最近のこと(2017/04/08~)
数週分ほど「最近のこと」シリーズを書きそびれてしまった。プロ野球が開幕したもののヤクルトスワローズが弱かったり、大相撲の三月場所での稀勢の里優勝に興奮したり、銭湯サウナに傾倒してみたり、どついたるねんのメジャーデビューが決まったり、『ウディ・アレンの6つの危ない物語』がおもしろかったり、ゆるふわギャングのファーストアルバムがリリースされたり、色々あった気がする。ダイアンの漫才ライブDVD『DVDのダイちゃん~ベストネタセレクション』にも助けられた。
ダイアン 1st DVD/DVDのダイちゃん~ベストネタセレクション~
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- 発売日: 2017/02/08
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実家の片づけをしているのだけども、机から懐かしいものが続と々出てくる。日記帳だとか手紙だとか、小学生の頃に自作した漫画、交換し合ったミックステープ(正確にはMDなのだけども)、寄せ書き・・・あと笑ってしまったのは、『キン肉マン』の超人を大量に模写したノート。どうりで、今でもラーメンマンだけは何も見ないで書けるわけです。切手をコレクションしたアルバムが奥の方から出てくる。
『ドラえもん』でスネ夫が切手コレクションを趣味にしているのに憧れて、祖母にねだって譲ってもらったのだった。一瞬だけ凝った趣味であって、完全に忘れていた。教科書とか参考書も全部残してあった。ひすたら書くことで暗記した英単語や日本史の年号やら人生やら土器や絵画の名前で埋め尽くされた真っ黒なノートなどもある。見事に全部忘れてしまったな。「僕が今、好きなモノ」というようなものを羅列したページというのがたいていのどのノートにも1ページあって、「小沢健二、藤子・F・不二雄、ラーメンズ、珈琲、おぎやはぎ、サニーデイ・サービス、乙葉、くるり、ゲーテ、バナナマンetc・・・」とかダーッと書いてある。いや、なんだ、ゲーテって。なんで、誰に見せるでもないノートで見栄を張っているのだ。更に、中高時代の部活動で制作した文集が出てきた。私が所属していた部は古典部や文芸部というわけでもないのに、学園祭の時期に文集を制作していたのだ。当然、すべて手書き。上下巻に分かれており、上巻は年度の部活動の概要をまとめたもの、下巻は各々の部員が好き勝手に書いている。毎年恒例の用語解説集のコーナーを執筆するのが花形である。いかに部活動と関係ない用語をスムースに織り込めるかのセンスが問われた。下巻をめくってみると、「僕の選ぶガンダム名シーンベスト5」だとか「浜崎あゆみのベストリリック10」だとか「最強のヴィジュアル系バンドピエロについて」だとか「松浦亜弥『ファーストKISS』全曲解説」だとか心震える企画が立ち並ぶ中、私も「オススメの音楽」なる凡庸なタイトルのページを執筆していた。ひどく退屈な内容ではあったが、このブログの原点を発見したような気持ちで、ギュッと冊子を抱きしめた。
土曜日。金曜の夜からNetflixのジャド・アパトー『LOVE』のシーズン2を一気に見通したので大変眠い。
hiko1985.hatenablog.com
シーズン1同様の良さ。シーズン2もあけすけに心の機微が描かれていて、揺さぶられました。シーズン3の制作も決定しているようです。槇原敬之のコンサートツアーのチケットに申し込もうとするも、繋がらないままに売り切れてしまった。コメントで教えて頂いたのですが、今回のツアーでは「Penguin」がセットリストに入っているらしいのですよね。1番好きな曲。なんとしても聞きたいではないか。昼頃に、西武池袋線の椎名町駅へ。駅前の立ち食いうどん屋「南天」で名物の肉うどんを食べる。
学生時代はこのあたりをよくウロウロしていたので、ひさしぶりに食べる青春の味であった。椎名町は古い商店街がまだ賑やかで、味のある個店がたくさんある。椎名町にやって来たのは、評判の高い銭湯「妙法湯」が目的。しかし、土曜日は3時半からでまだかなり時間があったので諦め、練馬駅近くの銭湯に適当に入ってみる。これが大外れ。洗い場が1個も空いていないくらいに混んでいて、そのほぼ全員が近所の顔見知りのようで、とにかく五月蠅い。ミサイルと戦争の話にはしゃぐ老人たちの息は血生臭い。汗を流さず水風呂など当たり前、サウナ内で唾を吐いたり、水風呂にタオルを投げ入れたり、と考えるうる最悪のマナーで、ほとほとあきれ返ってしまった。立腹で銭湯を出る。こんなことなら、桜台の「久松湯」にすればよかった。湯上りで実家に向かい、引っ越しの手伝いをして、鍋を食って、周防正行『シコふんじゃった。』を観るなどして、生家との別れを惜しんだ。深く思い返すとセンチメンタルになってしまいそうなので、能天気にやり過ごした。帰宅して、『四畳半神話体系』を見漁る。
hiko1985.hatenablog.com
改めて、すべてが完璧な作品だ。胸がいっぱいになってしまった。OP曲であるASIAN KUNG-FU GENERATIONの「迷子犬と雨のビート」も彼らのキャリアの中でも1番好きなナンバーかもしれない。
日曜日。目を覚ますと雨降りで、二度寝をしてしまう。疲れが溜まっているので、家でのんびり過ごすことにした。起き抜けにシソンヌのライブDVD『cinq』を観た。
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月曜日。朝から頭がスッキリしない。まったく月曜日の私はまったく使いものにならない。しかし、やっと年度末処理から解放されたので、少し気分はいい。桜もやっとゆっくり眺めることができたし。花見らしい花見なんて何年もしていない。そもそも本式の花見なんてしたことあったけかな、と思ったけども、学生の頃は確かにシートを敷き、花を見て、飲み食いするというのを春にしていた気がする。私の社交性のピークは20代前半だったようだ。最近歩く距離が増えたからか、ふくらはぎが張って痛い。色々調べてみたところ、歩き方が悪いのだ、という結論に至った。足指を上手に使えていない。これができていないと変な筋肉の付き方をしてしまうらしい。浮指状態が続くと、足裏の血流が悪くなり、肩凝り、腰痛、むくみ、冷え症、自律神経失調症に至る、とまで書いてある。そんなバカな。そんな大事なことを何で今まで誰も教えてくれなかったのだろうか。それとも私がちゃんと聞いていなかっただけで、体育や保健の授業では”歩行時の正しい指の使い方”などが講義されていたのだろうか。だとしたらおおいな損失である。不良でも何でもないのに授業をまともに聞いていなかった若かりし自分が恨めしい。しかし、仮に上記の説に信憑性があるのなら、私は足指を上手に使うだけで、完璧に健康な体を手に入れられるということだ。暗い印象の顔や表情も、グッと爽やかになることだろう。野々村真みたいに。楽しみである。「消えたハンサム」という特集をいつの日か編むべく、表紙候補の1人である鳥羽潤について調べていたら、『ぼくは勉強ができない』の映画において時田秀美役を演じていたことを知った。いや、そういえば、やっていた気がするけども、私はあの小説を10代の頃に読んで、深く絶望したものでした。長嶋有がタイトルでオマージュを捧げた『ぼくは落ち着きがない』という図書部を舞台とした青春小説には、震えるほど感動した。
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火曜日。数年前に購入してほったらしにしてあったAlex Chilton『ELECTRICITY BY CANDLELIGHT』
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水曜日。暖かい。通勤時にコートも必要なくなった。本屋で川島小鳥の編んだ台南ガイドブック『愛の台南』を購入。
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木曜日。欅坂46の今泉佑唯が体調不良で当面の活動休止の報。ショックだ。実はずーみんのこと、むちゃくちゃ好きなのだ。ずーみんが好きと公言するの、ちょっと恥ずかしいのは何でなんだろう。ちなみに握手会での人気は欅坂の中でトップである。しかし、いつもあんなに弾けんばかりの笑顔だったのに。人間、わらかないものである。復帰を待ち続けるので、ゆっくり療養して欲しい。少し残業して帰って鍋作って食べる。ひたすらこのルーティンである。鍋を食べながら、貧打スワローズの試合を見守っていると、最後に鵜久森が代打サヨナラ。開幕カードでの代打サヨナラ満塁ホームランも痺れたが、これもうれしい。6連敗という泥沼からの脱出である。昨夜の『水曜日のダウンタウン』でのバイきんぐが面白すぎて、腹が捩れた。お風呂でハードカバーの重たい本を読み耽る。Thundercat『Drunk』をひたすら聞いていた。
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