欅坂46の織田奈那。彼女の愛称である”オダナナ”はあだ名ではなく、フルネームである。オダナナ、オダナナ、オダナナ。思わず名前を3回唱えたくなるほどに素晴らしい響き、収まり。Enjoy Music Clubの誇る映像ファンタジスタ松本壮史は、彼女のネーミングに宿るそのチャームに目をつけ、「名前を呼んで」という素晴らしい短編ドラマを作り上げてしまった。欅坂46の4thシングル『不協和音』の初回限定D盤に収録された個人PVの一作なのだが、贔屓目抜きにしても、ぶっちぎりでNo.1の出来栄えではないでしょうか。ちなみに、松本壮史は乃木坂46の個人PVにおいても、桜井玲香と共に『アイラブユー』という傑作を提出済みだ。
この『コールミー』には、少女が踊り出さずにはいられない理由みたいなものが完璧に映像に焼き付いている。恋する乙女の心情を、指の先の先まで表出させてしまう島田桃子(ロロ)による振付の見事さ。織田奈那が口ずさむ劇中歌は江本祐介(Enjoy Music Club)のペンだ。この楽曲がまた素晴らしい。
席順あいうえお 名前を呼んで
あと何回かな
春が来ちゃう その前に
いつものように 名前を呼んで
想いを寄せる先生に、出欠確認で名前を呼んでもらう。そんな小さなドラマに秘められた女生徒の恋心が、切なく爆発するナイアガラなアイドル歌謡だ。かつての歌謡界を席巻した大瀧詠一&松本隆と松田聖子の幸せな関係が、2017年において、欅坂46とEnjoy Music Clubとの間で結ばれた。全てのポップミュージックファンに聞いて頂きたいものだ。更に、江本祐介は役者としても今作に出演を果たしているのだけども、意外や意外(と言っては失礼だが)、好演を見せている。
本多劇場で上演している『six』の当日券に並ぼうかと思っていたのだが、5000円で立ち見は辛いので断念。最高傑作との呼び声が高いので、DVDで観るのが楽しみだ。個人的には5作目までで言えば、最高傑作は『deux』だと思う。僅差で『trois』か。お昼はふき味噌ペペロンチーノパスタを作って食べた。スワローズの三連敗を見届け、ストレスがマックスに達したので、自転車でサウナへ。上之根橋商店会という小さな商店街にある「バブリバ八光」という銭湯を訪れてみたのですが、清潔、快適で大変素晴らしかった。ナイスなコンディションのサウナなのだけども、空いていて貸し切り。テレビで笑点を観ながら、蒸される。水風呂は19℃くらい。あと少しだけ冷たかったら、言うことなしの施設だ。サウナ利用者はドリンク1本無料ということだったので、オロナミンCを頂く。湯上りに近所のシネコンで『夜は短し歩けよ乙女』を観た。期待をパンパンに膨らませていたせいで、どこか消化不良。ギャグが冴えていなかったようにも思う。まことにどうでもいい話ですが、私は黒髪の乙女より明石さんのがタイプだ。『四畳半神話体系』を観過ぎたあまり、どうしても猫ラーメンが食べたくなり、スーパーで見かけた京都・白川のラーメン屋の袋ラーメンを買って、作って食べました。具材がなく素ラーメンでしたが、無類の味であった。京都で大学生活を送りたかった。Hi,how are you?やHomecomingsやベランダの面々は、あのような夢のようなキャンパスライフを送っていたのだろうか。
こういうところがいいのだろうな、というのがきちんと言語化されていて、益々行きたくなってしまった。今年はこれを元に、台南に旅行に行きたいな。スワローズVSドラゴンズの最下位決定戦がひどい試合でうんざり。本当に弱いぞ、スワローズ。イライラし過ぎてお腹を壊した。多分、本当はスーパーで買った100g125円という破格の豚バラ肉のせいだろう。最近見つけたそのスーパーは汚い場末感満載なのだが、本当に安い。もやしは10円台。そこで買える100円のサラダカニカマがお気に入り。マヨネーズと七味で食べます。JET SETで購入したhi,how are you?のヒストリーVHSを観る。すごくよかった。センチメンタルな気持ちになるではないか。原田くんのギターの音は本当にいい。世界中にインディーミュージックファンに聞いてほしい、ハイハワは。ザ・なつやすみバンドとインドネシアのネオアコバンドのスプリットカセットも届いていた。こういうアイテムに異様に愛着を持ってしまうのはまったくをもってオタク気質である。はてなダイアリーのカリスマ『根こそぎリンダ』というブログを運営していた奥山村人が小説家を目指すといい出し、早数年。その言葉は現実となり、佐野徹夜としてデビュー作『君は月夜に光り輝く』を献上した。