青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

『THE MANZAI 2012』感想


とにかく涙腺緩みっぱなし。ハマカーン、磁石、アルコ&ピースの3組がキャリア屈指の漫才をあの決勝の舞台で披露してくれた喜び、それに尽きる。東京のお笑いライブシーンにFKD48(吹きだまり48)なんてユニットがある。アルコ&ピースオジンオズボーン、鬼ヶ島、かもめんたるキャン×キャン、三拍子、磁石、タイムマシーン3号、ダブルブッキング、ダーリンハニー、トップリード、流れ星、ななめ45、Hi-Hi、風藤松原マシンガンズ・・・結成10年前後の売れ損なっている芸人らによって結成されたユニットなのだが、吹きだまっていた彼らが、ここ数年の賞レースで確実にその存在感を示し始めている。震えるほど面白かったハマカーンの優勝に涙する磁石永沢にこちらも涙。そして、アルコ&ピース。基本的に何をやらせても面白いのですが、1本目に関しては、あの決勝の舞台の雰囲気が合わさって、かつてこんなにも面白いメタ漫才があっただろうか、という鳥肌もの出来栄え。テレビでもたくさん観たい。