青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

京都旅行記

京都旅行楽しかったっす!新幹線で駅弁食ってたら気付けば京都駅。いきなり目的のロロの『LOVE02』を元・立誠小学校にて鑑賞です。噂には聞いていた立誠小学校、素晴らしいですね。もっとじっくり観て回りたかった。


この水飲み場の感じやばい。ノスタルジーが襲い掛かってきますね。幾多の記憶がジンワリと染みこんでいたそうな建物。ここでマームとジプシーが公演を行ったり、うつくしきひかりが演奏をしたりしているのか。それはさぞかしだったろうなぁ。ロロがやっぱりあんまりにも素晴らしくてオイオイ泣いて席を立つ。観劇後は、イノダコーヒー本店へ。

学生時代は高値過ぎて手が出なかった憧れのビーフカツサンド(1700円!!)を、とは言え何度も心の中で覚悟を決めながらついに注文。

血がしたたってるぜ!そして、無糖派の僕でさえブラックでは飲みたくないイノダの素敵に甘い珈琲「アラビアの真珠」を。

高校時代だからピチカートファイブ小西康陽の『これは恋ではない』

これは恋ではない―小西康陽のコラム 1984‐1996

これは恋ではない―小西康陽のコラム 1984‐1996

を貪り読んでいた私にとってはイノダコーヒーは憧れの地でありました。もう1冊の傑作『ぼくは散歩と雑学が好きだった。』
ぼくは散歩と雑学が好きだった。 小西康陽のコラム1993-2008

ぼくは散歩と雑学が好きだった。 小西康陽のコラム1993-2008

において小西がレコメンドしているイノダのカツサンドを注文するのは夢の1つであったので、うれしいな。確かに美味しかった。でも1700円は高過ぎるよな。ところで、上に挙げた2冊の小西康陽のヴァラエティ・ブックは未読の若者は今すぐにでも手に入れて読みふけるべきなのですよ。確かにこいつも2000円以上とちょっと値ははるのだけど、値段以上の価値が必ずあるはず。間違いなく視野を広げてくれるからね。きっと何度も繰り返し読み直すことになるよ。STRUGGLE FOR PRIDEの今里氏

はこんな見た目だけど、渋谷系を愛聴していた事で有名ですが、彼は旅先には『これは恋ではない』を持参してホテルのお風呂で読むのを常としていたそうですよ。



話が逸れました。河原町を適当にブラブラして、モスドモスバーガーmeetsミスタードーナッツ)に入る。初モスド。むちゃくちゃ空いている事に驚く。東京だったら土曜日のチェーン店なんてのは意味もなく人で溢れているのだけど、京都はそうでもないらしい。携帯の充電のために入ったマックですら空いていて快適だった。モスドで注文した野菜のサンドウィッチとホットケーキがどちらも非常にクオリティが高くてうれしくなってしまう。


特にホットケーキはメイプルとバターの合わさった香りがまさに幸せの匂いでございます。マスターピースぐりとぐら


のあのカステラってこんな味していて欲しいなぁ、とか想ってしまって「その、おいしかったこと!」なんて叫びたくなってしまうわけです。東京には恵比寿駅にできたんですねぇ。混んでるんだろなぁ。




そして、これまた『ぼくは散歩と雑学が好きだった。』の中で「日本で1番好きなクラブ」と紹介されているメトロにてceroのライブを観る。メトロはその名のとおりに地下鉄の駅と直結していて、これはかなり新鮮だった。扉を開けると誰かがDJで最高に盛り上げていた。隣にはゆーきゃんがいてマイクを通してとても大きな声で客を煽っていた。こいつもかなり新鮮で、と言うよりショックでしたね。東京じゃ「こんばんわ、ゆーきゃんです」ってあなたの想像するのの6倍は小さな声でしかMCをしないあのゆーきゃんが!地元じゃ負け知らずだなんてね。ceroのライブは機材トラブルで冒頭2曲が演奏途中に中断、しかもシンセサイザーが使用不可になるというトラブルに襲われておりました。1曲目の「クラウドナイン」とか超かっこよかったのに!しかし、逆境も何のそので「大停電の夜に「MY LOST CITY」や、おそらく急遽やることにしたのであろう「武蔵野クルーズエキゾチカ」なんかで最高に盛り上げておりました。「京都にまで来てceroを観ているなんて私所謂グルーピーってやつね」とかウットリしてしまったので、これまた小西ですがピチカート・ファイブですが「If I Were a Groupie」でもお聞きください。

ceroのメンバーは京都まで来たってのに抱いてくれやしなそうだったので終電でホテルに帰りました(本当は挨拶すらままなっていません)。



翌日は自転車を借り、イノダでモーニングを食べてから、仁和寺と壬生寺を堪能。どちらもオススメですね。仁和寺の庭園のミニマリズム好き。

壬生寺では狂言を4本も見る。本当におもしろかったので、別枠で感想書いてあります。しかし、野外公演なので後半寒くて死ぬかと思いました。秋をとうとう感じた。そして、そっから前日ceroのメンバーが食したという天下一品五条桂店へ。

シラフさんが「天下一品好きなら行ったほうがいいよ」とレコメンドしていたので、本店に行くのをやめてこちらへ。レコメンドに偽りなしの一品でした。

スープの濃さが粘度に頼るのでなく味の濃さ、深さなんだな。そして、これは名店の必須条件ですがスープが火傷するほどに熱い。注文すると「ニンニク入れますか?」と二郎マナーで聞いてくるのも新鮮。更に興味深いのが角煮ラーメンや赤ラーメン(唐辛子がスープ一面に)、果ては味噌ラーメン(!!)までが存在するメニューの独自性と多様性。なんでもかつては通常のこってりラーメンを頼んでも味噌が勝手に入っていたらしい。次は味噌ラーメンを注文したい!店内の雰囲気も独特で、生活に根付いている感じが出ていてよいです。



想像以上に自転車で移動してしまってヘトヘトになっている帰り道、イオンモールが突如目の前に現れて、チラッと覗いてみたら映画館があって、しかもちょうど『アウトレイジ ビヨンド』の上映時間が近かったので、観ちゃいましたねぇ。京都まで行ってヤクザ映画観ちゃいましたねぇ。後悔なんかしてない。だってもうほんと無茶苦茶おもしろかったのですから。いやぁ、最高。北野武最高。僕は『アウトレイジ ビヨンド』諸手を挙げて大好きと言いたい。



最終日は東寺を拝観。あの五重塔があるお寺ですね。前にも行った事あるのかもしれないんだけど、修学旅行とかふざけていた思い出しか残っていないので実に新鮮に仏像と向き合えた。いや、ほんと東寺の仏像ってちょっとレベル違うっすよね!?他の仏像に全然詳しくないけど。


薬師如来大日如来のあの眼差しには信仰心のない私でもさすがに畏怖と敬意の念を抱く。すっかり敬虔な気持ちになり、薄出汁のお蕎麦なんて食べつつ、再び河原町周辺を散策。JET SETレコード本店にも立ち寄る。東京のお店より数倍広い。田中亮太先生はいらっしゃらなかった。残念。videotapemusicの『1泊2日』を購入。高城晶平とやけのはらを招聘した「Blow In The Wind」の7インチです。そして、六曜社で珈琲とドーナッツ。

相性のよさに感動しつつ、新幹線の時間がギリギリな事に気付き慌てて、京都駅へと舞い戻りました。




脱線を重ねつつ、スーッと2泊3日を駆け抜けました。スケジューリングに改善点がありまくりだったので、今度はじっくり練ってから再チャレンジしたいです。京都は道が広くて好きです!