青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近のこと(2013/05/25~)

土曜日。青山円形劇場で前田司郎『いやむしろ忘れて草』を観る。お昼に近所の美味いとんかつ屋でランチ定食をのんびり食べていたら、到着が開演時間ギリギリになってしまい、慌てた。青山円形劇場なので、360度客席があるわけで、役者の背中を観る事になる時間が多く、その点でかなり批判も出ているようなのだけど、違う劇場で同じ客数を入れた場合、席がよくなければ、かなり舞台は遠ざかってしまう。円形劇場だったからこそ、近くで満島ひかりの演技を堪能できた可能性も高いわけだ。いやぁ、素晴らしかったな。あと、黒田大輔が涙を流す沈黙のシーンにもハッと心を掴まれた。夜は、近所のシネコン前田敦子主演の『クロユリ団地』を観る。

サービスデーだったので1000円。前田司郎の劇観て、前田敦子の映画を観たので、まえだまえだなのだ。『クロユリ団地』はむちゃくちゃな作品だった。冒頭、カーテンがことごとく揺れていて、照明の感じも「映画です」という感じを醸し出しており、おおいに期待したのだけども。あっちゃんが散歩するシーンにカットを割いているのにも、好感がもてた。しかし、脚本の展開についていけなかった。後半は演出もやけくそな感じで、ババアの除霊師が8人ほど登場し、魚のお供えをしながら祈り出したり、成宮君が波動で吹き飛んだり、世界観が凄い事になっていて、なんだかもう笑えた。鑑賞後、いきおいで1年ぶりくらいにカラオケに行ってしまった。『最高の離婚』で光生が熱唱した沢田研二の「君をのせて」はどうしても歌いたかったのでチャレンジしたらあんまりメロディーを覚えていなかった。とてもいい曲なのでいつかリベンジしたい。スガシカオが本名だと知った。



日曜日は、サンリオピューロランドさくら学院帰宅部Sleepieceのライブを観に行く。初めてサンリオピューロランドに行った。想像以上にしょんぼりな設備だが、入場料は割引を上手く使えば1000円を切ることを考えれば、優良施設だと思う。その後、有楽町のニッポン放送へ飛んでアルコ&ピースのDVD収録ライブ『Hello Tom!』へ。いやー素晴らしかった。お笑いかっけーって思いました。コントも漫才も発想、構成力、クダラなさ、ラディカルさ、演技力、どれをとっても一級品。何より、その抜群の演技力で発生させているグルーヴに、挿入されるメタ視線の抜き差しが抜群。オールナイトニッポンRの常連はがき職人も多数いたようで、会場はおおいに盛り上がっておりました。とにかく間違いのない現状ベストネタが収録されているのでDVD、マストバイです。お笑いのネタDVDはライブ盤に限ると思う。スタジオ盤だと笑い声が加工なので違和感があるし、かといって笑い声無しだとグルーヴが失われる。今回のアルピーの珠玉のネタがライブ盤としてリリースされるのは大変喜ばしい事です。



溜まっていた録画も消化。『とんねるずのみなさんのおかげでした!』はグルメで1時間。憲さんの「美味い!美味い!美味い!美味い!」とどんどんテンションを上げて連呼するリアクション、わりとエポックメイキングではないかと思うの。前からやってましたっけ。


tofubeatsのインタビューで仮谷せいらを迎えた「SO WHAT!?」(の「フゥー」の部分は後藤真希の「やる気! IT'S EASY」(正確には田中麗奈がカバーしたバージョン)にインスパイア受けてる、みたいな事書いてあって、さすがに胸が熱くなりました。