この「最近のこと」シリーズを書かなくなると、記憶がどんどん薄らいでいってしまう気がして困る。気づいたらもう春だ。そういえば、今年の冬は大雪が降っていない。この歳になると雪は電車が遅れたりして大変だ、とか思ってしまうけども年に1回くらいは銀世界の近所の風景を観たいものです。季節感が一気になくなりますが、最近はThe High Llamsの『Hawaii』を聞きながら寝ていた。

- アーティスト:High Llamas
- 発売日: 1997/09/24
- メディア: CD
先週の思い出。私立恵比寿中学の為に、真っすぐ家に帰りMステを観た。
なんかみんな泣けてくるほど、かわいくて、最高でした。「放課後ゲタ箱ロックンロール」初めていいなと思えた。
巨匠の単独公演を観に阿佐ヶ谷へ行った。久しぶりに『ギオン』でナポリタンを食べました。
こちらのナポリタンは焼き目が強く、味もケチャップだけではない複雑かつ濃い味で、亜流ではあるのだけど、たまに食べたくなる。ちなみにこのお店は生クリームが美味い。珈琲も普段はブラック派であっても、ついクリームをお願いしたくなる。
人気メニューのワッフルもやはり生クリームをたっぷりつけて食べたい。生地にオレンジピールが入っていて、バターをつけるだけでも美味しいのだけど、生クリーム、あんこ、イチゴジャムがついてきます。ハチミツがないのが不思議ですが、生クリーム+あんこで全部いける。巨匠の単独公演が、これまた本当に素晴らしくて、うれしくなってしまった。会場であるザムザとの相性も抜群。客入れ、客出しでは、NUMBER GIRLが延々とかかっていて殺伐としていました。巨匠ファンの8~9割が女性である事に驚く。僅かにいた男性客は全員高利貸しなのでしょう(巨匠の岡野さんは借金500万円以上抱えているのだよ!)。物販は、元凶(ペイントされた石)、本田家の家族写真がプリントされたノート、岡野さんがペイントした禍々しい上履き。全部いらない!しかし、「面白かったよー」という気持ちを込めて、いらないけど元凶を購入した。
K-PROの『モグフェス』も1日中観た。感想書きたいけど、余裕がない。モグライダー、抜群にかっこよかったです。フィナーレに集合した芸人が、『6人のライブ(仮)』や『3組のライブ(仮)』に加えて、ヤーレンズ、ランジャタイ、メイプル超合金、と現在のお笑いシーンの充実そのもので、これまた痺れた。
ドラマの話。『山田孝之の東京都北区赤羽』にはちょっと飽きつつある。今週の綾野剛のかっこよさは推せた。丸眼鏡かっこいい。ラーメンズ小林賢太郎を最終形態にしたようなかっこよさだった。『デート~恋とはどんなものかしら~』6話の感想を書けてないのですが、笑えたし泣けた。演出はパッとしなかったけど、脚本と杏ちゃんがとにかくいい。横浜のヤンキー兄妹、あのB級感もなくはないけど、もっと良くすると誰がいいか会議を開いた所、伊達みきお(サンドウィッチマン)と尾野真知子という結論に至りました。尾野真知子だとちょっと良すぎる感じはある。『問題のあるレストラン』は断トツで松岡茉優が素晴らしくて、毎回彼女を観ているだけで泣きそうになります。あんなにわかりやすく演技上手い人なかなかいない。坂元節も、満島ひかりとは違う出力で見せてくれる。満島ひかり×松岡茉優の共演は、ぜひとも坂元脚本で観たいものだ。6話も良かったが、7話は更に良くて、やっとこのドラマの事を心から好きになれそうだ。冒頭5分なんてもう異様な幸福感だった。ラストに登場する風間俊介に笑顔なのに不穏なトーンに痺れた。サプライズ登場過ぎる。
映画の話。ゴダールの『さらば、愛の言葉たちよ』を3Dで観た。正直に申せば、難解でした。最初は面白がっていたのだけど、途中で集中力が続かなくなって、「セブンイレブンのドーナッツって美味しいのかなぁ」という事ばかり考えてしまった。痺れてしまったのは、ジョン・カーニーの『はじまりのうた』だ。こちらは誰も観てもいいと思えるだろうし、心からオススメしたい。勢いで『ONCE ダブリンの街角で』も観直す。
泣ける。こちらも昔、サントラ買ったなー。人と人が結びつく瞬間が、メロディに表出している、あまりに正しい音楽映画。そして、今作には坂元裕二の書く断絶と到達がフィルムに刻まれていると思う。しかし、『はじまりのうた』もだけど、カーニー作品ってジャケットとかポスターださくないか。DVDでいわゆる映画好きにはさほど評価されてない作品を3本くらい観た。
瑛太と松田龍平というまほろコンビが、表裏一体の役柄で出演しているのをどうしても再確認したかったのだ。瑛太は若い頃から本当に素晴らしい役者だ。それに中村義洋の映画は嫌いではない。これも決して傑作ではないけども、濱田岳という役者の翻弄される人としての得難さが映画を観られるモノにしている。武田鉄矢のキャリアを追いかけたい、という完全に酔狂な欲望で、とりあえず山田洋次の『幸福な黄色いハンカチ』を観る。ヤング武田鉄矢が最高すぎてもうそれだけでお腹いっぱい。更に桃井かおり、高倉健、渥美清、倍賞千恵子が出てくるのだから、ゲップものである。カメラと演出に頭をひねる箇所が多かったが、鉄矢の愛すべきキャラクター(20年くらい前の岡村隆史のキャラクターソースでは?という気になる)で楽しいロードムービーだった。鉄矢の演技がまだ軽い。身体も声も。どこからあの重みを手に入れていくのか、確認したい。芝山努『ドラえもん のび太の創世日記』を観た。今観返しても変な作品だった。虫人の気持ち悪さ。地球創世は、F先生が『ドラえもん』以外でも何度も挑んでいるテーマだが、今作は完全にその延長上にある趣味作。観客そっちのけなのが、逆に貴重な作品と言えるかもしれない。楽の話。ザ・なつやすみバンドとシャムキャッツのNEWがいよいよ来週発売だ。
どちらも素晴らしい楽曲とMV。両方ちょっと泣いてしまった。T.V.not Januaryのアルバムが同日発売なのも忘れてはならない。「はじけるメロジー」は文句なしの名曲だ。
オルタナティブなまま圧倒的なポップさを放出している。
人生初ドラクエである『ドラゴンクエストV』のプレイは全くはかどっておらず、やっとフローラに出会えた所です。どうも、花婿候補になりました。いや、面白いんですけど、戦闘に飽きてきまして。金曜日の夜くらいしかやる気がしないのです。『クロノクロス』と『MOTHER2』もやり直したいのだけど、いつになる事やら。我らがヤクルトスワローズについても開幕前に書いておきたい。石川、成瀬、小川の柱に加えて、とにかく評判のいい2年目の杉浦、そして児山と徳山という若手に大いに期待しています。そして、由規の復活にほのかな期待。山田、雄平、川端、畠山は怪我さえしなければ今期も活躍してくれそうなので、問題は不良外人なバレンティンとミレッジですねー。今年は何とかAクラス!広島と優勝争いして欲しいぜ。
今週は土曜日に自転車で、朝霞の名店「いち川」でとんかつを食らい、志木の気鋭の洋菓子屋「シンフラ」でケーキを食べる、という埼玉グルメツアーを敢行。いち川のとんかつは本当に美しく、いつもお腹いっぱいになるまで、食べさせてくれるおかみさんの接客も気持ちいい。「シンフラ」では話題のチーズケーキと苺のショートケーキを食べた。
埼玉にも美味しい店はたくさんあるのだ。日曜日は雨なので、とにかくダラダラしていました。映画の日だったので、夜に『きっと、星のせいじゃない。』を観る。なかなか良かったけど、巷で言われるほど、難病ものとしての特別性は見いだせなかった。来週もがんばるぞい