青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

ももいろクローバーZ「サマーダイブ2011〜極楽門からこんにちは〜」

8/20よみうりランドでのももいろクローバーZのライブ「サマーダイブ2011〜極楽門からこんにちは〜」に行ってきた。演者、スタッフ、空間、観客が一体になって作り上げる極上のエンターテイメントショーだった。水と光、夢と魔法のそのショーはあの東京ディズニーシ―の傑作ショー、ファンタズミックにひけをとらないものでありました。


オープンニングで行われた演出からして完璧。アイドルのライブに色とりどりのTシャツで浮かれてやって来た会場中の「ダメな大人」を、悪の組織がそのカラフルなTシャツの色をモノクロに変えてしまうというのだ。*1そして、その時オープンシアターEASTの上方にある極楽門の扉が開きももいろクローバーが現れる!

戦隊ヒーローものの黄金展開に胸熱。更にはクレーン移動まで飛び出して、楽しく我々の視線を動かしてくれる。クレーンから彼女達はこう叫ぶ。

「この人達はダメな大人なんかじゃない!ちょっと社会から逸脱しているだけよ!」

そして、それの何が悪いのか!?それぞれ違う色でよいではなか、と。とかく同じ枠に当てはめようとする社会からの圧を、ももいろクローバーZははねのけてくれるのだ。その、アイドルの枠からはみ出たパフォーマンスによって。*2泣けるぜ。グレーになんか染まってたまるか!


今回のライブは比較的、生歌の割合が多い事もあってか、各々のボーカリストとしての魅力を堪能する事ができた。やはり百田夏菜子有安杏果は素晴らしい。アルバム収録曲で今いちピンと来ていなかった「CONTRADICTION」「天手力男」「キミノアト」といった楽曲が俄然魅力を帯びて響いてきた。玉置成美mihimaruGT(「ツヨクツヨク」での夏菜子のラップがめっちゃくちゃ好き)などの楽曲ですら輝きを帯びて聞こえてくる。これを魔法と呼ばずに何と呼ぼう。「走れ!」「Chai Maxx」「全力少女」(サビ前のCメロがサビ級というモンスターソング)というカップリング曲を披露する際に生じる会場全体を巻き込むあのパワーは本当に凄い。これらが1stアルバムに未収録なのはやはり頼もしいような、もったいないような歯がゆい気持ち(とりあえずシングル「ミライボウル」は絶対買いですよ!)。今回のライブでのハイライトはやはり前山田先生のペンによる「ココナツ」「ワニとシャンプー」そして、「ももクロのニッポン万歳!」。これは誰に聞いてもベストチューン!と応える満場一致のハイライトでありました。おそらく楽曲制作者の中で最もメンバーと密接にコミュニケーションをとっているであろう先生の楽曲に乗っかる彼女たちは水を得た魚である。振付も完璧。色んなピースが見事に噛み合っていく様に、思わず涙が溢れてしまった。あの歌って距離を飛び越えていってくれるからなぁ。
「走れ!」

の途中、会場の明かりが落ち、観客の降るサイリウムの彼女達の色を灯した光だけが無数に揺れた。あれは、

祈り!光!続きをもっと聞かして!

だ。少しでも長く、彼女達には輝いていて欲しいと思うのだ。




余談。ももいろクローバーは、秋に「女性限定ライブ」「男性限定ライブ」を敢行。そして、12月25日にはさいたまスーパーアリーナでライブを開催するそうだ。行こうぜ!/よみうりランドの絶叫コースター、バンデットでの失神を免れた僕が、しおりんのサプライズショートカットで気絶するとはね/サイリウムなしでライブに挑んだ事を後悔していたら、前の席の親子のお父さんが、「好きな色でいいよ」とくださりました!感謝!4歳くらいの超かわいい娘さんは全身紫のれにちゃん推し。ファンの間では有名で、友人によれば、ららぽーとでのライブを親子2人でたまたま見かけて以来、虜になりライブに通いつめているらしい。れにちゃんもお父さんに抱っこされた紫色の彼女を見つけると「あっ!」という顔でうれしそうに手を振っていました。美しいな、と思った僕(シャイボーイ)は「笑顔が1番、れにちゃーん」という合いの手をこっそりやってみたのだ。

*1:舞台上には芸人おてんきの三人が上げられ、Tシャツをグレーに染められていました。おてんきがももクロと繋がっている事に伊集院が嫉妬ツイートをしていた記憶が。

*2:世界に一つだけの花」の押しつけがましさを感じないのは、やはりこれがあるからだろう。