青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近のこと(2020/04/03)

こんな疲労感は本当にひさしぶりだ。なかなかベッドから起きられず、今日も朝食をとる時間がない。今日でいったん帰京するので、荷物をまとめて営業所へ。今日も一日慣れない営業所でかしこまって机に座っていないといけないのかと思うとゾッとする。我が物顔でゲームなどに興じていられた東京営業所が恋しい。そもそも、東京営業所のチームでは上から2番目のキャリアだったのだけども、現在のチームでは下から2番目で、ほとんどが先輩なのだ。わたしは先輩相手の対応といういのをあまりやってこなかったので、かわいがられる後輩像を演じるために「まじすか」「すごいじゃないすか」「さすがっすね」といったリアクションの習得に必死になっています。お昼はまたしても巨漢の先輩が蕎麦屋に連れて行ってくれた。巨漢の先輩は去年大病を患ったため、酒とタバコをやめ、からあげ食べ放題は週に1回までと決めているらしい。酒とタバコはやめられたのに、からあげをやめられなかったのがかわいいな、と思った。先輩は料理を得意としているらしく、こだわりのキッチンや料理の数々を写真で見せてくれた。料理を作れるとなると、急に徳の高いデブに思えてきた。面倒見もよく、人当たりもいいので、この人から色々学んでいこうと思う。

なんとか就業時間をやり過ごし、部長と一緒に新大阪駅へ向かい新幹線に乗り込んだ。こんなに疲れてしまうとなると、通勤時間は少しでも短くしたほうがいい気がしてきたので、神戸寄りに住むのは難しいかもしれない。新幹線の中で色々調べて、江坂や中津あたりが新候補地として浮上してきた。来週あたり余裕がある時に、散策してみようと思う。新幹線で残りの時間はウトウトしながら、キヨスクで購入した京都・志津屋のカルネサンドに齧り付きながら、Wilma Archerのアルバム『A Western Circular』を聞いて過ごす。低体温な感じがメロウで心地良い。ジャケットも好きなのでアナログで欲しいです。

東京駅のホームを降りると、嘘みたいに身体が軽い。馴染みないのない大阪の土地でわたしは過度な重力を感じていたようだ。心からホッとして、東京なら目を瞑っても歩けるな!とすら思った。最近のわたしは東京駅の複雑な構造も完璧に把握しているのである。YouTubeで見つけた私立恵比寿中学によるフジファブリック若者のすべて」のカバー音源を聞いて、丸の内線で泣いてしまった。エビ中という共同体の物語が乗ってしまっているところはもちろんなのだけど、ポーちゃんの歌い出しから安本さんへの繋ぎと、ひなたのBメロがやばい。全員、歌声が良すぎる。

帰宅するとテレビで『思い出のマーニー』が放送していた。米林宏昌の監督作品で1番好き。なんでこれを作れて、『メアリと魔女の花』みたいなものが出来上がってしまったのだろう。ジョーン・G・ロビンソンの原作がいいからか。『借りぐらしのアリエッテイ』も、原作のメアリー・ノートンの『床下の小人たち』がマスターピースなのだ。どちらの作品も宮崎駿の愛する児童文学だ。お風呂に入って気絶するように眠った。明日は休みと言っても、外出自粛。『あつまれどうぶつの森』を思う存分プレイして過ごそう。