青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近のこと(2020/03/31)

朝5時に起きて東京駅へ。部長と待ち合わせて新大阪駅行きの新幹線に乗り込む。新幹線は当然のようにガラガラで、乗客は間隔を存分に開けて座ることができた。この歳になってはじめて東京駅の新幹線の乗り場は、北陸・東北と東海・山陽で別の改札なのだということを把握しました。

東京から大阪まで新幹線で2時間半。ネットで最近欲しいと思っているドイツ軍のジャーマントレーナーとイギリス軍のマグナムという靴について調べていたらあっという間だった。今更ながら聞いたスカートの新曲「駆ける」の素晴らしさにおののく。今までの彼のディスコグラフィーの中でも指折りに好きなメロディとリリックだ。永遠に聴いていたいイントロのコード感。さらに私立恵比寿中学安本彩花さんの復帰がうれしく、ライブ動画を眺める。「星の数え方」の安本さんパート好きだ。エビ中の喉の強さ、すなわち歌の上手さにはいつも涙腺を破壊されてしまう。ひさしぶりにライブに行きたい。

昨日の日記に書いた祖母との思い出のクッキーについてTwitterで情報を募ったところ、Crabtree&Evelynというイギリスのメーカーのレモンクッキーであることが判明しました。やはり輸入品で、なかなかの高級菓子だった。いつか手に入れて、あの味に再会したい。わたしの他にも幼い頃に食べたあのクッキーがどこのものか気になっている方がいて、うれしくなってしまった。

新大阪駅に到着し、梅田を経由して移動する中では「大阪に来た」という感覚は抱けない。エスカレーターが右並びなこと以外はなんら東京と変わらないように感じる。しかし、大阪営業所は東京営業所とはまったく異なる雰囲気であった。自社ビルだった東京とは異なり、オフィス商業ビルの一角にあり、他社の人間や一般のお客さんが廊下を歩いているのが新鮮。そして、やはり待ち構えていた関西人はやっぱり関東の人間とは別物という感じがした。そんなものは偏見に違いないと思っていたのだけども、いきなり「なんかおもしろいこと言って、笑わせてや」と絡まれて唖然としてしまった。思わず「めちゃくちゃ大阪じゃないすか」と冷笑気味にあしらってしまったので、さっそく人間関係を拗らせていきそうな予感です。その方曰く、「取引先にもこういう振りされるで」ということなので、絶望に打ちひしがれています。お昼はビルの地下のお店が500円という安価で豊富なオカズを擁する弁当を乱れ売りしていて、これはいいぞ、と思った。庶民の食文化はやはり大阪が東京よりもずっと充実している気がする。「家どこにするの?」とたくさん聞かれたけど、「尼崎市のほうで考えてます」と言うと、もっと近いとこにしなよと必ず反対される。ここで自我を通すのか、流れに身をまさせてしまうのか。どちらを選ぶのか自分でも楽しみである。

借りてきた猫のように過ごした初日の緊張とストレスで胃がシクシク痛んだ。転勤組で宿泊ホテルに戻り、大阪営業所の感想を語りあった。はじめて外に持ち出したSwitchで『あつまれどうぶつの森』を1時間ほどプレイしてから眠ろうと思う。わたしはゲームボーイも持っていなかったので(故にポケモンもやったことがない)、こういった携帯小型ゲームを手にするのは人生初体験なのです。

しかし、まだずっと夢の中にいるよう。ここは本当に大阪なのだろうか