青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近のこと(2020/05/12)

胃の痛みが続いている。ときに、ネプチューンのトリオとしての全盛期と言えば、「日本人は胃腸が弱い」だと思う。スタジオライブの映像とかを改めて観てみると、スター然としている。3人ともちょうどよい格好よさなんだよな。ちなみにわたしは名倉潤が甘い声で歌う「イッショウケンメイ。」という毒にも薬にもならない曲が結構好き。これを書いていてふっと蘇った記憶なのだけど、高校時代に「今日はハモネプリーグの地区予選あるから帰るわ」と部活をサボるやつがいた。彼はもちろんハモネプに挑戦などしておらず、ハモネプに漂う薄寒さをいち早くイジる感性に少し刺激を受けたのを覚えている。今はもう歳を重ねてしまい冷笑の時代を終えてしまったので、”力の限りゴーゴゴー”という気持ちです。

ストレス性の胃腸炎な気がする。口内炎、指先の荒れもストレスサインなのだけど、しっかり出てきている。それでも、やっかいなことにお腹は空く。この日から松屋が「チキン南蛮焼き定食」が新発売。まっこと食べたいなと思ったけども我慢して、セブンイレブンで「三陸産わかめ蕎麦」をお昼ご飯にした。コンビニの麺類はセブンイレブンが頭ひとつ抜けている。ガリガリ君リッチの「チョコミント」がまた店頭に並び出していた。今年はチョコチップが10%増量だそうです。このチョコミントガリ梨を抑えて、ガリガリ君の最高傑作だと信じて止まないのですが、胃が痛いのでアイスも我慢。

片想いのメンバーによるInstagramでの配信を追っかけで観た。MC.sirafuの誘い笑いをひさしぶり聞いて、元気が出た。舌がんで闘病していた片岡シンの元気な姿を見ることができたのもうれしい。あの人の歌に市井の営みの善良さや粋や哀しさみたいなものを重ねているところがある。ずっと歌い続けて欲しい。片想いの「レクリエーションソング」がコロナからの復興の歌みたいに響くのでいつかライブで聴きたい、と銭湯のお客さんさんに言われたという。

たとえば 君が部屋で一人で さびしくても
僕らは 君のこと 忘れないよ
おしらせが届くこと 忘れないでね
遊べなくなるのは悲しいよ

片想い「レクリエーションソング」

泣いちゃうじゃん。ひさしぶりに片想いのライブ観たい。今年、塩屋のグッゲンハイム邸でのライブとか観ることができたらいいな。

ゼノギアス』のシナリオをおさらいできるように編集された動画を観始めたら止まらなくなってしまい、約16時間を完走してしまった。ゲーム実況ではないので、サウンドに浸りながらテキストを読むスタイル。もともと『ゼノギアス』が壮大すぎる物語をなんとか2枚のディスク容量で語り切るため、後半は完全にサウンドノベと化していたゲームなので、このスタイルで問題なく楽しめた。しかし、凄いゲームである。

居場所なんてものは、自らが作り出すよりも、誰かに与えられる方が楽なんですよ。そんなことも解らないんですか?青臭い理想論など現実の前では意味をなしません。事実、多くの人はそれを満足としているではないですか。与えられた居場所ならば自分はリスクを背負わなくていい。たとえうまくいかなくてもその責任を転換出来るんです。人が何故個々人ではなく、集団、国家といった大きなものに依存するか解りますか?人には寄る辺が必要なんですよ。自分が自分自身である為のね・・・。それが強固であればある程よしとされる。

みたいな煽り(製作者の思想は逆のところにある)がバンバン出てきて、右と左の思想の分断から”国家”や“神”との向き合い方みたいなものまでをロボットSFで語っていく。主人公は解離性障害で、臨床心理学のセラピーのような展開も多い。1998年のリリースなので、『新世紀エヴァンゲリオン』あっての作品という感じなのだけども、物語の強度では『ゼノギアス』に軍配を上げたい。台詞回し含めて脚本は文句なし、田中久仁彦のキャラクターデザインも最高だし、音楽も光田康典ワークス(『クロノ・トリガー』『クロノ・クロス』『マリオパーティー』など)で1番好きだ。劇中で「遠い約束」が流れるたびに胸が締めつけられた。スクウェアモノリスソフトの間での権利問題が色々あるみたいで、続編やリマスター版は難しいようだけども、藤子不二雄の『オバケのQ太郎』もいつでも読めるようになったし、エドワード・ヤンの『牯嶺街少年殺人事件』ですら配信で観られるようになったので、気長に待ちたい。みんな大好きなソラリス守護天使ことシタン・ウヅキ先生(知と教養の宝庫でありながら、戦闘も最強)が29歳と知り、かなりショックです。あの包容力は37歳くらいだと思っていた。