青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

下北沢440 『ビルマの休日』奇妙礼太郎、原田茶飯事、moudouken、金田康平

ビルマ原田茶飯事バンド)
奇妙礼太郎
moudouken(高橋翔from昆虫キッズ)
金田康平(fromTHEラブ人間)

なんという面子。下北沢440で開催されたイベント『ビルマの休日』に駆けつけました。まず、1番手は金田康平。オーラが桁違い。その音楽は例えるなら剛速球のストレート。好みは別れるところだろうけども、やはり魅力的なシンガーだ。2番手はmoudouken。対して、こちらは変化球だ。昆虫キッズのフロントマン高橋翔のソロユニット。徐々にメンバーを増やし、ダンサーも2人入れてドラゴンアッシュみたいにするのが夢だそうです。高橋翔のギタープレイは最高だ。MM4なる機材を使って、多彩な音を演出していた。バンド以上にDeerhunter、Atlas Sounds寄りの音。相変わらずとっつきにくい素敵なMCで

いつもはドラムがいてこういう時助けてくれるんですけどね

と言っていて、全昆虫キッズファンが胸キュンした(に違いない)。森田童子「僕たちの失敗」のカバーも秀逸だった。


3番手はビルマというバンド。ピースフルな演奏と楽曲のスマートさに惹きつけられた。MCで「バンドは今日で解散します」とか言っていたけど、ギャグなのかマジなのかはよくわかりません。最後にやってた2曲がすんごいよかった。音源も購入してサインももらっちゃいました。そして、トリは奇妙礼太郎

今、1番好きなシンガー。先日、トラベルスイング楽団のライブに打ちのめされましたが、弾き語りでも最高だ。1曲目から「君が誰かの彼女になりくさっても」を披露。

前にも貼りましたが、この吉祥寺でのトラベルスイング楽団による「君が誰かの彼女になりくさっても」の演奏は何度だって見て欲しい。そして、立て続けに「機嫌なおしてくれよ」を歌う。「この2曲やったら、僕はもういいんで後は適当に」みたいなことを言って、カバータイムに突入。「リンダリンダ」(THE BLUE HEARTS)、「やさしさに包まれたなら」(荒井由美)、「赤いスイートピー」(松田聖子)といった名曲群。なんでも奇妙礼太郎トラベルスイング楽団で、今度出るユーミントリビュートアルバムに「ルージュの伝言」で参加するらしい。定番の「サントワマミー」や「シャンゼリゼ」の素敵カバーも聞けて大満足。