青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近のこと(2017/04/19~)

またしても「最近のこと」を書きそびれてしまった。しかも、今月のブログ更新数は、開設以来最低である。それもこれもヤクルトスワローズが弱すぎるせいだ。負けるたびに精神に支障をきたし(プロ野球ファンなど辞めてしまえ)、何もやる気が起こらずにふて寝してしまうというわけです。何か書きそびれていたことはないかと、記憶を探ってみると、やはり記しておきたいのは笹塚の「天空のマルシンスパ」だ。素晴らしい施設とは聞いていたが、あんなにも良いとは。空いていて、なおかつ水風呂がそれなりに冷たい時(チラーなしで地下水汲み上げなので水温が気候に左右されるとか)に行けば、ここが都内No.1では。やはりセルフロウリュウとたっぷり水量の水風呂は魅力だ。3時間パックあるのも最高。90分とか2時間じゃない、ちょうどいいのは3時間なんだよなー。



先週の水曜日くらいから振り返りたい。わりと近所である下赤塚の商店街を散歩していたら、いい感じの古いビルに「赤塚探偵事務所」という看板を見つける。もしやと調べてみたら、やはり今夏放送予定のドラマ『ハロー張りネズミ』のロケセットだった。探偵事務所内をスタジオ撮影ではなく、本当に赤塚のビルにセット組んで撮影しているらしい。こうしている今も、瑛太深田恭子森田剛山口智子が下赤塚の街にいるのかと思うとドキドキします。駅前の「手もみラーメン 福しん」で撮影していたという噂も聞いた。「福しん」のスタミナ冷やし中華は最高だからな。AmazonからランジャタイのライブDVD『ランジャタイのキャハハのハ!』が届いたので、観る。

まず、タイトルが最高だ。ラジオでもOPに使用している『Dr.スランプ アラレちゃん』感がある。やっぱり漫才は生で観るに限る、と思いつつも、「ザリちゃん」「沼」あたりの漫才をいつでも観られるのは素晴らしいことです。あと、「仲間が欲しい」のキャッチャーのくだりがツボだ。一体誰が彼に正確無比なボールを投げているのだろう。同時リリースであったマッハスピード剛速球のコントDVDも欲しい。ランジャタイもマッハスピード剛速球も何がいいって、洗練され過ぎてないヴィジュアルではないだろうか。ボキャブラ天国あたりの90年代の芸人の雰囲気を感じる。



木曜日。疲れが溜まっていたので、自転車に乗ってちょっと離れた板橋「クアパレス藤」へ。住宅街によくあるビル型の銭湯なのですが、ここのサウナは文句なしに素晴らしいのです。仁丹もしくは檜のような心地よい香料が入った袋がサウナ内にぶら下がっていて、それが実に気分をリラックスさせてくれる。サウナ利用者には敷きマットと凍ったミネラルウォーターをつけてくれるのも心憎い。サウナ自体も良質で、110℃近い高温&高湿。入るなり汗がすぐさまダラダラと流れる。テレビはなく、有線放送だろうか小さな音で90年代のJ-POPが流れているのもいい。いつも何が聞けるか楽しみなのだけど、この日の収穫は小沢健二「大人になればと」とB’z「ねがい」でありました。「大人になれば」のイントロには思わず声が漏れてしまった。いっつも聞いてんだけども、これがサウナとなると又格別なのよ。「ねがい」もイントロで涙腺が緩む。『B'z The Best "Pleasure"』と『B'z The Best "Treasure"』という1998年に2枚同時リリースされたベスト盤、いとこに借りて、MDに落としてむちゃくちゃ聞いていたのを思い出した。たしか中学1年生だった。この頃はラルクもグレイもみんな複数枚同時リリースに凝っていたものだ。『ark』と『ray』もやっぱりいとこに借りた気がする。サウナ上がりは無性にラーメンが食べたくなるものです。この周辺に「愚直」というラーメン界で絶大な評価を得ているとんこつラーメン屋があるのだけども、看板がない上に営業時間や定休日に癖があって、開店しているのすら未だに観たことがない。今日こそは食べるぞ、と意気込むもやはり閉まっていた。月曜日と木曜日が定休日で、更に夜は20:00からの営業らしい。癖あるなー。気持ちを切り替えて上板橋に移動。「魂の中華そば」でつけ麺を食べた。ふざけた店名だが、ここも名店なのだ。凄く美味しかったのだけども、サウナの後に食べたいのはとんこつとか家系のようなガッツリなラーメンだったな。帰宅して、録画してあった『バナおぎやドリーのもろもろのハナシ』を観る。4月からレギュラー放送が始まった新番組だが、しみじみおもしろい。働き出してからラジオを聞く余裕がすっかりなくなってしまったので、テレビでこれが聞けるのはうれしい。あと、みんなとてもオシャレな衣装を着ていてかっこいいです。同じく新番組のアルコ&ピースの『勇者ああああ』も凄く好き。痩せた酒井ちゃんにやっと慣れてきました。



金曜日。仕事後に学生時代の友人らと池袋で韓国料理を食べる。みんな忙しくなってきて集まるのは今年初。なので今更ながら『カルテット』の話で盛り上がる。高橋一生松田龍平かで徹底討論をしたのだけども、世間の風潮に反して3対1で松田龍平が優勢であった。あたしも勿論別府君派だ。最近よく見かける俳優が山崎育三郎という名前で、安倍なつみの旦那ということを教えてもらった。ずっと劇団EXILEあたりの人だと思っていた。名前が育三郎と聞いて、急に好感を抱いてしまう。しかし、熱心なモーニング娘。ファンだったというのに、なっちが結婚していた事すら記憶が朧気であった。てっきりずっとプレステをしているものと思っていました。何のことやわからない若者たちは押尾学で検索しよう。帰宅して『リバース』2話を観る。全部観ているわけではないけども、プライムタイムのドラマでは今期はこれが1番好き。
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TBSドラマの叡智が集結しているような質感だ。湊かなえの原作は観る者を引き付けるドライブ感があるし、脚本を奥寺佐渡子(細井守作品&『学校の怪談』シリーズ!!)が担当していて、細部が実に瑞々しい。私も小池徹平のような学友が欲しい大学生活であった。更に、武田鉄矢が素晴らしくねちっこい演技を披露してくれている。本当にありがたい。やはりドラマはTBSだ。しかし、一方で火10『あなたのことはそれほど』はあまりハマれず。東出昌大の怪演が気になるが、どうにもお話の不愉快さが勝ってしまう。東出昌大と波瑠のホームドラマコメディを金子文紀が撮る火10だったら、どんなに素晴らしいものが出来上がっただろう、と思う。私は今、善良なホームドラマコメディに飢えている。



土曜日。特に予定がないので、いつも通り掃除と洗濯。お昼に近所のイタリアンでイベリコ豚のプレートを食べて、本屋で吉田秋生海街Diary』の新刊を買って帰り、家で読む。

じんわりといい。そろそろ閉幕だろうか。TSUTAYAで借りてあった『彼女が死んじゃった』と『ライスカレー』を全て観終えたので、ポストに返却。
彼女が死んじゃった。Vol.1 [DVD]

彼女が死んじゃった。Vol.1 [DVD]

『彼女が死んじゃった』は『すいか』と『池袋ウエストゲートパーク』以降という感じの2004年に放映されていた日テレのドラマ。一晩かぎりの関係を結んだ女性の自殺の真相を追うべく、彼女の携帯のメモリーに登録された人を訪ねていくというロードムービー。実に90年代的なテーマでさすがに気恥ずかしさを覚えてしまったのも正直なところだが、これがなかなか良かった。視聴率は惨敗だったようだが、カルト的人気を誇っているのも頷ける。『逃げ恥』の脚本家の野木亜紀子が大ファンというので、観てみました。若き長瀬智也もいいが、何といっても木村佳乃が素晴らしかった。しかし、どうして日テレのドラマはルックが垢抜けないのだろう。プロ野球の中継を眺めた後(小川のアウトローと雨天中止コールド)、一晩中Netflix湯浅政明ピンポン THE ANIMATION』を観た。
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改めて、抜群におもしろい。大傑作。原作より好きかもしれない。松本大洋の書く台詞というのは全てが全てスタイリッシュだ。10代の頃、あれらの台詞廻しにどれほど打ちのめされたことか。体育の卓球の時間、死ぬほど真似していた。「また連れてきてくれるか」「ここはいい」「少し泣く」「風間さんに言わせりゃ、そうでしょうね」「むろん、自分の為」など、やはり風間とアクマの台詞は凡庸性が高い。特にお気に入りのペコが自分の膝に問いかけるシーンがアニメではカットされていたのが残念だ。OP曲の爆弾ジョニー「唯1人」を聞きすぎて、好きになってしまった。青春パンクみたいだけども、よく聞くと大木兄弟感がある。この日はレコードストアデイということで、Enjoy Music Club『100%未来/そんな夜』の7インチがリリースされました。ライナーノーツを書かせて頂いたのですが、印刷された現物にジンワリ感動してしまいました。ボブa.k.aえんちゃんによる両面のジャケットも最高にキュートで、これは宝物です!



日曜日。気持ちいいほどに快晴でありましたので、自転車に乗って戸田球場までサイクリング。スワローズVSイーグルスの2軍の試合を観戦した。ケバブサンドを齧り付きながら野球を観る、最高。しかし、スワローズは1つもいいとこなく大敗。2016年ドラフト1位の寺島が球拾いをしていたが、やはり身体の出来上がり方が断トツだ。寺島と梅野、シーズン後半に1試合くらい投げて欲しいものです。野手は若手より武内、飯原、三輪が元気な感じで、廣岡・奥村・渡邊の奮起を願う。こっちは毎日2軍の試合結果もチェックしてんだ!戸田公園の入り口に『ドラえもん』の憧れの秘密道具「キャンピングカプセル」が刺さっていて、興奮。
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強風に吹かれ過ぎてヘトヘトになってしまった。お風呂に入って埃を落とし、スーパーで買った鰹の刺身やポテトサラダを、新発売のノンアルコールビール「零壱」で流し込む。零壱、むちゃくちゃ美味しいと思う。俺、これでいいや。オールフリーを超えた、ノンアルコールビールネクストレベルだ。『ボク、運命の人です』『フランケンシュタインの花嫁』、ピンと来ず。『フランケンシュタインの花嫁』は『悪夢ちゃん』の大森寿美男なので期待していたが、この感じで『泣くな、ハラちゃん』を超えられるのだろうか。 この日はcero野音ライブだったらしい。ここ最近申し込んでも毎回外れるので、もはや申し込むことすらしなくなっていた。凄くよかったそうな。悔しいので、最近好きな「ロープウェイ」をたくさん聞いた。人生は次のコーナーに。『欅って書けない?』をリアルタイムで観る為、眠かったが、遅くまで起きる。頑張った甲斐のある期待どおりの良回であった。オダナナと尾関よ。


月曜日。レンタルしたSHISHAMO『SHISHAMO4』を聞いた。

SHISHAMO 4

SHISHAMO 4

どれがシングルかわからないくらいいい曲が揃っている印象。特に2曲目の「すれちがいのデート」が好きでした。あとはまもなくリリースされるアルバムに備えFather John mistyとhyukohの旧譜をよく聞いている。そして、The Zombiesと欅坂46もずっと聞いている。『不協和音』に収録されている曲、どれも好き好き。てちねるの「微笑みが悲しい」は、乃木坂46「春のメロディー」やさくら学院「ベリシュビッツ」など大好きなナンバーを作曲しているフジノタカフミのペンで期待どおりの名曲。歌詞も冴えわたっている。けやき坂46の「僕たちは付き合っている」もどうかしているほど名曲だと思う。惜しみない曲展開に涙。
youtu.be
帰宅して、昨夜録画してあった小沢健二出演の『Love Music』を観た。涙目になって当時の話をする小沢とBOSEに、思わずこちらもちょっとウルっときた。これが、ロッキン社の雑誌とかじゃなく、テレビで流れているのが愉快痛快だ。小沢健二はオーバーグラウンドの人なんだと、今更ながら痛感。ceroの橋本翼のスウェット姿と「ホテルと嵐」のエピソードが最高。二階堂ふみ三谷幸喜を、いとうせいこうとかよしもとばなな(2人とも平仮名で読みづらい)にするわけにはいかなかったか。そして、これまでの人生で何故かずっと「流れ星ビバップ」を”リュウセイビバップ”と呼んでいたことに気づく。どうして誰も注意してくれなかったんだ。凄く好きな曲なのに。



火曜日。本屋で『うちのクラスの女子がヤバい』3巻と『珈琲桟敷の人々』を購入。

どちらも素晴らしかった。『うちのクラスの女子がヤバい』もっと続けて欲しかったなー。農家の息子さんが新玉ねぎを送ってきてくれたので、スライスしてポン酢とおかかで合えて食べた。新玉なので甘くて美味しい。昨夜の『キングちゃん』の「ドラマチックハートブレイク王」が最高でした。アルコ&ピースとハライチ岩井が出ているのも凄くうれしい気持ちになる。お風呂に入ってリアルタイムで『デリバリーお姉さんNEO』を観た!
hiko1985.hatenablog.com
おもしろかったー。こんなにもヒコという名前が連呼されるのを聞くのは初めてだ。島田桃子さん越しに三浦くんに告白されている気分。照れて画面を直視できませんでした。しかし、ヒコって改めて凄くキャッチ―な響きだ。外部に原稿を出す時の表記をヒコにするかhikoにするか最近悩んでいるのですが、正解がわからなくなったので、Bridgeも再結成したことだし、いっそHIKOMIXしようかと思います(ある世代以上にしか通じないひどいジョーク)。君のハートのナチュラル。



水曜日。仕事終わりにスーパーで格安のバラ肉ともやしを買ってきて貧乏鍋。スワローズとドラゴンズの乱打戦を見守る。勝ったものの全然スッキリしないではないか。録画で『水曜日のダウンタウン』2時間スペシャルを。バイきんぐの西村さんでひたすら笑ってしまった。ミラクルひかるに騙されてしまった女の子がほっこりするほどいい子で幸せな気持ちになった。まず、家族に自慢する、って最高だ。6月のマッキーのコンサートのチケットを無事ゲットした。慌てて、昨年末リリースされていたアルバム『Believer』を聞く。

Believer(通常盤)

Believer(通常盤)

ここ10年のマッキーに正直好きなアルバムはないのだが、今作はなかなかの佳曲揃いだと思う。過去のライブレポなどに目を通してみると、前回のツアーで「僕の彼女はウエイトレス」「雷が鳴る前に」「この傘をたためば」「DARLING」「君の自転車」など90年代のアルバム(『君が笑うとき君の胸が痛まないように』から『Cicada』まで)の楽曲を惜しみなく披露していたらしい。「THE END OF THE WORLD」を演奏した公演もあるそうな!!死ぬほど聞きたかった。全曲イントロで泣いてしまう自信がある。なんでも前回のツアーあたりから90年代のナンバーがかなり解禁されてきているらしい。



木曜日。ファミマのコッペパンが美味すぎて、コッペパンについての想いをブログに記してしまう。
hiko1985.hatenablog.com
本当は「最近のこと」の一節だったのだが、長くなり過ぎたので単独エントリーとあいなりました。コッペパン専門店、やっぱり行ってみたい。しかし、そう何個も食べられるものじゃないのがなー。この日は絶対にレスタに行く、と週の頭から決め込んでいました。たかだか1ヵ月ぶりなのに、”ととのい“用のデッキチェアが4個から7個に増えているわ、飲用水の蛇口が新規に設置されているわ、進化が止まらない。香りのバリエーションも豊富だし、自動ロウリュウは最高だし、水風呂はいつだってシャキっと冷えるし、都内盤石でござるタイムズスパ レスタ。19:00と21:00の2回のアウフグースを浴び、ととのい果てて、帰宅。