青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近のこと

最近のこと。記憶は薄れつつあるが、週末はなんだかみょうに暖かかった気がする。2週間程とんかつを食べていない気がする。由々しき事態。「ポップカルチャーととんかつ」という言葉が気にいっている。金曜日。いつものように帰宅して溜まった録画を消化する花金。『アメトーーク』の「ガラスの仮面芸人」(私は30巻あたりで挫折した)と『とんねるずのみなさんのおかげでした』の「プレッシャー土産」が面白かったのでうれしい。おかげでしたに当たり前のようにバナナマンおぎやはぎが出ている幸せを時折再確認したい。高校生の頃の自分にこの事実を伝えても信じやしないだろう。今期のアニメでは『世界征服〜謀略のズヴィズダー〜』がどうにも面白い。

絵も好きだ。初めて花澤香菜さんが演じているのだと認識しながら観るアニメです。今期はこれと『キルラキル』『スペース☆ダンディ』以外の視聴は打ち切りました。ドラマは『明日、ママがいない』『なぞの転校生』『鼠、江戸を疾る』『ウレロ☆未体験少女』以外は打ち切り。映画のリメイク『ダークシステム』は観続けるかまだ検討中です。『最高の離婚』の再放送も観直さねばいけないので時間があまりないのだ。お笑いのDVDを観た。『ナイツ独演会 其の二』と『サンドウィッチマン ライブツアー2012』の2本。

ナイツの2011年の独演会にはゲストに春風亭昇太、そしてマセキユースから三四郎とカントリーズが。2年前の三四郎は、まだまだ芸に粗さがある。センス一発勝負という感じだ。なるほど、この段階ではカントリーズの漫才のほうが何枚も上手だ。というかカントリーズは面白い。ナイツも副音声にて「若い頃の自分達の漫才を観るよう」と言うように浅草漫才の直系だ。飄々としたボケと奇をてらわないツッコミの正統派な漫才に派手さはなく、現在のトリッキーな漫才師の台頭するマセキでは地味な存在になってしまっているが、じんわりと評価されていって欲しい。サンドウィッチマンのライブツアーのDVDはいつもと変わらぬ面白さ。サンドウィッチマンバカルディ直系のコント師だとは思うが、個人的には漫才のほうが好みだ。そもそも漫才も「漫才コント」なのでコントみたいなものなのだけど、それでもあのいかついスーツ姿の漫才師としてのサンドウィッチマンの方が好きなのだ。漫才のほうが構成がビシっと締っていて見やすいのだよな。そもそも『M-1グランプリ』の覇者なのですけどね。



土曜日。自転車で成増まで行き、ビッグボーイでローストビーフを食べる。美味しくて感激。サラダバーで野菜をバクバク摂取する。日常的に野菜や果物をたくさん食べたいのですが、買うと高いですよねぇ。つくづくと。普通に林檎が1個600円で売っている。この間1個100円もしない、オレンジを買って食べてみたのだけど、あんなにも肉厚でかつ甘いのですね。嘘くさいほどに甘くて美味しいので、甘味料でも注射しているんじゃないかと疑うレベルだった。オレンジを自分のお金で買う、というのは何だか少しウットリする行為だ。食後、電車に乗り換え、渋谷へ。AXでceroのライブを観る。こちらも素晴らしくて感激。ライブ後、ココナッツディスク吉祥寺店で開催されている失敗しない生き方のインストアライブにはしごしようとするも失敗。




日曜日。冠婚葬祭。若い頃は親類の集まりなど苦々しく思っていたが、この歳になると「楽だな」と落ち着いてしまう自分がいる。血というのはやはりあるのだな。解散後、いとこ3人で池袋の「生粋」というさんま出汁のラーメン屋を食べた。学生の頃に食べた印象ではもっと生臭かった気がしたが、さっぱりと食べやすい。素麺のような麺も食べやすさを後押ししていた。ラーメン好きのいとこがえらく感激していた。この日はザ・なつやすみバンドのライブやフジロッ久(仮)のライブや三四郎と浜口浜村とドリーマーズが出演するライブや都内でいいイベントが多発していたようだ。こうなってくると逆に選べなかったので冠婚葬祭でよかったかもしれない。



月曜日。仕事がスムーズに終わったので新宿ロフトにトリプルファイヤーのライブを観に行く。共演は逃亡くそたわけとEmily likes tennis。この日は2月にリリースされるトリプルファイヤーの2ndアルバム『スキルアップ』の先行即売会でもあり、何とライブ代はドリンク込みで1000円である。サイコー。逃亡くそたわけは数年ぶりに観たが、かっこよかった。眠くなる瞬間もあったけども。よく動くベースの人が中学の頃、頭が悪過ぎて学校を辞めた友人に似ていて、あいつも彼のように躍動しているといいな、と思ったし、中学時代の彼にそっと逃亡くそたわけのアルバムを渡してやりたい。輪になって向かい合って演奏する所が素敵だ。Emily likes tennisというバンド、音は格好よかったが、ボーカルを中心にしてやっている小芝居のようなものはピンと来なかった。トリプルファイヤー吉田の圧倒的な笑いのインテリジェンスを痛感。あの人は天才的過ぎる。ミュージシャンが芸人ぶって大喜利とかするのはあまり好きではないが、吉田氏は芸人になっても評価されるに違いないと思う。トリプルファイヤーの演奏陣の禁欲的かつソリッドなビートとフレ―ジングにもとことん痺れた。次はもっと大きい会場で観たい。帰宅してアイロンをかけながら昼間から話題のグラミー賞でのダフト・パンクスティーヴィー・ワンダー、ファレル、ナイル・ロジャース、オマー・ハキムのステージをYouTubeで観る。すぐ削除されるので未見の片はあがっているうちに早めに観ましょう。「みんな何を泣いた、泣いたと大袈裟な」とか思っていたのですが、まさに鳥肌と涙目ものの映像でしたね。オマー・ハキムのドラムの音が凄い。あの人がSMAPの曲で叩いているというのは、やっぱり信じられない現象だ。