青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

宮崎駿『崖の上のポニョ』

受け容れること。例えば、魔法を使うと人間から魚寄りのヴィジュアルに戻ってしまうポニョの姿に、宗介は動じない。宗介のみならず、通りすがりの女性ですら、「ポニョ、お魚だったの!」と伝えられるも、微動だにせずに「ポニョ、素敵な名前ね」と返すのだ…

Henning Schmiedt『klavierraum』

Klavierraumアーティスト: Henning Schmiedt,ヘニング・シュミート出版社/メーカー: Flau発売日: 2008/07/02メディア: CD購入: 4人 クリック: 17回この商品を含むブログ (8件) を見る「妊娠中の妻が暑い夏を心地よく過ごせるように」との想いから作られたと…

cero『WORLD RECORD』

待望の1stアルバム『WORLD RECORD』が期待を裏切らず、本当に素晴らしい。Amazonでは在庫切れ、タワレコでも売り切れ店舗が出ているそう。国内の新人バンドのファーストアルバムがここまで盛り上がっている状況というのは本当に久しぶりじゃないかしら。もち…

ハイバイ『投げられやすい石』

美大学生時代に「天才じゃ天才じゃ」と言われた佐藤と、その友人のいたって凡人、山田。ある日、佐藤が忽然と姿を消す。。そして2年後のある日、山田は佐藤に呼び出される。「会って、話したいことがある〜ん」受話器越しの声に、不安にかられる山田。しか…

岩井俊二制作総指揮『DOCUMENTARY of AKB48 to be continued 10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう?』

この映画の最大のトピックは「制作総指揮:岩井俊二」であろう。岩井俊二ファンの「仕事選べよぅ」という声も耳にしたが、これぞまさに岩井俊二案件だ。岩井俊二の変態的少女趣味、処女幻想、少女漫画チックな画づくりはアイドルグループの映画と抜群の相性…

トニー・スコット『アンストッパブル』

列車が走ってそれを止めるだけの映画なのに何故だろう。この映画の画面からは妙な神々しさが漂う。列車が走り、それを止めるという運動は何を意味するのか。本作を見ていると、「勤続28年」「90日後に解雇」「仕事を始めて4カ月」「19歳の娘が誕生日」「30日…

藤井洋平『この惑星の幾星霜の喧騒も、も少したったら終わるそう」

この惑星の幾星霜の喧騒も、も少したったら終わるそうアーティスト: 藤井洋平出版社/メーカー: Fusha records発売日: 2011/01/12メディア: CD購入: 1人 クリック: 67回この商品を含むブログ (6件) を見る手にとったきっかけはTwitterでceroのメンバーが絶賛…

下北沢440 『ビルマの休日』奇妙礼太郎、原田茶飯事、moudouken、金田康平

ビルマ(原田茶飯事バンド) 奇妙礼太郎 moudouken(高橋翔from昆虫キッズ) 金田康平(fromTHEラブ人間) なんという面子。下北沢440で開催されたイベント『ビルマの休日』に駆けつけました。まず、1番手は金田康平。オーラが桁違い。その音楽は例えるなら…

ジェームズ・マンゴールド『ナイト&デイ』

『ミッション・インポッシブル』シリーズとスクリューボール・コメディを混ぜこぜにして、少女漫画をスパイスに加えて、ロマンティックに仕上げた快作。整合性なんて全くない無軌道な展開だけど、そこに突っ込んでこの映画を楽しめないのはもったいない。そ…

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。思い付きで始めたブログ半年以上続けられるとは。ビックリです。もう少し続けて青さの記録として、30くらいになって読み返して恥ずかしくなったりしたいものです。今年もよろしくお願い致します。まず、誤字脱字を減らしま…

『カクバリズムpresents』&『恵比寿から渋谷まで徒歩だと20分くらい』

12/28に渋谷O-nestで開催された『カクバリズムpresents』というイベントへ。お目当てはceroというバンド。バンドの全貌はまだ把握しきれていないんですが、はっぴいえんど、細野晴臣、YMO、ムーンライダース、渋谷系を経過した”みんなの歌”です。今月リリー…