青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近のこと(2013/05/30~)

湿気が強まってきた。水曜日、スカート澤部渡氏の学生時代からの行きつけでという、うどん屋「まる金」がどうしても食べたくて、仕事終わりに小川町へ駆けつける。しかし、夜は居酒屋に変貌を遂げて、うどんを提供していなかった。

(『ピンポン』よりアクマこと佐久間さん)
5月で閉店とのことで、もう昼の時間に行けそうにないので、永遠に「まる金」を食べることは叶わない。想像以上にダウナーな気持ちと空腹を抱えて、苦肉の策としての「天下一品」水道橋店へ。濃さにおいては名店である事に疑いはないが、夜はお酒を飲むお客が多く、飲食店なのに四方から煙草の煙が飛んできて、食事をする環境ではなかった。静かな場所で気持ちを静めようと「ルノアール」に行き、いつもは頼まない黒蜜のドリンクを思いきって注文してみたら「売切れました」との返答。あんまりだ、あんまりな日だ。



木曜日、ロロを観にこまばアゴラへ。開演ギリギリの到着だったので1番前での観賞。あまりの狭さに身体中がバキバキに。特にお尻の痛みは観劇史上最大観測だった。帰りの渋谷駅でご機嫌な若い黒人集団を見かける。その中の1人がなんか見覚えある気がする、と思って調べたらTyler, The Creatorが来日中で渋谷にいたそうなので、もしかしたらあれはOFWGKTAだったのかもしれない。それとは関係なしに駒場東大駅ではマーライオンを見かけた。マーライオンはタイラーより2つ年下だが、もう大学3年生だという。初めて認識した時はまだ高校生だったはず。時の流れを感じた。bloodthirsty butchersの吉村さんの訃報に動揺した。たまらなくなって『Kocorono』を聞きたくなったのだけど、手元になかった。

(再び登場のアクマこと佐久間さん)


金曜日。記憶がない。久しぶりにラーメンズのDVDを少し観た気がする。土曜日は晴れたので洗濯。お昼は行きつけの中華屋でソース焼きそばと餃子を食べた。中華屋なのにオムライスもかつ丼もソース焼きそばもから揚げも出すナイスなお店だ。まるでドラえもんの「グルメテーブルかけ」のようではないか。はっきり言って化調の味が強い超B級グルメなのだけど、抗えない。今の所、バラ肉定食がベスト。身体が中華臭くなったので、昼から風呂に入る。湯船に浸かりながら『それでも町は廻っている』5巻を読んだ。

それでも町は廻っている 5 (ヤングキングコミックス)

それでも町は廻っている 5 (ヤングキングコミックス)

至福だ。5巻で歩鳥がタッツンに「今度は真田も誘ってみるよ」的な事を言うと、タッツンが歩鳥に豆を食えと薦めている。なかなかマニアックな『ドラえもん』のオマージュだ。てんとう虫コミックスでいうと18巻
ドラえもん (18) (てんとう虫コミックス)

ドラえもん (18) (てんとう虫コミックス)

「ガールフレンドカタログ」において、スネ夫のび太ジャイアンに自分のいい噂を広める見返りとして豆を薦めるシーンである。ちなみにのび太スネ夫に薦められた豆を食い過ぎて、大好物のママのホットケーキが食べられなくなる。クリーニングからスーツを回収して実家へ。祖母の法事があるので前日入り。たかだか半年ぶりとは言え、20年過ごした部屋はもう見知らぬ部屋のようであった。引越しの際に置いてきたものを漁っていると、大量の雑誌のバックナンバーが出てきた。『SNOOZER』『JAPAN』『MUSIC MAGAZINE』『QUIK JAPAN』『CUT』・・・くるり銀杏BOYZ松本人志関連のものが多い。『Bridge』の「岸田繁×峯田和伸対談」を思わず頭から全て読んでしまった。岸田のお気に入りは「あの娘に1ミリでもちょっかいかけたら殺す」らしい。

コードとコードの間がかっこいいと思ったんですよ。(中略)そこがね、何で言うかな、小学校の時から今まで俺が楽しんでるのとおなじみたいなんがあったんですよ。

という評がいい。i-podで音楽聴きながら寝ていた。高校生に戻ったような気持ち。


日曜日は法事。親戚付き合いも得意ではないので憂鬱。控え室でボーっとしていると、本日お経を読むお坊さんが入ってくるや、ずっと見つめてくる。「やだ、絶対誰かと間違えられている」と後ずさるも、いよいよ近づいてきて私の名前を呼ぶ。なんとこのお坊さん、大学のサークルの後輩だったのです。しかも、自分が勧誘して入れた後輩だ。祖母の三回忌のお経と説法をサークルの後輩にやってもらった。そんな事ってありますか!?ドラマにも映画にもならないようなエピソードだけど、現実はおもしろい。寺の息子とは聞いていたけども、昔から法事などでお世話になっていた寺の息子だったとは。そして、出家しているとは。いい声だったし、リズム感もあって、いい読経だった。お坊さんもやっぱりボーカリストなのだ。そういえば、大学時代、彼の歌うB’zの「ウルトラソウル」はとてもよかったなー、とか思い出すと、なんだか泣けてきました。夜は新代田フィーバーにザ・なつやすみバンド×ミツメ×森は生きているのスリーマンを観に行った。