青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近のこと(2012/02/25~)


金曜日はライブ後、巷で話題のペヤング激辛を食す。真っ赤な粉でも入っているのかと思えば、通常のペヤングと何ら変わらず、違うのは液体ソースの色がやや赤黒いという点のみ。これはたいした事ないのでは、と口にすると味はまぁともかくとして、ソースが口唇(GLAYスタイル)にあたる度に燃え上がるような痛みを伴う。食べた後はひたすら水で冷やしていました。大人しそうなルックス(パッケージはともかく)ですが、恐ろしい子ですよ、あれは。ずっとお腹が痛かったた。



土曜日は『テ ヅカ TeZukA』観賞。オーチャードホールでかい。開演前にその広さを撮っておこうと携帯掲げたら職員に怒られました。あぁいう所は上映前の幕が閉じた段階でも撮影しちゃいけないものなのですね。その後、スティーブン・ダルドリーの『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』を観る。

なかなか面白みに欠ける画面が続くものの、脚本(というか原作なんだろうな)がどうにもいいものだから、気づいたら泣いていた。日曜日は『エンディング・ノート』を観るつもりが朝起きられず断念。ドトールミラノサンドCを頬張り、サンプル『女王の器』の最終日当日券をゲットする計画を立てる。フードに関してはスタバよりドトールのほうが3倍くらい美味しい。ミラノサンドとミルクレープとスイートポテトを愛しています。『女王の器』はアートセンターでの上演という事で、受付開始の2時間前にいそいそと新百合ヶ丘まで足を運ぶ。移動中に聞いたスピッツ『空の飛び方』が名盤で参った。しかし、新百合ヶ丘にはどうにも時間を潰す場所がない。マック、ケンタ、ミスドなどはあるものの、どこも店外にはみ出すほどの行列。仕方ないのでアートセンターのソファーでひたすら本を読んで時間を潰しました。ピース又吉オススメの中村文則『何もかも憂鬱な夜に』を読み終えた。

何もかも憂鬱な夜に (集英社文庫)

何もかも憂鬱な夜に (集英社文庫)

人間の生命、実存を社会問題である死刑制度を絡めて語る真面目さにちょっと身構えてしまうも、思春期というあの狂気狂乱の時間を乱暴に肯定されてしまい心奪われる。作中の「真下のノート」はちょっと思い入れが強すぎてなかなか読み返せやしないぞ。死刑囚に、世の中にはお前の知らないこんなにも素晴らしいものがあるんだぞ、とバッハやら黒澤やらフェリーニやらゴッホやらサルトルを薦める、というのはちょっとダサいなと思いつつも、芸術の力を信じていて命をかけている作家なのだなと思った。そういえば、樋口毅宏『さらば雑司ヶ谷』も読み終えた。
さらば雑司ヶ谷 (新潮文庫)

さらば雑司ヶ谷 (新潮文庫)





サンプル『女王の器』

おもしろかったのですが、難解で感想を書けない。最近では映画界でも名を轟かせている古館寛治のあの不穏でいびつな色気を肉眼で拝めるというだけでサンプルは貴重である。新宿をプラプラして、タワレコでミツメのミニアルバムを買う。幡ヶ谷に移動してフォレストリミットで開催されたボンボンスパイラルのリリースパーティーへ。会場が混んでいて観られなかったレオターズというダンスユニットがロロの舞台に参加している島田桃子さんが参加しているものだったそうで残念。最後メンバーが牛丼を食べている所だけ観た。島田桃子さんはMAHOΩの振付担当。。2番手の渋谷系チックなメロディーがグッときてしまうayu tokio teamというバンド(?)にはMAHOΩが2人、ボンボンスパイラルにもMAHOΩが2人、会場にもMAHOΩが3人。魔法だらけ。ボンボンスパイラルのバンド編成はほぼファンタスタスで、ドラムのミニースターダストさんが超かっこいい。MAHOΩのドラムもミニーさんが叩けばいいのに、と思ったらメンバーなんですね。前見た時男の人だった気がするんだけどな。そして、お目当てのザ・なつやすみバンドは素晴らしいセットリストでうっとり。「君に添えて」「パラード」が聞けて、「かなしみは僕を越えて」〜「お誕生日会」で締めるなんて、こんな素敵で大きいバンドは今他にどこにいるのか教えて欲しい。久しぶりに「なつやすみ(終)」と「傘はいつも」が聞けてうれしかった。いよいよファーストアルバムから一体どの曲が漏れてしまうのかが心配になってきた。恒例化していくというドラムみずきちゃんのMCコーナーは、京都の舞妓さんの思い出から、車から街を覗くとかつて舞妓さんだった人がたくさん歩いていた、という北野映画のような、意味のわからなさで戦慄が走った。ホライズン山下宅配便の2/29発売のシングル「期待」のPVが楽しい。

見た事ある人がいっぱい。しかし、ホライズン山下宅配便というバンドの演奏はこんなにかっこよかったのですね。かっこいい。ライブもう1度見たくなりました。