青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近のこと(2012/11/15~)

最近の事。住まい探しが忙しい。源泉徴収だの住民税だの実印だの認印だの、今までかなり無頓着であったので、区役所に何回も足を運ぶはめになっております。エヴァQ、公開初日に観てきたわけですが、汗びっしょりかいてしまった。映画が始まる前にあんなにドキドキしたのは久しぶりだ。劇場全体の雰囲気も凄い。6歳くらいの子供が「オレ、ロンギヌスの槍欲しい!」「じゃあ、オレ、リリス〜」って言ってジャレていた。リリスはいらないだろぉ、リリスは。エヴァショックと土曜日の曇天雨模様に軽く気持ちをやられながら、七針へ行き、friendly hearts of Japanというバンドのレコ発を観た。片想いのメンバーも、ホライズン山下宅配便の黒岡さんも、とにかく執拗にMCでfriendly hearts of Japanについて触れ、絶賛する。いや、まぁレコ発って確かにそういうものなんですけども、なんかあんまりとんちレコードの人達がそういうことするイメージがなかったので、「あれ、もしかしてfriendly hearts of Japanなんてバンド、ほんとはいないのでは?」とか思い始めてしまう。そもそも、そんなバンド名ありえるのか。何やら洗脳されそうじゃないか、と。この疑惑、片想いの面々がMCでどうやら会場の後ろにいるらしいfriendly hearts of Japanのメンバーに問いかけや同意を求めるのだけど、その返答は何故かすべて黒岡さんが行っていた事により、確信へと変わる。やっぱりfriendly hearts of Japanなんていないんだ!と。friendly hearts of Japanはきっとカタオモロのような、片想いの新しい変名バンドなのだろう。しかし、片想いの素晴らしい演奏が終了すると、普通に登場する3人の男性。そして、始まる演奏。いたわ、friendly hearts of Japan。しかも、いいバンドだった。

懐かしくて新しい。歌ってなさそうなのに歌っている不思議なボーカル。ミニマルでローファイで、だけどロックンロールな3ピースの演奏。アメリカ郊外のガレージで鳴ってそうな感じもある。なんでも大阪で活動しているバンドで、今年の6月、結成7年目にしてついに1stアルバムがレーベル鳥獣虫魚からリリースされたのだそうな。

friendly hearts of Japan

friendly hearts of Japan

音楽も素晴らしかった。宅録じゃなくてバンドで初期COILをやっているような感触もある。いやー騙された。1人で勝手に。七針で聞く片想いはジプシーみたいでかっこよかった。初めて聞く「国境」という曲がそういうイメージを抱かせたのだろうか。前座で歌っていた黒岡さんの演奏を聞いていて、くるり岸田繁にホライズン山下宅配便を聞かせたら、たいそう喜ぶのではないか、と思いました。



私立恵比寿中学のインディーズ時代の音源をまとめたベストアルバムが池袋のタワレコHMV、ユニオン、新宿のタワレコまで回っても全て売り切れでした。どーなっているのか。手に入らないと余計に募る想い。グッと寒くなりまして、なんだかしっくりくるものだからJ-POPばかり聞いている。槇原敬之aiko宇多田ヒカルをローテーションで。ま今回はアルバムを1枚ずつキャリアに沿って聞いてみた。全員神様、という結論に至り崇拝を心がけています。 すっかり忘れていたのだけど、やけのはらが昔やっていたラップユニットアルファべッツが2003年に1枚だけ残したアルバム『なれのはてな

がずっと廃盤だった中、突如在庫が発見されたらしくレコ屋や一部のタワーレコードに少しだけ入荷している。私はTwitterで教えて頂き、タワレコ秋葉原店で購入致しました。videotapemusicがLBネイションに加入してラップを始めたような感触。videotapemusicの今年のアルバムにやけのはらが参加しているのにも至極納得。もう少し聞きこみます。



映画ドラえもん のび太の日本誕生 [DVD]

映画ドラえもん のび太の日本誕生 [DVD]

ドラえもんのび太の日本誕生』を久しぶりに再見。100分ちょいという短い時間でまとまっているのに、意外と無駄な演出に時間を割いていて、またそれが作品の豊かさにつながっているのが驚異的だ。例えば、「グルメテーブルかけ」や「北風のくれたテーブルかけ」があるにも関わらず、「畑のレストラン」なる道具で大根を種から育てて、その大根を2つ割ると中にホカホカのかつ丼やスパゲッティが入っているという、無駄さ。大根を割らずに直接かぶり付くのび太なんて幼心にも鮮烈に記憶に焼き付ついた。「翻訳コンニャク」が今作のみ味噌味で登場し、それをククルが大層気に入る(ハンバーガーやフライドポテトよりも!)という演出がある。当時は特に気にかけていなかったのだけど、あれはククルが日本人の始まりの祖先、という話であるから、あの「翻訳コンニャク」の味噌味を忘れらないククルが躍起となって再現に励み、その結果として味噌や大豆が日本に根付いたのだ、という意図が込められた演出なのではないか。そうでなれけば、『ドラえもん』の映画内でハンバーガーやフライドポテトというのが登場しないだろう。ちなみに豆知識として『チンプイ』に出てくるエリ様はククルの子孫なのだ。テーマソング『時の旅人』が泣ける。アリスの堀内孝雄が作曲、海援隊武田鉄矢が作詞、歌うは西田敏行という最強布陣。。



土曜日、風邪気味。新江古田と東長崎の中間くらいにあるお蕎麦屋さん「じゆうさん」を訪ねた。かき氷屋の二代目に教えてもらった店だ。曰く「都内トップクラス(口癖)の蕎麦屋」だそうだが、驚く事に本当にむちゃくちゃ美味しかった。ツユにつけなくても美味い蕎麦。少しヌメリ気のある歯ごたえも新鮮でありました。

天ぷらも絶品。

もちろん美味しいお蕎麦屋の必須項目玉子焼きも素晴らしかったのです。

ただのイカれ野郎だと思っていましたが、あの二代目の舌は確かなようだ。また話を聞きに行きたい。夜は早めに寝て、日曜日に備える。日曜日は運転免許の更新に行く。日曜日の免許センターは地獄である。ただでさえ混んでいるのに、システム障害まで発生してしまい、あわや暴動が起きかねない雰囲気でした。怒号が飛び交う免許センター。どうにかあの無駄の多いシステム改善されて欲しいものです。なんとか更新を終え、方南町でスタジオライブを観た。お目当てはayU tokiOとgoro goloです。ayU tokiOの音楽が面白い。この日は打ち込みトラックを流して、上物に弦楽器2本、管楽器1本、そこにネオアコニューウェーブ経由のメロディーが。演奏人は全員正装していて、歌う本人はジーンズにパーカーに白いヘッドフォンという出で立ち。実験の夜!って感じだ。いやー野心的な音楽だった。英語詩は気になった。ayU tokiOによるMAHOΩでの素晴らしい日本語楽曲を聴いているだけに、あのサウンドに日本語の情感が乗ったものが聞いてみたいと思う。とりあえず、この日先行発売された『NEW TELEPORTATION』はゲットいたしましたので、もっと彼の音楽に深く入り込んでみよう。そして、当然のように素晴らしいgoro goloのパフォーマンス。風邪で朦朧としていたのですが、思わず立ち上がってユウさんのアクションと顔を堪能した。