青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近のこと(2020/05/20)

今年リリースされたEVERFORの7インチ『浪漫的中華街』『幸運の涙』が2枚ともジャケットも音もかわいすぎてコレクター心をくすぐられます。去る2018年の台湾旅行で訪れたレコードショップでひときわ輝きを放っていたのがEVERFOR『NOBODY ISLAND』というアルバムで、聞くまでもなく好きな音が刻まれているという確信めいたものがあった。「浪漫的中華街」はそのアルバムからのカット。新曲「幸運淚」は蕩けるようなトロピカルラヴァーズ。あの夏の、あの街のサウンドトラックだ。サムネイル画像がそこはかとなく瑛太に見えるMVは80sあたりの台湾のドラマなのか、そのパロディなのか不明。なぜか最後に亀仙人が出てくる。

今週は予報通り一度も太陽が出ないようで肌寒いし、低気圧で頭重で身体も怠い。このままでは精神が本格的にまいってしまいそうなので、生きる意味が刻まれているに違いないとV・E・フランクル『それでも人生にイエスと言う』(春秋社)を急ピッチで読み進めている。『夜と霧』(みすず書房)にはたいへん感銘を受けたものだが、今回はどうだろう。

スーパーで白桃の缶詰を2つ、ミカンの缶詰を1つ買って、冷やした。冷蔵庫の扉を開けるたびにこれがある限り大丈夫だ、という気持ちになってニヤニヤしてしまう。ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(フジテレビ)の

わたしこんなに桃の缶詰持ってる人初めて見た
これだけであなたの事好きになる人いると思うよ

という有村架純から発せられる台詞がとても好きで、あれからもともと特別だった桃の缶詰の存在がさらに一段階上がった感じがしている。白桃と黄桃のどちらが好きなのかは自分の中でまだ答えが出ていない。ミカンの缶詰も美味い。”蜜柑“という漢字も好き。「ミカンの缶詰を氷をたっぷり入れたボウルに開けキンキンに冷やして食べるのが好物」と明石家さんまが言っていたのがすごく印象的で、それも真似したいと思う。どこで喋っていたのか思い出せなくて、「さんま ミカンの缶詰」で検索してみたのだけど、変なレシピしか出てこなかった。

『有吉の壁』(日本テレビ)を観ていたら、後輩から「車での帰り道が暇なので1時間ほど付き合ってください」と電話がかかってきた。最近はやむなく東京営業所に出社する際は営業車を利用していいことになっているらしい。『有吉の壁』の副音声にうしろ髪ひかれながらも、最近の東京営業所情報や生まれたばかりの子どもが順調にぷくぷくしていくといった話に耳を傾けた。電話を切って、ファミマで買ったパックのサーモンのお寿司とカップをお味噌汁を食べる。来週にはこの家を離れるので、食材を買っておくわけにはいかない。『水曜日のダウンタウン』(TBS)を観る。布袋の説、好き。先生のモノマネの説に初見時と同じように涙した。あれはなんで、あんなに泣けるんだろうか。

寝っ転がりながら、友人らとLINEでグループ会話をしていたら、その中の1人がペアーズで神田伯山似の37歳とマッチングしたと言う。実に引きのある話題だなぁと思った。昔みんなでよくライブを観に行っていた黒沼英之の話になったので、ひさしぶりに7年前にリリースされた曲のMVを観てみたら、出演している女の子が今をときめく浜辺美波だった。ABCからCを取って海老にしちゃう子。浜辺美波はさておき、黒沼英之の音楽はなにかがカチっと噛み合えばもっと大きく広まったじゃないかと思うので、活動休止が残念でなりません。声の成分がofficial髭男ismなんだよな。「なんだかうまくいかなかった日の夜に聞きたいのはこんな歌なんじゃないかと思う。」というコピーは10年くらい前の自分がつけたものなのです。