最近のこと
金曜日。退社後、ディスクユニオンでディグに興じていたら、遠方に赴いている竹馬の友が東京に来ているというので、遊ぶ事にした。レンタカーで家の前に現れたので、音楽を聞きながら適当に走って最終的に海を見て、ファミレスでダべって帰りました。青春の様式美。土曜日は猛暑で朝から30℃を越えていた。朝帰ってきて昼過ぎまで眠る。夕方に駒場東大に出かけて、ロロの公演を観る。すげーよかった!前作『ミーツ』での不満が吹き飛んだ。来週にもう1回観る為にすぐに予約する。ベッカムのモノマネをする篠崎大吾さんが髪型も相まって狩野英考に似ていて、ラーメンを食べたりするから、テンションが上がった。大場みなみさんという女優さんは蒼井優にとても似ていた。伊東沙保さんは友達に似ている、っていつも思う。そうそう、アフタートークがなんかもうすごくて三浦劇場だった。ひたすらに挙動不審で何を言っているのかよくわからない三浦君の言葉を、古川日出男さんが瞬時になめらかに翻訳していく様が凄かった。なんて頭のいい人なのだろう。三浦君の髪の毛を掻きあげる、水を飲む、身体を掻き毟る、人称が分裂していく(「おれ」「ぼく」「おで」)といったお家芸が堪能できた。ハイライトは「おで大丈夫 おで大丈夫」と自分自身の胸を叩き鼓舞するシーンだろうか。作品は進化していたけども、三浦君はブレず変わらず。愛しさしかない!家に帰って、ハイバイの『ヒッキー・カンクーントルネード』のDVDを観る。岩井さんの演じる富美男が観られてうれしい。凄い演技。マームとジプシーでお馴染みの成田さんの演じる綾もよかった。続けて『ポンポン お前の自意識に小刻みに振りたくなるんだ ポンポン』を観る。大好きな作品。私はこれで荒川良々の凄さというのを再認識した。劇団橋本のシークエンスは、完全にチェルフィッチュ的なものとそれを取り巻く評論家への揶揄だな。
日曜日。昼前に自転車で出発して、十条へ。商店街を観て回る。『楊』の本店で汁なし坦々麺を食べようと思ったら、リニューアルオープンに向けて休業中だった。仕方ないので中華屋で炒飯を食べて、かき氷屋の倅がまた抹茶のウンチクを語っているのを横目に見た。夏場のあの店の混み方は凄いので入店は諦める。新宿に移動し、ハイジァで『Simple Set HARF〜浜口浜村・ドリーマーズのツーマンライブ!〜』を観る。2組が漫才3本の60分ライブ。いやー最高でした。結成1年目のネタとリクエストネタも観られて、ファンにはたまらないイベント。この2組の手持ちの漫才ネタ全部観たい。ドリーマーズが結成1年目から既にフォームが定まっているのに驚いたな。トークの企画でも話していたけど、ドリーマーズは絶対にスーツ着たほうがいいと思う。今の衣装は安っぽすぎる。漫才の型がグラグラしていてる(ところが魅力)ので、見た目はカッチリしている方がギャップとか説得力とか色々帯びてきそう。なんでもこのライブの後に、『ダイナマイト関西』の関連イベントで浜口浜村の浜村さんが優勝したそうな。本当にうれしい。ハーヴェストといい、波が来ている。これに自信をつけて、賞レースで結果残して欲しいな。終演後、18時からの日本エレキテル連合の単独(買い忘れた)の当日券に並んでみようと試みたが、12時から販売していたらしい。そんなー。諦めて、ディスクユニオンを眺めて、自転車に乗る。ファミマで山下達郎のライブチケットを発券したら5列目だった。ヤバすぎる。失神してしまったらどうしよう。最近引きがいい。もう候補者名簿から外れたので書いていいと思うのだけど、裁判員なんちゃらの最終候補のくじ引きも2回も当選したのだ。仕事上難しかったので断りましたけど。汁なし坦々麺が諦めきれず、池袋の『楊』に向かい、食べた。旨いぞ、汁なし坦々麺は。松重豊が『孤独のグルメ』の後、プライベートでも訪れた事で有名ですね。『孤独のグルメ』のシーズン4も楽しく見始めました。帰宅して、『ゴッドタン』の三四郎小宮の「大声クイズ」観た。小宮さんのかわいさと勘の良さが炸裂していた。
月曜日。夏バテ。スタミナホルモン定食を食らって、元気になったつもりになる。stillichimiyaと山下達郎をひたすら聞いている。2年前に出たBIG BENのソロアルバム欲しい。山下達郎の『ON THE STREET CORNER3』が染みてなりません。
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髪の毛を引っ張ると絵柄や設定の異なる平行世界の自分達がどんどん増殖してきて、自分で溢れかえっていく。最後はお馴染みの主人公死亡オチ。いや、これはもうしりあがり寿の世界観。『なんでもポン太』とか。1期の4話「死んでも死にきれない時もあるじゃんよ」でのジョージ・A・ロメロオマージュとか10話「明日はきっとトゥモローじゃんよ」のループネタも最高でありました、うえのきみこ、という脚本家にはこれからも注目したい。1期では作家の円城塔が脚本で参加した回もあった。
火曜日。仕事後、タワレコでayU tokiOの『恋する団地』と、ユニオンでROSE RECORDから出たスプリット7インチHi,how are you?×videotapemusic『熱海へ行くつもりじゃなかった』と神さま×T☆N☆B『いいな/DORAJERA』の2枚を購入。実家へ。地元に来ても、まだ懐かしい!という感触を得ない。そういえば、くるりのB面集のタイトルが『僕が住んでいた街」だったのよかったな。実家で夜ご飯を食べる。スペアリブと蒸し野菜という食べ馴染みのないメニューだった。お袋の味とは。ヤクルト対巨人戦の中継をやっていたので、じっくり観る。石山が7回まで巨人を2安打に抑える好投を見せ、山田(今期ヤクルトの唯一の希望)と雄平のホームランも飛び出し、ホクホクしていたら、8回に石山がデッドボールを出し自らピンチを招いた途端に3点取られ追いつかれ、延長の末に逆転負け。なんというか今年のヤクルトの常負パターンで、ストレスの溜まる試合だったな。部屋から『きょうのできごと』の文庫版と大瀧詠一とサンボマスター山口の対談が載っている号の『クイックジャパン』を引き取る。
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水曜日。前川知大/蜷川幸雄『太陽2068』をシアターコクーンで観た。
前田敦子観たさに3500円の立見席を購入しての鑑賞。初めて観る蜷川演出の舞台だったのですが、端的に感想を述べると、全くいいと思えなかった。台詞への感情の乗せ方、暗転の多用、音楽の使い方、ギャグの間、コメディ要素の配分、なんだかもうその全部がダサく感じてしまった。舞台美術にお金がかかっているだけだ。
綾野剛、成宮寛貴、前田敦子という3人の若い役者の圧倒的な華は認めざるをえないが、観客もそれ目当てでしかなく、彼らがどんな事をしていてもニヤけ、ザワつく。たとえシリアスなシーンであろうと。ようは、お目当ての芸能人を生で見られれば、それでいいのだ。大林宣彦が監督したAKB48「so long」の60分超えのPVをいまさら観ました。
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