「ビッグボーイ」限定メニュー"ローストビーフ"の衝撃

「ビッグボーイ」の成増店に行ってきました。ビッグボーイというのはサラダバーやスープバーを安価で展開している事で人気を博しているファミリーレストランである。ちなみに、かつて同じくサラダバーとステーキで人気を博した「ヴィクトリアステーション」も同じビッグボーイジャパン系列である。そんなビックボーイは、なんと西早稲田店と成増店限定でローストビーフを提供しているのだ。ビッグボーイのハンバーグやステーキははっきり言って決して美味しくはない。故に期待値は低かったのだが、ローストビーフのその質の高さには度肝を抜かれてしまった。ホテルのバイキングや高級デパートで提供されているローストビーフよりよっぽど美味い。

まず、こちらが所謂一般にイメージされるローストビーフである「イングリッシュカット」である。

薄切りの150グラムという事だが、しっかりと厚みがあり肉や脂の旨味を堪能できる。そして、180グラム以上は分厚いステーキのような形で提供される。

こちらは230グラム。濃厚な脂のサシが入っているが、臭みはほぼない。肉好きは狂気乱舞である。肉の旨味を提供するため、デミグラスなどの味の強いソースは提供しておらず、「醤油＆ワサビ」or「ワインソース＆レホール」の二択。ビッグボーイの本気を感じる。添えてあるマッシュポテトも気が効いている。230グラムの上には280グラム、更に450グラムに相当する1パウンドなるメニューもある。お値段は4,180円。ファミレスでそこまで出せる猛者がいるのであれば、ぜひ挑戦して頂きたい。更に、焼きが加えられた「ローストビーフグリル」という見た目が完全にステーキ状のものや「ローストビーフサイドカット」なるメニューもある。ローストビーフの概念が揺らぐ。そもそもローストビーフって何なんだ？まぁ、とにもかくにも美味いのである。成増店は客足も多く、サラダバーの回転も速い。故に比較的、新鮮な野菜を食べることができます。客の少ないビッグボーイの野菜は長時間空気にさらされ鮮度が低いことがあるので注意が必要だ。シティ派の方々には辺鄙な土地かもしれないが、「ビッグボーイ成増店」レコメンドな一店である。