青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

遊びつかれた朝に

昨夜遊んでいたクラブにキャップを忘れたので取りに行きたい、と車に乗っていたメンバーが言うので仕方なしにそのクラブへ向かおうとすると、「あそこは危ないから俺も行くよ」と磯部涼さんが同行してくれた。そのクラブの入口には、制服を着た外国の女子中学生が無邪気に遊んでいて、「なんだ、牧歌的ではないか」と拍子抜けするも、よく見るとその手には拳銃が握られていた。磯部さんの手ほどき(駐車すべき場所まで!)のおかげで、事なきを得て、無事友人はキャップを奪還。更に磯部さんは我々(多分6人はいた)のドリンク代を「そんなの当たり前だろ」と奢り去っていった。「なんてかっこいいのだろう」とつぶやき、今朝はその夢から覚めました。この場合、夢診断で言うと私が抱きたいのは異国の少女なのか、磯部さんなのか。こんな夢を観たのは昨夜『遊び疲れた朝に』を読んだからに違いないのだ。

尊敬して止まない2人のライターさんの対談集、大変興味深かったです。カルチャーと社会を照らし合わせる視点は、自分に備わっていないな、と痛感したが、異なるカルチャーとカルチャーの距離を繋いで、新しい地図を作りあげてしまう姿勢には大変影響を受けている。今の日本のインディーズシーンの充実には、間違いなく、お二人の批評と編集が貢献しているのだな、素直に思える1冊でした。九龍ジョー先生がライブの撮影を始めるくだりは興奮してしまったな。そして、生まれたこの素晴らしき動画!