』(テレビ朝日)を観た。オドぜひの磯貝アナがポニーテールにしている時が本当に好きです。『霜降りバラエティ』は宮下草薙フューチャー回で、草薙から宮下に宛てた手紙がとてもよかった。