青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近のこと(2020/05/21)

近所にお気に入りの中華屋がある。いわゆる”町中華“というやつで、ラーメンやチャーハンだけではなく、カレーライス、オムライス、かつ丼、中華丼、唐揚げ、生姜焼き・・・となんでもござれの定食屋さん。年配の夫婦で切り盛りされているのだけど、お店が閉まると2人はバイクに乗って帰っていく。何度か目撃したのだけど、旦那の腰に手を添えてバイクの後ろに跨がるおばちゃん、その乙女のようにはしゃいだ顔はまるで台湾映画の青春のような瑞々しさだった。体力の限界ということで前々から「そろそろ店じまい」という言葉が店内を飛び交っていて、2019年末で閉めるだろうという話だった。しかし、2020年になっても営業は続いていて、なんでも増税が原因で店を閉めたと思われるのがしゃくだったらしい。そして、現在5月になっても営業は続いている。5月末で完全に店を畳むと宣言していたのだけど、コロナで潰れたと思われるのは腹立たしいし、常連からの続けて欲しいという声に後押しされ、6月も昼だけ営業を続けるのだそうだ。「やめるやめる詐欺みたいで恥ずかしい」という2人の顔は、とてもうれしそうだった。この日は最後のつもりで伺ってオムライスを食べたのだけど、まだこの味にありつけるチャンスはあるのかもしれない。ケチャップで味付けされたチキンライスを卵で包んで、ケチャップをかけて食べる。卵はもちろんトロトロの半熟などではない。これこそが土曜日のお昼の味だ。6月とは言わず、まだまだ食べさせて欲しい。

The 1975のニューアルバムがリリースされたので1日中聞いていた。目をハートにして聞いていたのだけど、TLを眺めていると否の意見がたくさん回ってきてションボリしてしまった。The 1975の引用の手捌きに対して、西欧列強諸国の植民地からの搾取を思わせるみたいな感想を目にした時はさすがに「えーっ」と声が出そうになってしまった。Me & You Togetherという気持ちでいきましょう。The 1975、わたしは大好きです。『幽☆遊☆白書』の最終巻を最近読み直したんだけど、あのチル感に似たものがこのアルバムにもあるなと思った。