青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

週末の出来事

土日のこと。渋谷で前田司郎『いやむしろ忘れて草』を観る。お昼に近所の美味いとんかつ屋でランチ定食をのんびり食べていたら、開演時間ギリギリになってしまう。腹痛も相まって、なかなかスリリングな攻防戦だった。とんかつを食べていて思うのは、私は辛子ってむっちゃ好きだ、って事ですね。劇には大変感動する。青山円形劇場なので、360度客席があるわけで、役者の背中を観る事になる時間が多かった。その点でかなり批判も出ているようなのだけど、違う劇場で同じ客数を入れた場合、席がよくなければ、かなり舞台は遠ざかってしまう。円形劇場だったからこそ、近くで満島ひかりの演技を堪能できた可能性も高いわけだ。どちらがいいか、というのは難しい所だ。


夜は、中田秀夫の新作であり前田敦子主演の『クロユリ団地』を観る。

サービスデーだったので1000円。昼からのW前田。まえだまえだなのだ。『クロユリ団地』だがむちゃくちゃな作品だった。冒頭、カーテンがことごとく揺れていて、照明の感じも「映画です」という感じを醸し出しており、おおいに期待する。あっちゃんが散歩するシーンにカットを割いているのにも、好感がもてた。しかし、あまりに脚本がお粗末だ。そうなってくると後半は演出もやけくそな感じで、ババアの除霊師が8人ほど登場し、魚のお供えをしながら祈り出したり、成宮君が波動で吹き飛んだり、世界観が凄い事になっていて、なんだかもう笑えた。学校の先生のあまりに雑な扱い方は、ダメな脚本の見本のようだ。この映画の脚本の何よりの凄さ(ひどさ)は、登場人物が幽霊がどうの言う前に全員狂っているという所。だから幽霊が怖くないんだよな。後、出てくる幽霊にみんな理由が明確なのもダメダメ。あ、でもあっちゃんはさすがのメンヘラっぷりで怖かったです。

しかし、中田秀夫に『女優霊』や『リング』のような作品を再び求めるのはもう無理な話なのでしょうか。


映画後、いきおいで1年ぶりくらいにカラオケに行ってしまった。喉がキュウっとしまって全く歌えなかった。29歳になったらスガシカオみたいに会社を辞めて突然歌手になろうと思っていたましたが、無理のようです。それに調べたらスガシカオは20歳から作曲を始めていました。私はまだ始まってもいねぇ。ときにスガシカオって本名なんですね。菅止戈男ってなんかすげぇ。『最高の離婚』で光生が熱唱した沢田研二の「君をのせて」はどうしても歌いたかったのでチャレンジしたらあんまりメロディーを覚えていなかった。けど、とてもいい曲なのでいつかリベンジしたい。



日曜日は、サンリオピューロランドさくら学院帰宅部Sleepieceのライブを観に行く。サンリオピューロランドには初めて行ったのだけども想像以上のしょんぼり感。しかし、そこそこに賑わっていました。入場料も巧くやれば1000円切るし、キャラクターに会いに行くだけならいいのかもしれませんね。Sleepieceのライブは優先席にキッズ達が、その後ろにファンの方達、という布陣だったのですが、「みんな一緒に踊ってねー」という呼びかけに応じるファンの方達のダンスに、前の子供達が本当にビックリして「キョトン」という顔で見つめていて、キッズはアイドルに背を向けてヲタ様をずっと見つめているとおいう地獄絵図が完成しておりました。しかし、Sleepieceにもそろそろオリジナル楽曲を作ってあげればいいのになー。


その後、有楽町のニッポン放送へ飛んでアルコ&ピースのDVD収録ライブ『Hello Tom!』へ。いやー素晴らしかった。中学時代にこのライブを見ていたら人生が変わっていたんじゃないか、と思うほどにお笑いかっけーって思いましたね。コントも漫才も発想、構成力、クダラなさ、ラディカルさ、演技力、どれをとっても一級品だった。何より、その抜群の演技力で発生させているグルーヴに、挿入されるメタ視線の抜き差しが抜群。オールナイトニッポンRの常連はがき職人も多数いたようで、会場はおおいに盛り上がっておりました。1回しか聞いてなかったので、わからなかった。聞いてみよう。1部に上がって欲しくもあるが、アルピーが上がるという事はオードリーが消えるという事な気がするので難しい所です。まぁ、とにかく間違いのない現状ベストネタが収録されているのでDVD、マストバイです。お笑いのネタDVDはライブ盤に限ると思う。スタジオ盤だと笑い声が加工なので違和感があるし、かといって笑い声無しだとグルーヴが失われる。今回のアルピーの珠玉のネタがライブ盤としてリリースされるのは大変喜ばしい事です。5月に発売となったジグザグジギーのベストネタDVD

2008-2012 BEST [DVD]

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さっそく観てみたのですが、まさかの笑い声なしスタジオ盤。うーん、ライブバージョンを見まくっていたせいかかなりの違和感。ネタは抜群に面白いのだけど、これが名刺代わりになってしまうのはちょっと残念だ。




溜まっていた録画も消化。『とんねるずのみなさんのおかげでした!』はグルメで1時間で外れ回なわけですが、意外と楽しめてしまった。憲さんの「美味い!美味い!美味い!美味い!」とどんどんテンションを上げて連呼するリアクション、わりとエポックメイキングではないかと思うのですが、どうでしょう。前からやってましたっけ?『アメトーーク』はプロレス芸人は安定の面白さだった。『みんな!エスパーだよ!』は相変わらず面白い。しかし、園子温回の演出はちょっとスベっているような気がする。他の若手監督の回のが好きだ。とにかく夏帆がいい。美味しい役どころだ。あの夏帆が現実ではフィッシュマンズceroのファンだというのだから、たまりません。



tofubeatsのインタビューで仮谷せいらを迎えた「SO WHAT!?」(名曲)

の「フゥー」の部分は後藤真希の「やる気! IT'S EASY」(正確には田中麗奈がカバーしたバージョン)

にインスパイア受けてる、みたいな事書いてあって、さすがに胸が熱くなりました。あーこの人ホンマもんや、と。


Negiccoの「アイドルばかり聴かないで」

は久しぶりの小西康陽サウンドに興奮なのですが、いまいち乗り切れない。Negiccoの難しさはやはりいまいちかわいくない所でしょうか。それに比べて小倉優子の小西ナンバーのなんと素晴らしい事か。





TUTAYAのレンタル落ちで、今井哲也の『ハックス!』が4冊300円で売られていたのでゲットした。

ハックス!(1) (アフタヌーンKC)

ハックス!(1) (アフタヌーンKC)

読んだけども、今井哲也の映像へのこだわりが感じとれておもしろかった。しかし、この話が4冊で終わってしまうとは。もっと続きが読みたい感じだった。