青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

2012 BEST MOVIES 25

1.瀬田なつき『5 Windows


2.北野武アウトレイジ ビヨンド


3.モンテ・ヘルマン『果てなき路』


4.筒井武文『孤独な惑星』


5.フランシス・フォード・コッポラ『テトロ』


6.西谷弘任侠ヘルパー


7.吉田大八『桐嶋、部活やめるってよ』


8.ホン・サンス『ハハハ』


9.新房昭之魔法少女まどか☆マギカ劇場版前篇・後編』


10.フレデリック・ワイズマン『クレイジーホース・パリ 夜の宝石たち』


11.アッバス・キアロスタミライク・サムワン・イン・ラブ


12.高橋栄樹『DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る』


13.スティーブン・スピルバーグ『戦火の馬』


14.鈴木卓爾『ポッポー町の人々』


15.細田守おおかみこどもの雨と雪


16.ティム・バートンダーク・シャドウ


17.ベン・アフレック『アルゴ』


18.アキ・カウリスマキ『ル・アーヴルの靴みがき』


19.大林宣彦『この空の花』


20.樋口真嗣巨神兵東京に現る』


21.黒沢清『贖罪』


22.ジョス・ウィードン『アベンジャーズ』


23.庵野秀明『劇場版エヴァンゲリオン:Q』


24.クリント・イーストウッドJ・エドガー


25.岩淵弘樹『サンタクロースをつかまえて」』


特に1位が思いつかず、反則気味に瀬田なつきの『5Windows』をもってきてしまった。とは言えあの確かな経験として映画観賞が刺激的であった。街のいたる所にスクリーンをたてかけて「窓」に見立てる。あらゆる場所の境界を開いていってしまう自由さ乱暴さ、がこの上なくチャーミングな瀬田印で刻まれているのも素晴らしい。「ここにないもの」を確かに存在させてしまう「映画を撮る」という事の魔法が解体して再構築されたような感覚。やはり、1位に推したいのです。他のラインナップを見てみるとオーバー50の巨匠たちのテクニックにひれ伏す1年だったように思います。後は、異質な空間の立ち上げに長けた作品に心奪われた。また、ランキング入りしているフレデリック・ワイズマン高橋英樹、そして想田和弘の『演劇』など優れたドキュメンタリー作品の目立つ年でもあったような。そういえば、コメディが1本も入らなかった。コメディ作品のベストは矢口史靖『ロボジー』でしょうか。来年は笑える映画も楽しみたい、なー。