青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近のこと

なんだか忙しくてブログを更新できない。せっかく1週間分振り返った記事を書いたのだけど、全部消えて意気消沈している。木曜日。仕事後、六本木の俳優座で『ジャル!シティ!』を観る。30分ほど遅れてしまったが、大満足のライブでした。ジャルジャルうしろシティという2組の東西のコント師。そのピンと来るような、来ないような組み合わせに胸高鳴る。うしろシティのほうが心情を掘り下げる印象はあるが、フォーマットの側面をメタ的にいじくり倒す手法は似ているのかもしれない。2組に特に繋がりはないようで、イベント企画者からそれぞれにオファーがあったらしい。「漫才」「バイト初日」という2本のコントが2組の良さがそれぞれ出ていて素晴らしかったな。ジャルジャルのの後藤は星野源があれだけ人気あるなら、後藤も同じくらい人気者であって欲しい。アフタートークでのうしろシティの2人のナチュラルボーンな傍若無人ぶりも笑えた。しかし、個人的に全てを持っていってしまったのは、通行人役のエキストラで登場した1人の男でした。気づいているお客さんがどれくらいいたのかわかりませんが、元銀杏BOYZ村井守。エンドロールの企画クレジットにも「村井守」の名が。働き始めたのね!そして、やはり出たがりなのね!とうれしくなってしまう。



金曜日。午後から用事があったので有給。朝一で『クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』を観た。野原ひろし、好き。お昼に、ひつまぶしとおでんという700円のいかした定食を食べ、夕方まで諸々の手続きに追われる。解放された後、池袋の芸術劇場で範宙遊泳『うまれてないからまだしねない』を鑑賞。この劇団で観てきた作品の中では1番好き。でも、やはり私には難しすぎて、どうにも咀嚼し切れない。俳優陣が素晴らしかった。他の劇団の作品で観て、気になる存在だった人たちが集結しているようなオールスター感。わっしょいハウスでおなじみの椎橋綾那とロロの『LOVE02』での好演が印象的だった福原冠の2人のやり取りが好きでした。オルタナティブが香っている。それでいて力強い。頭がボーっとしまま、ココイチでカレーを食べて帰る。家で録画した番組を消化。『続・最後から二番目の恋』が面白い。

演出は回によって変わるのだろうけど、とりあえず1、2話はフジテレビの坂元裕二作品でおなじみの宮本理江子で、むちゃよい感じです。『最高の離婚』を想わずにはいられない。中井貴一小泉今日子のやり取りは、瑛太と尾野真知子の20年後を観るかのようなのだ。EDが中井・小泉のデュエットなのも最高だ。『ピンポン』3話も面白かった。スマイルかっこいー。しかし、OPとEDのあのゼロ年代感は何なんだろうか。メレンゲくるりスーパーカーが打ち込みを導入した頃みたいなサウンドで歌っていておかしいのです。



土曜日。起きて洗濯をすましてから昼にカレー。自転車で新宿へ。ピカデリー新宿(苦手な映画館だ)で『たまこラブストーリー』を観た。最高すぎた。初日だったので舞台挨拶付きだったのですが、声優さんより山田監督のほうがかわいかった。声優さんの私服の何とも言えない感じ、あれは何だろう。でも、洲崎綾さんの声は元気が出るので好きです。日本一混雑するという歌舞伎町のミスドでお茶をして(ミスタークロワッサンドーナッツ、あれ美味しいです)、池袋へ移動。ミュージックオルグでハイハワのレコ発を観る。久しぶりの長時間ライブハウスでしたが、全組よかったので大満足。ハイハワ最高。パーソナルな質感なのにポップ。そして、あの力強いストローク。若さの無敵さ。「NIGHT ON THE PLANET」が聞けた。あのMVは銀杏BOYZの「ぽあだむ」よりだいぶ早かったのでは。T.V. not Januaryが「この中で、1月におばあちゃん死んだよーって人いますか?」と会場に呼び掛け、演奏した曲がとってもよかった。イカ天時代のバンドの1番いい曲、みたいな強度があった。川辺素バンドはまさかのメンバー全員がミツメで、ミツメの楽曲を演奏。それってミツメじゃん。しかし、これが聞きたかったのだ!という興奮に包まれる最高の演奏だった。フレーズが、リズムが、川辺君のあの素晴らしき節回しに奉仕している。アンビエントな音像から歌謡性が立ちあがってくるあの快感。ギターとベースの音色もやばかったなー。足元を見ると、エフェクターが無数に置いてあった。川辺素バンドで『ささやき』のリアレンジアルバム作って欲しい。今後の活動は、メンバーは変動制との事でした。そうそう、会場ですれ違ったシャムキャッツの夏目君が(弊ブログの『AFTER HOURS』についてのエントリーを)「読みましたよ、かなり当たりです」と言ってくれて、とてもうれしかった。



日曜日。朝起きてスタバに話題のバナナのドリンクを買いに行き、飲みながら録画した『ゴッドタン』と『リバーズエッジ』を観る。『ゴッドタン』にハイバイの劇団員とかもめんたるが出ていた。岩井さんとう大さんに共演して欲しいな。PUPEE氏が推していた上板橋ハンバーガー屋「Hungry Heaven」でアボガドバーガーを食らう。旨い。中野へ移動し、お茶をしたりして、そのままサンプラザで『LiVE GiRLPOP Vol.3』を観る。長時間でクタクタになりましたが、楽しかった。ハロプロが圧倒的。スマイレージ横綱相撲だった。月曜日。休み明けかつ翌日休みなので忙しかった。残業後、学生時代の友人とご飯を食べて帰る。山川直人の新刊と山田参助あれよ星屑』を買う。

あれよ星屑』、絵が上手だし、話も巧いのですぐにでもメディアミックスされそうだ。火曜日。疲れたので昼過ぎまで寝ていた。『映画立川談志』と恵一が演出を手掛けたドラえもんテレビ放送版を借りて家で観ていた。『映画立川談志』は映画ではなかった。「やかん」と「芝浜」が聞けます。談志の言う「イリュージョン」というのは話を聞けば聞くほどわからなくなってくる。しかし、爆笑問題の『ハッピータイム歳時記』における漫才がイリュージョン、というか大田光がイリュージョンの体現者である事は何となくわかる。原恵一が演出を手がけた回の『ドラえもん』やばいすね。構図が全然違う。原恵一演出回に限らず80年代のドラえもんアニメは超おもしろくて、ゲラゲラ笑ってしまった。